社交ダンス
次の日、社交ダンスの練習のため、玄武に言われた通りの時間に大広間に体操服を着て待っていた。
その大広間は、ただ広くて、手の込んだ装飾が、壁と天井に施されていた。
野球でもできるかな?バスケットボールぐらいなら余裕で出来そうだった。
しばらくして、大広間の扉が開いた。
「玄武、遅い。」と言って振り向くと、そこには、男装姿のユキがいた。
「ユキ、カッコいい。黒のスーツ。」
「姫様、今日のお相手は、わたくしがさせて頂きます。」
しばらくして、玄武も大広間に入ってきた。
「姫様、今日は、まずステップの練習から始めましょう。」
「やっぱり、先生は、玄武なの?」
「不満ですか?」
「ダンスできるの?」
「疑ってるようですね、わかりました。」
「ユキ、相手してもらってもいいかな。」
「はい。」
そう言うと、ユキの手を取って、カーテシのようにヒザを付き、それから昨日のお風呂のポーズをとったと思うと、二人流れるようにワルツを踊り出した。
そのまま、二人はフロアが無重力のように軽やかにステップを踏んだ。男装の美男子が、二人でダンスしているようで、まるでBLの一幕のようだった。
「わかったわ。」
「それぐらいにして。」
「姫様も、同じぐらいに踊れるようになりますよ。」とニタッと玄武。
「姫様、大丈夫ですよ。最初は、ステップを覚えるのが大変ですけど、一通り覚えれば、後は楽しくなります。そうなれば、あっと言うまにうまくなります。」
「じゃ、姫様、まずはステップから始めましょう。」
「姫様、私が、前でステップを踏みますから同じように足を動かしてください。」
「わかったわ。」
「アン、ドユー、トワ、アン、ドユー、トワ。」
「それを、体が覚えるまで繰り返してさい。」
それから、1時間、泣きながらみっちりステップの練習した。
「姫様、今日は、これくらいにしましょう。まずは、ダンスを好きになってください。」
「ねえ、ユキ、一人だと楽しくないから、明日から初年騎士団も読んで、ここで一緒に練習したい。」
「それに、みんなに、お城に招待するねって言ったから。」
「わかりました。手配しましょう。」後ろから、玄武の声がした。
「姫様、そうですね。皆さんで楽しく社交ダンスで大使をお迎えしましょう。」
「姫様、今日は、この後、動画で社交ダンスの動きを一緒に見ましょう。」
「ユキ、汗かいたから、先にお風呂に入ってもいい?」
「わかりました。準備いたします。」
そう言って、ユキは部屋から出て行った。
「姫、ダンスの筋は良いですよ。後、仕事中も出来れば、ステップの練習をしてください。」
「玄武も、ダンス上手ね。」
「お褒め頂きありがとうございます。」
しばらくして、ユキが来たので一緒にお風呂に向かった。
「こんなに、早い時間にお風呂に入るのもいいわね。」
ゆっくり湯船にの浸かっていると、男装姿のユキが、掌で石鹸泡を使って体を隅々まで洗てくれた。
きめ細やかな石鹸の泡とユキの吸い付くような手のひらが、なんとも気持ちよかった。
下半身に手が伸びてきたので、思わず、そこは自分で、と言おうとしたけど、ユキの指使いのうまさと気持ちよさに我を忘れ、されるがままにしてしまった。
「ユキ、明日もよろしくお願いします。」
「はい。」と言った、ユキの声がつやっぽかった。
「ダンスの練習のことよ。」
「わかってます。」
そのまま、湯船から上がって服を着た。




