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思い出10

 家の中に入って、まずは、みんなでお風呂に入ることにした。

「佐々木君、今日は逃がさないから。」

「真紀、そっちの手を持っててね。」

「真紀先輩、駄目ですよ。」

「姫様の言うことには、私たち絶対服従なの。」

「それ、コンプライアンスに引っ掛かりますよ。」

「いいの、いいの。」

「それに、内のお風呂そんなに広くないですよ。」

そうこうしていると、いきなり後ろから羽交い絞めにされた。

白虎先輩だった。

すでに裸になって、バスタオルを腰に巻いてる状態だった。

佐々木は、女性二人に服を脱がされると、白虎にそのままお風呂に連れていかれた。

湯船に浸かっていると、女性二人が、水着で現れた。

『よかった。』と思ったのもつかの間、その狭い湯船に二人とも入ってきた。

あっとゆう間に、お湯が流れ出し、姫と白虎と真紀先輩と佐々木は否が応でも密着した。

「真紀も、白虎も、佐々木君もみんな一緒でよかった。」

「黒龍とアリスの時には、ほんとに心配したんだから。」

「それに、真紀が、急に消えるし、佐々木君は、人が変わったみたいになるし、ほんとに大変だったんだから。」

そう言って、姫様は、3人を抱きしめた。

「もう、どこにもいかないでよ。」

「姫様、ごめんなさい。学校に戻った時、ほとんど死んだ状態だったみたい。それで、知らない間に過去に逃避行して・・・。」

「僕が、偶然に見つけた。いや、昔も会ってたから、必然のような気がする。」

「わたしは、3回、佐々木君に助けられたことになるわ。」

「お前は、俺たちと関わることが、子供の時から決まっていたのさ。」

「これから、どうなるんだろう?」

「普通の人生じゃないな。でも、それを愉しめ。」

「私が守ってあげるから、大丈夫よ。」

「言ったな、真紀。」

「姫様も、守ってあげますよ。私より強いけど。」

「いや、姫様を守るのはおれの役目なんで。」

「分かったわ。」

これで、4人の結束がさらに固まったような気がした。

「でも、姫様、僕が倒したあの黒龍は、本物だったんでしょうか?」

「いまいち、倒したという実感が無くて。」

「倒した後も、影が残っただけで、実態もなかったような感じだった。」

「そうよね。最初から、実態が無かったような気もするけど、わからないわ。」

「とりあえず、用心することね。」

「じゃ、そろそろ出ますか?」

「お菓子もいっぱい買ってあります。今日は、皆さんでパーティしましょ。」

「そうね、明後日から、学校だし。今日ぐらい、パッと行きますか。」

と言うと、みんなの顔が暗くなった。

「しまった、春休みの課題やってない。」

「わたしは、大丈夫よ。もう1年、2年生だから。」

「佐々木くん、よかっとわね。真紀と同じクラスになれるかも。」

「じゃ、なおさら、課題やらなきゃ。」

「すみません。僕、パーティ抜けます。」

「明日、私、学校の扉とつなげるから、あっという間に帰れれるよ。今晩ぐらい、いいでしょ。」

「姫様、姫様のあの能力、1つだけ欠点が有るの知ってます?」と佐々木。

「何?」

「あれ、こっち側のドアの鍵が閉められないんですよ。だから、皆さん帰った後で、自分が一人残って、家の戸締をして、普通に飛行機に乗って、帰らないといけないんです。」

「そう、残念ね。」

「しょうがない。白虎、真紀、向こうで佐々木君置いといて飲みなおそう。」

「ごめんなさい、佐々木君。姫様の命令は絶対なの。」

「ごめん。佐々木、右に同じ。」

そういうと、3人はリビングに肩を並べて歩いて行った。

佐々木は、仕方なく、耳を塞ぎながら、一人黙々と春休みの課題を片づけることにした。

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