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直也之草子 〜世界最強を目指す純情少年の怪奇譚〜  作者: 政岡三郎
二之譚 執着ノ轍

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〜第三話 容疑者〜

 ドーモ、政岡三郎です。直也之草子二之譚第三話、始まります。カサイケイジを探す直也達は、女子高生の霊が通っていた西高に通うある人物に話を聞く。その人物から語られたカサイケイジは___。

 翌日月曜日の二時間目の授業が終わる頃。


 里田渚が登校した。


 両親の送り迎えで、車に乗っての登校だった。


 車から降りた渚は歩きにくそうに松葉杖をついて、母親に付き添われながら校舎に入る。


 教室の窓の外からその姿を目撃した鹿乃子は二時間目が終わるや否や、直ぐ様教室を出て廊下をとことこと駆けていく。


 急いで階段を降りようとしてうっかり脚がもつれ、危うく転びそうになったところを、直也がすかさず彼女の左手を掴んで事なきを得る。


 鹿乃子が廊下を駆けていくのを見て、慌てて出てきたのだ。


「怪我でもしたらどうすんだ!?落ち着けかのこ!」


「ご、ごめんなさい……」


 直也に真剣に怒られ、シュンとする鹿乃子。


「……俺も窓際から、里田が学校に入ってくるのは見えた。かのこ、誰よりも心配してたもんな」


 そう言って、鹿乃子に優しく微笑みかける直也。


「一緒に里田の様子、見に行こうぜ!」


「なおくん………うん!」


 直也は鹿乃子をエスコートするように、彼女の左手を引いてゆっくりと二人で階段を降りる。


 一階についたちょうどその時、職員室の扉から、二組の担任と母親を伴って渚が姿を現す。


「渚ちゃん!!」


 鹿乃子が渚のもとまで駆けていく。


「鹿乃子ちゃん……」


 こちらにやってくる鹿乃子に気付いた渚は、困ったような笑みを浮かべる。


「もう……廊下は走っちゃダメでしょ?」


「ご、ごめんなさい……」


 本日二度目の反省を口にする鹿乃子。


「……でも、渚ちゃん。その足……」


 鹿乃子に指摘され、渚ははにかんだ笑みを湛える。


「見ての通り、全快じゃないけど……なんとか、歩けるくらいにはなったよ」


 なんとか歩けるまでに回復した理由はおそらく、女子高生の霊が直也達との戦いで正気を取り戻したからだろう。


 それでもまだ全快ではないのは、霊の無念そのものが解消されていないからだろう。


「心配してくれてありがとうね、鹿乃子ちゃん」


 渚に続いて、彼女の母親が鹿乃子に言う。


「それでは先生、放課後また迎えに来ますので、渚をよろしくお願いいたします」


 一緒に出てきた担任教師にそう告げて、渚の母親は車へと戻っていく。


「心配かけちゃってごめんね、鹿乃子ちゃん?でも、もう大丈夫───」


「そうは見えねえな」


 鹿乃子に心配かけまいと気丈に振る舞う渚に、直也がきっぱりと言う。


「田村君……」


「ったく、なぁ~にが大丈夫だ」


 ポリポリと片手で頭を掻き、直也は鹿乃子の横に並び立つ。


「顔に不安だって書いてるぜ。バレバレな嘘ついてんじゃねえよ、バーカ」


「なっ!?」


 あまりの言い様に、渚は絶句する。


「な、なおくん……」


「た、田村くん!?いきなりそんな言い方……!?」


 傍にいた二組の担任が直也を諌めるが、それを直也は無視して続ける。


「お前がそんな無理して笑ってると、かのこが余計心配すんだよ。()れぇ時はちゃんと、()れぇって言えよ」


「田村くん!いい加減に───」


 尚も歯に衣着せぬ物言いをする直也に、二組の担任が苦言を呈そうとした時───。


「辛いわよ!!」


 今まで押し黙っていた渚が、声を張り上げる。


「辛いに決まってるじゃない!!あんな目にあって……足がこんなことになって………お医者さんにも治せなくて……!!」


 堰をきったように、渚の口から不安が……目からは涙がぽろぽろと溢れてくる。


「いつ治るのか不安で……もうこれから、ずっと治らないんじゃないかって………!!不安で、怖くて…………押し潰されそうよ!!」


 一頻り不安を吐き出した渚は、堪らず廊下の床に崩れ落ち、鹿乃子と教師がすかさず彼女に寄り添う。


「…………私…………ずっと、このままなの?」


 ぽつりと、渚は最後の不安を漏らす。


「渚ちゃん………そんなこと───」


「治るぜ」


 鹿乃子が渚に言葉をかけようとしたその時、直也が断言する。


「お前の足は、ぜってーに俺が治す。かのこに誓うぜ」


 あまりにも根拠に乏しく、そのくせ確固たる自信に満ちた直也の言葉に、渚は一瞬放心する。


「ぜ、絶対にって………どうやって!?お医者さんだって、原因が解らないのに!!適当なこと───」


「言ったよな?」


 渚の言葉を遮るように、直也はピシャリと言う。


「言ったよな、俺は。かのこに誓うって」


 直也は屈み込んで、渚に目線を合わせる。


「俺がかのこに誓うってのは───ぜってぇに二言は()えって意味だ」


「───っ!!」


 渚は思わず言葉に詰まる。


 目の前の少年は、どこまでも熱い、真っ直ぐな眼で自分を見る。


 自分と同い年のはずなのに───。


 根拠なんて、微塵もないはずなのに───。


 どうして彼は、こんなにも自信に満ちているのだろう?


 どうして彼の言葉は、こんなにも頼もしいのだろう?


 気付けば不思議と、渚の中にあった不安は消え去っていた。






________________________






 翌日、火曜日の放課後。


 直也、健悟、月男の三人は、無駄に広いコンビニの駐車場で、コンビニで買ったアイスの入ったレジ袋片手に"とある人物"を待っていた。


「………おっせーな。月男、電話かけろ」


「う~ぃ」


 直也に促され、月男はコンビニの入口横に備え付けられている公衆電話から、とある人物に電話をかける。


 10秒電話するだけで10円かかる公衆電話は長電話になると、金のない小学生には手痛い出費になる。100円玉を使わずに、いかに簡潔に用件を伝え、聞き出せるかが重要だ。


 こういう時、スマートフォンがあれば便利なのだろうが、生憎直也達三人は誰もスマホを持っていなかった。


「しもしも?僕僕、僕です。あ、いえ、詐欺じゃないです。月男です。直也が、『さっさと来いや糞共が』って言ってます」


「そこまでは言ってねえわ!!」


 直也は月男の方を向いて「殴るぞ!」というジェスチャーをする。


「あ、もう着きます?あい、わっかりましたぁ~」


 そう言って、月男は受話器を元の位置に戻す。


「もう来るって………痛たっ」


「テメェ人が伝えろって言ったこと余計な意訳してんじゃねえ!」


 月男を怒鳴り付けて尻を蹴り上げる直也。


「だって直也、人に文句言う時いつもそんな感じじゃん」


「時と場合を考えろや!!今そんなん言ったら、またメンドーな因縁吹っ掛けられ───」


「田村ぁあ!!」


「誰が糞共だおぉおおん!?」


 言った傍から電話の相手、鴇島と鶫屋が現れる。


「チッ、面倒くせえ……。言っとくが、俺は月男にあとどれくらいで着くか聞けって言っただけで、糞共とか言ってねえからな?」


「嘘つけ!テメェいつも、俺らのこと見下してんじゃねえか!」


「そうだそうだ!」


「お前ら、ちょっと黙ってろ」


 収まりがつかないといった様子の鴇島と鶫屋を、直也達が到着を待ちわびていた人物が、ピシャリと黙らせる。


「よっ、白鳥センパイ」


「よう、直也」


 直也達が待っていた人物……それは、鳥頭コンビの先輩の白鳥だった。


 今もそうだが、直也達と初めて会った時、白鳥は学ランを着ていた。


 鳥頭コンビが喧嘩の助っ人を頼めるということは、白鳥は比較的この町の近くに住む人物。


 そして、この町を通る沿線上に有る、最も近い学ランの高校は、死んだ女子高生が通っていた西原高校だ。


 これらの事から、白鳥は西高の生徒だと当たりをつけた直也は、昨日の放課後鴇島と鶫屋にそのことを確認しに行ったのだ。


 結果はビンゴ。早速直也達は、二人に白鳥と連絡を取り、翌日に死んだ女子高生のことについて教えてもらえるよう、頼み込んだのだ。


「しっかし、お前を一度巻き込んだ俺が言うのもなんだが、お前また厄介なことに首を突っ込んでるな?」


「ヘヘ、まぁな。けど今回ばかりはどうしても、首を突っ込まねえわけにはいかねえんだ。早速、あんたの学校で三ヶ月前に死んだ生徒について、教えてくれ」


 会話もそこそこに、直也は早速本題を促す。


「ああ。ま、調べるのはそれほど手間じゃなかったぜ?なんせその死んだ生徒ってのは、去年のミス西高だったからな?」


「ミス西高?」


 白鳥の言葉に、直也は首を傾げる。


「ああ。その死んだ元三年の先輩の名は、井下(いのした)愛弓(あゆみ)。チアダンス部の元部長で、西高のマドンナだったらしいぞ?」


「へぇ、チア部の元部長ね……」


「それだあ!!」


 急に月男が、いつもの無表情のまま声を張り上げる。


「~~ッッ!!急に耳元でデケェ声出すんじゃねえ、タコ!!……なんか思い出したのか?」


 文句を言いつつ月男に思い出した事を訊ねる直也。


「今思い出したけど、僕見覚えあった、あのお姉さん。去年の甲子園で応援席の先頭で踊ってたよ、チアダンス」


 そう語る月男の顔は相変わらず無表情ではあるものの、どこか喉に刺さった小骨が取れたような、スッキリした顔をしている。


「お前、よくそんなん覚えてたなぁ~~」


 感心するような健悟の呟きに、月男は答える。


「うん、ミニスカートから伸びる足がね?メチャクチャエロかったの。このチアリーダーの子エッチな足してるねって、父さんと話した。この前は足が無かったから、すぐには気が付かなかったよ」


((この父子(おやこ)は……))


 エロにしか興味がないのかと、月男にしょうもない物を見るような眼を向ける直也と健悟。


「この前は………」


「足が無かった………?」


 直也達三人の会話に、不思議そうな顔をする白鳥、鴇島、鶫屋の三人。


「いや、こっちの話だ。続けてくれ」


 説明するのが面倒なので適当にはぐらかして、直也は話の続きを促す。


「あ、ああ。それでその井下先輩だが、噂じゃ亡くなる少し前、ストーカーに悩んでいたみたいなんだよ」


「ストーカーに?」


 ここへ来て知れた新たな情報に、直也は眉をひそめる。


「ひょっとして、そのストーカーが"かさいけいじ"!?」


 健悟が思い付いたことを口にする。


「ストーカーかどうかは分からんが……"かさい"ってやつはいたぞ、うちの学校に───」


 白鳥のその言葉に、直也達三人は食いぎみに詰め寄る。


「なにモンだ!?」


「どんな人っすか!?」


「何奴?何奴?」


「お、おいおい……」


 三人が白鳥に詰め寄っていると、鴇島と鶫屋が無理矢理三人を引き剥がす。


「やめろオマエら!!」


「白鳥先輩が困ってんだろ!!」


 鳥頭コンビ二人に言われ、三人は少し冷静になる。


()りぃ、センパイ。それで、その"かさい"って野郎はなにモンなんだ?」


 三人が冷静になったのを見て、白鳥は改めて話を続ける。


「……俺の先輩から聞いた話じゃ、そのかさい……河に西って書いて河西(かさい)って読むんだが……そいつは天文部部長の三年生らしい。ちなみに、今三年だから、井下先輩の一つ下な」


 白鳥は更に続ける。


「部長っつっても、西高(ウチ)は部活動強制参加でな。天文部は、部活動をやりたくないやつらがとりあえず籍を置く部活の筆頭でな。実質的に活動しているのは、河西一人だったらしい」


 白鳥が話していると、鴇島と鶫屋が得意気に割り込んでくる。


「ちなみに白鳥先輩は将棋部……っつっても、将棋部とは名ばかりの、実質麻雀部でな?先輩部内で一番強()えぇんだぜ、麻雀!」


「二、三年の先輩相手でも負けなし!ついた渾名はズバリ、[安アガリの白鳥]!!」


(いや、どうでもいいわ!)


(っつか、安アガリの白鳥って、絶妙にダセェ……)


 口には出さないが、心の中で突っ込みを入れる直也と健悟。


「お前らは黙ってろ!!」


 白鳥が鳥頭コンビを一喝する。


 シュンとして口をつぐむ二人。


「……あ~、でだ。ここまで聞いて分かると思うが、河西は井下先輩とは違って、ろくに人望もない先輩でな?休み時間なんかも教室の隅で一人、天文学の本なんかを読んでる、典型的な根暗だそうだ」


「……ふぅん?」


 白鳥の話で河西の人となりが明らかになるにつれ、直也達の中で河西に対する疑惑が、確かな形を伴っていく。


「じゃあさ?その"陰キャ"の河西くんが、"陽キャ"の井下さんに惚れて、ストーカーしちゃったの?」


「人をイメージで判断するのは良くねぇかもだけど……今までの情報と話の流れ的には、"いかにも"って感じだもんな」


 月男と健悟が考察を述べる。


 しかしそんな二人の考察に、白鳥は首を横に振る。


「それがよ、その線は微妙なんだ、はっきり言って。っつうのも、その河西先輩な……どういうわけか井下先輩とだけは仲が良かったみたいで、一時期は二人が付き合ってるなんて噂もあったみてぇだ」


「なに……?」


 意外な情報に、直也は再び眉をひそめる。


「まさかの陰キャと陽キャのカップル!オタクに優しいギャルは実在した……?」


「いや、ギャルって見た目でもなかったろ、あの女子高生……」


 まさかのカップルに驚きを口にする月男に、突っ込みを入れる健悟。


「だがそれだけで、その河西ってやつがシロだとは限らねえ。下世話な話だが、別れ話がもつれて一方がストーカーになるなんて話も、ザラだからな」


 直也のその言葉に、白鳥はもう一つ情報を付け加える。


「それだけじゃねえ。その河西って先輩だが……"けいじ"って名前じゃねえ。賢いに漢数字の二で、賢二(けんじ)だ。河西(かさい)賢二(けんじ)


 白鳥の話に、健悟と月男は「え……?」と呟く。


「かさいけいじ……じゃなくて………"かさいけんじ"?」


「………確かなのか、そいつは?」


 直也は今一度、白鳥に確認する。


「ああ、間違いねえ。河西(かさい)賢二(けんじ)だ」


 白鳥が確かに断言し、直也は考え込む。


「単純に、直也が聞き間違えてたんじゃない?"かさいけいじ"と"かさいけんじ"なんて、たった一文字しか違わないし、有り得る話だよ。誤差誤差」


 月男の発言に、健悟も同意する。


「俺も、月男の言う通りだと思うぜ?"かさいけいじ"にこれだけ名前の近い人間が、井下さんの周りに居たんだ。間違いなく井下さんが言おうとしたのは、この河西賢二って人のことだろ」


「………………おし」


 熟考の後、直也は結論を出す。


「とにかく、まずはその河西賢二って野郎に会ってみねえと分からねえ。なぁ、白鳥センパイ。その河西はまだ、学校にいるのか?」


 直也が訊くと、白鳥は首を横に振る。


「いや、それがな………どうも河西先輩は、井下先輩が亡くなってから部室にも顔を出さずに、そのまま帰るようになったらしい。たぶん、もう学校には居ないだろうな」


「そうか……。駄目元で訊くがよ?その河西賢二の家の場所は、分からねえか?」


「おいおい。俺も親しい先輩から話を聞いただけで、その河西先輩とは会ったことも無いんだぞ?」


 白鳥がそう言うと、直也は少し残念そうに「そうか……」と呟く。


「……どうやら今日中にってわけにはいかねえみてぇだな。ありがとよ、センパイ。こっからは自分でなんとかするわ。これ、今日の礼な?三人で食ってくれや」


 そう言って直也は、白鳥にコンビニで買ったアイスの入ったレジ袋を渡し、立ち去ろうとする。


「あっ、ちょっと待て、直也」


 白鳥は咄嗟に直也を呼び止める。


「あん?」


 直也が振り返ると、白鳥は直也に一枚の紙を渡す。


「俺のスマホの番号だ。何かあったら、そこにかけてくれ。できる限り力になるからよ」


 そう言う白鳥に、直也はニッと笑う。


「サンキュ、白鳥センパイ。やっぱあんた、良い先輩だぜ」


 そう言って直也は、ひらひらと手を振ってその場を立ち去る。


「あ、えっと………失礼します!」


「オ・ルヴォワ~ル」


 健悟と月男も、直也についていく。




「───しっかし、なんてったってまた、田村達はあんなこと調べてんですかね?」


 直也達が立ち去った後鴇島が疑問を口にする。


「………さぁなあ…」


 直也達の立ち去った方角を見ながら、白鳥が呟く。


「あ、白鳥先輩。自分、ジャリジャリ君コーラ味貰っていいっすか?」


 鶫屋がレジ袋からアイスを一袋取り出し、じゃあ自分もと鴇島がレジ袋に手を入れる。


「……」


 白鳥は黙って直也が立ち去った方を眺めながら、直也について考える。


 自分が助けを求めた時もそうだったが、直也は誰かのためであれば、どのような危険も厭わずに無茶をする節がある。


(………まずいことにならなけりゃいいが…)


「あっ!アイス溶けてんじゃねえか!」


「あのヤロー!」


 白鳥の不安を余所に、鳥頭コンビはアイスが溶けていたことに不平不満を漏らすのであった。



──第四話へ続く──

 直也之草子二之譚第三話、いかがでしたでしょうか?二之譚も謎が深まってまいりました。というわけで、ここからは例の如く登場人物紹介其の十五です。


――――――――――――――――――――――――――――――――――


久谷(ひさたに)佳苗(かなえ)


・誕生日:9月9日(27歳)


・身長:162cm 体重:ヒミツ


・直也のクラスの担任教師。キリッとした顔立ちの眼鏡美人。生徒の教育に熱心な少し厳しめの先生で、クラスの問題児である直也の素行には頭を抱えている。直也達一部の生徒から『パイセン』(オッパイ先生)のあだ名で呼ばれる程の巨乳の持ち主で、その性格やルックスも相まって一部の男性教師、男性保護者のあいだで密かな人気がある。

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