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喜目良商店街の悪魔  作者: 稲荷崎 蛇子
10/14

part10 喜目良商店街の成金



 青大将の営業を放り投げ、鰐淵が向かったのはアーケードだった。針澄による、商売繁盛という願いを取り消させるのが目的である。

 並ぶ屋台を無視し、アーケードの奥に進んで行けばお好み焼きジライヤの看板が見えてきた。しかし、店先の様子は異様の一言に尽きる光景で、鰐淵は思わず立ち止まってしまった。


「あぁーはっはっは!」


 そこには高笑いをしながら、店の前に横付けした高級車に足をかける針澄がいた。


「あたしにひれ伏せ! この商店街の屋台は、ぜぇーんぶ買い取って潰してやる!」


 ボンネットの上に乗り、フロントガラスに片足を乗せて体を広げるように天を仰いでいる。


「あはははは!」


 着ている服は学校の制服でも、店の制服でもない。一目で高価な事がわかる、某ブランドの新作夏服だ。両手の指には巨大な宝石がついた指輪。そして純金製のネックレスを二重三重に首にかけている。おまけに、星型のサングラスをかけてまでいた。


「商売繁盛って……」


 今にも懐から札束を取り出し、ばら撒きかねない。そんな様子の針澄は、遠巻きに見る人々の中から鰐淵を発見したらしい。ボンネットから降りるのではなく、フロントガラスの坂を上り高級車の上に立つ。仁王立ちして鰐淵を見下ろして、言う。


「やっ! 鰐淵さんじゃん! 見て見てこれ! 願い事、叶ったんじゃない?」


 確認するまでもなく、その様子からは願い事が叶った事がわかる。


「お前の商売繁盛のイメージってこういう感じなの?」

「もー笑いが止まんないよ!」


 バコバコと足音を鳴らしながら高級車の後方へ歩き、トランクの上から跳ねて降りる。


「今やジライヤグループの傘下企業は全国規模! あちこちの業界も開拓して、ウチの下に入りたいって会社が山ほど来てるんだ! 金づく力づくでガンガン買収して、片っ端から叩き潰して、今じゃこれもんだ!」


 高級車から降りてきた紳士に向けて、懐から札束を取り出し、その横面を叩く。札束を受け取った紳士は、何も言わず車に残された足跡を掃除し始めた。


「全国のあらゆる経営体をウチがぶっ潰し、この国、世界にはジライヤグループしか存在しない、最強の独占ピラミッドを作ってやる! 世界征服だ!」


 最後にもう一つ高笑いを上げる針澄。鰐淵は少し考えた後に、事情を説明する事にした。


「それがな、聞いてくれ。どうやら願い事が大きすぎたせいで、この街は悪魔の大群に襲われるらしいんだ」

「えぇ? そりゃ大変じゃないか。売られた喧嘩は勝ってやろうよ! ウチのお金で兵器でも何でも揃えるからさ!」

「いやいや、安心してくれ。そこまでする必要はないんだ」

「何言ってんのさ? 売られた喧嘩は片っ端から買って、二度と歯向かえないようボコボコにするのが針澄流だよ。喧嘩は祭りの華! 悪魔が相手だからって日和ってんじゃないよ!」


 腕まくりでサングラスを頭に乗せ直した針澄。鰐淵は危険思想の戦闘民族に説明を重ねた。


「違う違う。どうやら問題なのは願い事の大きさだ。願い事を放棄するだけで解決らしい」

「はぁ?」

「な? 簡単だろ?」


 すると、針澄は肩を落として首を振る。くるりと背を向けた。


「じゃあつまり、商売繁盛した今の状態を捨てろって事?」

「そういう事になるな。まぁ、気を落とすなよ。悪魔の力なんて元々……」

「しかし断る!」


 サングラスをかけ直した針澄が、首だけを回して鰐淵を睨み付けた。


「一度手にした生活水準は、二度と下げられないんだよ!」

「……!」


 鰐淵はその決意を真っ向から受け止め、その上で訴える。


「お前の商売繁盛ってのは、こんな事なのか? 食べてくれるお客の笑顔、おいしいの一言。飯屋にとって一番大切な事は何だ? そんな風に偉そうにふんぞり返って、人の店を潰して! そうやって金を稼ぐ事が、そんな事がお前の願いなのかよ!」


 同じ飲食店で働く者として。譲れない何かを鰐淵は叫んだ。


「お前にとっての商売繁盛ってのは、金さえあれば良いのかよ!」


 鰐淵の叫びは針澄の心に届いた。確かに届いたのだ。しかし届いたからと言って、針澄の返答に変化は生まれない。


「当たり前だぁ!」


 針澄は怒鳴り返す。


「金がなきゃ飯を作るどころか、自分でも食えないの! そしてあたしは、働かないで食う飯が一番うまい! 寝てるだけで入ってくる金が一番欲しい! 食事の美味しさだの、客の笑顔だの、そんなの趣味でやったって出来るんだよぉ!」


 針澄は全世界に拡大するジライヤグループの夢をあきらめない。


「ちゃんと働くからこそ、働かずに得るお金の意味がわかって……」

「ちゃんと働いてたろ! 夏祭りの三日間を店の屋台に費やすなんて、そんな女子校生は働き者で間違いないよ! 何なら普段から放課後は店の従業員だよ!」

「お、うむ、まぁ……」


 半歩下がった鰐淵。針澄は鼻で笑い、勝利を確信した。しかし鰐淵も退く訳にはいかない。悪魔の大群というものが、どれ程に危険で恐ろしいかを知っているのだ。みすみす街の滅亡を無視する事もできない。


「残念だが……それでも、願い事は放棄してもらう」


 右腕がじわじわと黒く変色し、鰐淵の意思に合わせて変質する。


「それはつまり、力づくでも。って事?」

「あぁ。単なる女子校生を相手にそんな事をするのは気が引けるがな」

「……上等。針澄と喧嘩するって事がどんな事か教えてやる。誰を相手にしたのか、後からじっくり考えて後悔しな!」


 針澄の右手が高々と上がり、そして乾いた高音を指が打ち鳴らした。


「出番だよ!」


 ぱちん! と音が響き渡る。続いてどこからともなく、アーケード内にも関わらず、それは上から降ってきた。落下の衝撃は地面のタイルへヒビを走らせる程だが、しかし何の痛痒も感じさせない様子でゆっくりと上体を起こす。その黄色く輝く瞳が、鰐淵を捉えていた。


「さぁ行け! ぐしゃぐしゃにしてイチゴジュースにしてやれ!」


 針澄はそう指示を出すと、自分は高級車の裏に隠れた。


「あらあら……」


 黒い修道服に身を包んだ、神の信徒は構える。その両腕には、巨大な十字架。


「私の拳が光って唸る……。悪魔を殺せとッ! 輝き叫ぶッ!」


 鰐淵は考えるよりも先に体が動くのを感じた。次の瞬間、砲弾のように迫ってきたのは十字架の形をしたトンファーである。


「だああああ!」

「うぅおぉぉぉ!」


 刹那の隙に全身を悪魔化させた鰐淵。両腕を畳んだ前面への防御越しに、大型車の衝突にも似た衝撃が撃ち込まれた。直後の浮遊感から、体ごと吹き飛ばされた事を理解する。


「この、イカれシスターが!」


 悪態をつきながら着地。追撃を警戒しながら、鰐淵は拳を構える。しかし当のイカれシスター犬飼は、余裕の表情で佇んでいる。


「早くしねぇと、悪魔の大群が来るんだぞ! 先に言っとくと、そんなもん俺の手に負えねぇからな!」

「あら……」


 つま先でトントンとタイルを叩く犬飼は、攻撃の意思を見せない。しかし、その目はほんの一瞬たりとも鰐淵からブレない。


「望む所、とでも言っておきましょう。悪魔など、この私がいくらでも浄滅します」

「……あんたらしくねぇな。それに何だ? いつから教会はジライヤグループの専属ボディガードなんてやるように……」


 そこまで言いかけた鰐淵は気が付く。犬飼の持つトンファーが、自身の記憶にあるものと違う。圧倒的に、明らかに違う。


「……なんだ、そりゃ?」

「あら? お気づきですか?」


 犬飼のトンファーは、白い金属コーティングと、無数の輝く宝石で装飾されていた。縁は純金で、武器というよりは工芸作品のようである。


「えっらいギラギラの成金仕様だな……」

「こちらは私の新しいロザリオトンファー。その名も、ロザリオトンファー豪華プレミアム版くるりカスタムです。ここの所に私の名前が彫ってあります」

「え? それの事ロザリオトンファーって呼んでるの?」


 犬飼は手元でトンファーを回転させると、リズミカルなステップで構える。


「さぁ! ロザリオトンファー豪華プレミアム版くるりカスタムの、最初の餌食にして差し上げます!」


 鰐淵は片手を上げ、その行動を制止する。


「ちょっと待ってくれ、本当に良いのか? もう一度考えろ」

「くどい! もはや問答の余地は……」

「違う違う」


 鰐淵はその豪華仕様のロザリオトンファーを指す。


「シスター、あんたそんなもん振り回して、あんたの力でぶつけて平気なのか? 宝石なり金なりが落ちたとか、傷が入ったとか……そんな事、後から言われても責任は取らんからな?」

「えぇっ!」


 犬飼はそこで、トンファーに目を落とす。ざっと見た感じで傷はない。しかし、普段の木製トンファーでは一度も気にした事がなかった問題点を指摘され青ざめる。このトンファーをこのまま使う事は、あまりに危険すぎる事がすぐに理解できたからだ。


「くっ……! さすが悪魔、なんて卑怯で卑劣な……!」


 言葉一つで武器を封じられた事に悔しさを滲ませ、犬飼は鰐淵を睨み付けた。しかし、当の鰐淵は別の事に思考が及ぶ。

 そのトンファーはどこから得たのだろうか。


「いや、まぁ……何がどうしたのか、考えなくてもわかるが……」


 犬飼の願い事は確か、お布施の倍増である。あんなギラギラのトンファーを作れるだけのお布施をする奴など、一人しか知らない。そしてそれを理由に、そいつのボディガードをしているという経緯など、あまりに単純な構図だ。


「あんた、金で雇われたのか……? シスターってそういうのやって良いのか?」

「か、金? 何を根拠のない事を……。あくまで私は、身の回りに危険を感じるという彼女の願いを聞き、ボランティアをしているだけです! そして彼女は私に感謝し、多少のお布施をしました。あなたの想像するような不純な事は、何ひとつありません!」


 そして再び、体に神気を纏う。


「悪魔の言葉など聞くに値しません! 行きますよ! シャイニング、トンファー!」

 聖なる輝きをトンファーに灯す犬飼。しかし、その脚は一歩も踏み出せない。

「くっ……!」


 動けない答えはトンファーにある。これを使って全力で殴打すれば、必然、武器本体にもダメージは発生する。せっかくの美しい外見が、悪魔ごときを理由に傷つくのは嫌だった。


「ふ、ぐぬぬ……!」


 躊躇する犬飼。しかし、その背後から心強い声援が飛ばされた。


「気にすんなシスター! また買ってやる! 思い切り行け!」

「しゃ、社長! はい! 犬飼くるり、行きます!」

「社長って呼んでるんだ」


 今朝からの数時間で、一体何があったのか。鰐淵は気にしつつも、犬飼の攻撃を感知。目で見るより先に防御すると、腕には熱くて重い一撃が振り落とされた。


「今ここで! 社長の未来、私の未来! 全てを守ってみせる!」


 どうやってこの距離を一歩で距離を詰めたのか、鰐淵にはわからなかった。肉体のステージを引き上げ、動体視力を強化。犬飼の素早さに目が追いつく。


「ふぅぅ、あああぁぁぁ!」

「こ、こいつ! 速い!」


 しかし犬飼の速度は、一撃ごとに増していた。聖性を帯びた連続攻撃を受け流しつつ、鰐淵は反撃の隙を狙う。


「速い……が! 舐めるなよォ!」


ぎりぎりの所で首を振って避ける事で、拳による殴打を放つ隙を得る。強引な一撃は、犬飼に防御を強制させる。

 その一瞬を、鰐淵は見逃さない。


「魔煌拳!」


 必殺の一撃は、避けられないはずだった。犬飼のスピードでは、このタイミングなら必中。しかし、犬飼の信仰は不可能を可能にする類のものである。

 静かに、その祈りは唱えられる。


「シャイニングムーヴ」

「しまっ……!」


 鰐淵の攻撃を、閃光がするりと抜けていく。そして、側頭部へと延びるのはロザリオトンファーの一撃。


「浄ッ滅ッ!」

「おおおお!」


 頭部に角が生えるほど、一点に悪魔の力を集約させる。めきめきと、肉体の変質する音が鼓膜に届くのを感じつつ、鰐淵は自分から頭をトンファーにぶつけた。


「だあああ!」

「があああ!」


 撃ち込まれたトンファーに対し、頭突きで対抗した鰐淵。互いの動きが一瞬止まり、やがてどちらも押し込み切れず、互いが弾かれたように距離をとる。


「ふぅぅぅ……!」


 呼吸を整える犬飼を前に、鰐淵は額を押さえながら思考する。このままでは危険である、と。

 そもそもにして、犬飼を相手どるには蛇川の力が欲しい。一対一の戦いでは、対悪魔に特化した犬飼はあまりに戦いづらい。よほど大量のカロリーを蓄えた状態でなければ、勝てる相手ではないのだ。現状のまま犬飼を打倒するほど力を使うと、そのまま餓死しても何らおかしくない。


「やべぇな……」


 口をついて出た言葉は、しかし鰐淵だけのものではなかった。


「やばい」


 高級車の裏から聞こえたのは、針澄が呟く声である。


「やばいやばい! なにこれ! どうなってんの!」


 慌てふためいた針澄が、何やら小さなノートパソコンを片手に震えている。


「どうしました社長!」


 ただならぬ事態に、一時戦いを中断した犬飼。針澄はモニターを凝視している。


「ちくしょおぉぉ! やられたぁぁぁ!」

「社長! お気を確かに!」

「ぐわあああ!」


 絶叫する針澄に何が起きたのか。果たしてそれは、その様子をただ見守る鰐淵の前で説明された。


「裏切りだ……。ブッ潰して買収した会社の社員をそのまま使ってたら……連中、手を組んであたしを嵌めやがった! 全部の負債をあたしに吹っかけて、社長の座まで!」

「なんて事を……!」


 この短時間で、針澄は全てを失っていた。

邪魔者全てを叩き潰し、支配する。針澄の思想は、見事なまでに社員の心を一つにしたのだ。幹部役員をはじめとした、ほとんど全ての人間から共通の敵とされた針澄はクーデターにより失脚。盛者必衰の興亡を半日も経たずに体現した針澄は、泣きながら地面に崩れ落ちた。


「なんという自業自得……」


 思わず正直な感想を漏らした鰐淵だが、それに対して反論する気力も針澄には残っていなかった。


「ふぐ、うぅ……! うぅぅ!」


 ぱしんぱしんと虚しく鳴るのは、針澄が地面を叩く音である。犬飼は寄り添うと、優しくその背を撫でた。


「大丈夫です。私が側にいますよ」

「シスター……」


 針澄は少しでも負債を減らす必要がある。売却できる物は何でも売らなければならなかった。


「じゃあとりあえず……。そのトンファー、返してくんない……?」

「え」

「あたしにはもう、ウチのお好み焼き屋の一店舗しか残らなかったよ……」

「え、あ、いや、あの、これは」

「うん?」

「その、これ一つ売ったくらいでは、そう大した金額には……」

「何言ってるのさ。大した金額だよ。……え? それとも、嫌なの?」

「う、うぁ、あぁぁ……。あああぁぁ……!」

「無理だよ。悪いけどそれ渡す時、サインしたよね。勘違いしてるみたいだけど、それ、貸与だから。贈答でも寄付でもなく、貸与だから。返さないと違約金になるよ? あたしはそれでもお金になるから良いけど。……どうしたの? シスター?」

「あああぁぁ……!」


 犬飼は直前まで首を振っていたが、震える手でトンファーを差し出す事になった。


「…………」


 地面に突っ伏したまま動かなくなった犬飼に歩み寄った鰐淵は、その肩に手を置く。


「また……ウチに来いよ。昼飯代くらいならタダにしてやるからさ」

「う、うぅ……!」


 しかし犬飼はその手を打ち払った。


「悪魔が触るな!」

「ひどい!」


 鰐淵は肉体を人間相当に戻すと、当初の目的を再度告げる。


「こんな時に言うのも何だが……。願い事を放棄してもらわんと、悪魔がな、その……」

「あー? 放棄放棄! 商売繁盛? そういうのは、お客のために働いて、一つずつ積み上げて行くもんなんだよ! 何が願い事だ。あたしは不思議パワーなんか頼らないよ!」


 むしり取ったサングラスを地面に叩きつけながら、針澄は鰐淵に怒鳴った。そして犬飼がその言葉に続く。


「えぇ。願い事を放棄します。お布施とは、人々の信仰ありきのものです。それを悪魔の力で成し遂げる? おぞましい事です。真なる信仰があれば、おのずと寄付金は貯まるでしょう」


 鰐淵は脱力し、落ちた肩のせいで猫背が更に丸くなってしまった。

 こうして、二人の願い事は放棄された。襲い来る悪魔の数は、その放棄された願い事の分だけ減っただろう。どれだけ減ったのか、鰐淵にそれを知る術はない。それを知るであろう人物を鰐淵は思い浮かべるが、そいつは昼休みに外へ出て行ったまま、未だ姿を見ていない。


「……蛇川が見つからない」


 何気なく言った言葉だが、口に出した瞬間に事態の重さを自覚できた。鰐淵だけでなく、犬飼も針澄もまた、それが指す意味を即座に理解できた。


「蛇川が、見つからない? 待て待て、待て! あいつの願い事って……!」

「こ、これは……あたしよりヤバいんじゃ……?」

「あぁ……! 主よ!」


 鰐淵は最悪という言葉の意味を知った。今起きている事がそうである。


「まずい! 本当にまずいぞ! 二人とも協力してくれ! 本当にヤバい!」

「うん。何が出来るかわからないけど、手伝うよ! この街を守らなきゃ!」

「えぇ……。今だけは、たとえ悪魔とでも手を組みましょう。……人類の危機です」


 蛇川の願い事は、単純明快で誤解の余地がない。


「このままだと、あいつのハーレムが出来上がる!」

 三人は、全ての人類を守るために立ち上がる。そして頷き合うと、駆け出した。




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