徒然なるまま過ぎる
いつだって、ある日、突然、橋の向こう岸が、こちらの世界と、全く別に見える。パラレルワールドさながらに。季節で表現するならば、向こう岸が、夏で、こちら岸が、まだ春のままのような。
橋のたもとで、ボーッと突っ立ってみる。
橋といっても、5メートルくらいしかないのだけれど。
渡ったら、もう終わり、最期か…。
カラダが重い、全てが怠い。
遠くに蜃気楼が見える。
あぁ、このまま時空の壁越えられないかなぁ…。とは言っても、
どこの、どんなところに行きたいとかは、
全く頭に無い。