第41話:秘話だよ【現世Part】
前回のあらすじ!
タツさんのルーツ。
そういえば、小倉さん。
「なんだ竹太郎。吞気な質問だったら吞気に答えるぞ」
どんな感じで、吞気に答えるの?
「こぉおぉんな感じだなぁあ。……で、なんだよ?」
怒弩寿琥って、結局何をしている組織なの?
ヤンバルクイナと邂逅した翌日の日曜日――。
特に当てもなく彷徨った末に再び河川敷を訪れた僕は、案の定無意義に河川敷に屯っていた怒弩寿琥たちリーダー・小倉奎吾にそう質問した。
小倉さんはカカオ・シガレットを食べる手を止めて、僕に顔を向けてきた。
「喋ってなかったっけか? 俊生、そこんとこどうだった?」
「一度も話してねぇな。入学式んときに一瞬その話しになったそうだが結局喋らず仕舞いだったんだろう?」
入学式のときとは、レクリエーションでの校庭への移動中のことだ。
「そういやそうだったな。なんだ竹太郎。怒弩寿琥結成に興味あるんか」
いや、別に。
「ねぇのかよ」
「だったらなんで聴きたいんだよ?」とは小倉さんの右腕、スキンヘッド野中俊生だ。
みんなが知りたいかな? と思ったから、知りたいの。
「誰だよ皆って?」
エっちゃんと読者と神さまと時生くんと仏くんと志桜里さんと茶之助くんと遥ねーちゃ
「多い多い。絞れ絞れ。意味不明なの混ぜてないで要約してくれ」
志桜里さんに伝えときたいの。怖くないよって。
「……あぁ、唯一まともに怖がってたおさげの女子か。俺たちとしては怖がられたいんだが……訳を言ってみろ」
彼女、とりわけ真面目そうだし。ヤンキーの類に慣れてないんじゃないかなって。
そう考えると、怒弩寿琥がどんな存在なのか知っておいた方が、彼女も安心して過ごせるんじゃないかなって。
以上です。
小倉さんと野中さん、そして怒弩寿琥メンバー一同は一斉に顔を見合わせた。
「まぁ……縁のなさそうなやつまで怖がらせるのも気が引けるよなぁ」
「俺たちが恐れ慄かせたいのはあいつらだけだもんな」
「巻き添えにすんのはちょっとな……」
「じゃあ、教えてやるか。あれは俺らが竹太郎と同じ新入生だった頃だ」
◆ ◆ ◆
二年前――。
晴れて中学生となって一ヶ月経った小倉奎吾の自室には、「相談がある」と訪ねてきてから無言を貫いている幼馴染――野中俊生がいた。
「で、なんだよ? 折り入って相談って」
「……実は」と俊生は重々しい空気で告白した。
「駿介が被虐を受けてるみたいなんだ」
「なんだと?」
駿介とは野中俊生の弟。物心つく前から友達だった俊生同様、放課後や休日になってはサッカーやモッチャレでバトり合ってきたもう一人の幼馴染だ。その事実上の弟分が被虐を受けている?
「どういうことだ?」
「最近、駿介のやつ、随分と暗い顔で帰って来ててな。普段の明るいあいつとはあまりにかけ離れてたもんだから、何かあったのかと聞いた途端、ものすごい勢いで泣き出してさ。そしたら、そしたら……‼」
俊生は拳を震わせて床に叩きつけた。
「聴けばやつら! 俺が卒業した途端、虎の威を借りやがってとあてつけてきたって言うじゃないか‼」
「はぁぁ?」
あまりにあんまりな理由に、素っ頓狂な声が出てしまった。言えば悪いが、俊生は強面ではあるものの、悪事を働いたことは一度もない。寧ろ、校内に落ちているゴミを積極的に拾い、掃除の雑巾がけも自ら買って出る善人の中の善人だ。
「駿介のやつ、別におまえを盾に威張ったことねぇだろ。そもそも、そんなことするタマじゃあねぇじゃん!」
「そうなんだよ! だから難癖付けてんじゃねぇ! って殴りこんでやろうとしたさ! だが俺はやつらに顔が割れちまってる。学校に苦情を出したら最後、よくもチクったなと駿介が一方的にやられるのが目に見えちまった! だから行けなかった‼ くそっ……‼」
俊生は流れそうな涙を堪えんと、目頭を押さえた。
「……そんで、俺のとこに来たっつうわけか」
「その通りだ」と俊生は言った。
「おまえは昔から人の為なら頭が回るやつだ。兄として情けない限りだが、弟の為にも、どうか力を貸してくれ! この通りだ‼」
言って俊生は床に額と両掌を付けたではないか。
その姿に怒りがこみ上げてきた。弟分を虐げた挙句、それを知りながらも手を下せない目の前の親友に頭を下げさせる加虐者たちを思うと血管がはち切れんばかりに膨張したのが自分でも分かった。
だから彼は手を差し伸ばした。
「頭上げろ俊生。駿介はおまえの弟だが、俺からしても弟同然。弟が困ってるなら助けるのは兄貴として当然のことだ‼」
「奎吾…………ありがとう……‼」
「ほんじゃあ、動くとしてどうしようかね。やつらが俊生と駿介の関係を知ってるってんなら俺のことも知ってるだろうし……俺たちが顔を出すのは得策じゃあないな」
「じゃあ、どうするんだ?」
「焦るな。つまり顔を出さなきゃいいんだよ。そうと決まったら行くぞ」
「何処に行くんだ?」
「協力者集め」
◆ ◆ ◆
十数分後――。
二人は知見を借りるべく、『久木工務店』を訪ねていた。
「よぉ、おっちゃん。創輝いるか?」
「おう、小倉くん。ちょっと待ってな。……おーい創輝! 小倉くんが来たぞ!」
暫くすると、二階から足音とともに、久木創輝が顔を出した。
久木創輝は『久木工務店』の長男。下に弟と妹がいる、小倉と野中同様、気の置けない吊り糸目の同級生だ。
「おぅ、小倉。急にどうした? モッチャレなら負けねぇぞ」
「おまえの〝稲妻モグラ〟は戦いがいあるが今日は違うんだ。おまえ、ビックリドッキリビデオカメラ自作してたろ。それ貸してくれ。撮りてぇもんがある」
「おういいぞ。何撮るんだ? ダンゴムシ? フンコロガシ?」
「興味はあるがそれじゃねぇ。実はな……」
おっちゃんに聞こえない声量で事情を説明すると、久木創輝は目を見開いた。真剣に話を聞くとき限定の表情だった。
「…………詳しく聞かせろ」
◆ ◆ ◆
二週間後――。
大量の自作カメラを携えた三人は真夜中の母校に忍び入った。
◆ ◆ ◆
更に二週間後――。
小学校に登校した野中駿介は、学校の掲示板に人だかりを発見した。
何事かと思い覗いてみると、悪質な加虐書きがなされた自身の学習机と、現行犯で収められながらモザイク処理をされた実行者たちの写真と一緒に、新聞の切り抜きで作られたメッセージが張らさっていた。
『次やったら 証拠写真 教育委員会に送る』
◇ ◇ ◇
「そっから、同じ境遇のやつらが集りに集って、怒弩寿琥になったっつうわけよ。ご清聴ありがとうございました」
ペコリと頭を下げた小倉さんにパチパチパチ……と拍手が送られた。
ひゅう~。
で、結局どうなったの? 駿介くんと加虐者たちは。
「結局訴える気ねぇだろと高括って繰り返してたから市長と委員会に証拠写真送り付けてやったぜ。そしたらやつら、動かない証拠を追及されるなり自分だけは逃れようと互いの悪事曝露し合ったっつって全員漏れなく親御さんと教員の信頼失って学校出禁且つ居住区的に進学予定の中学校にも危険因子と見識共有されてんだとざまぁねぇなガハハのハ」
かっくい~。
あ、でも小倉さん。
「なんだ?」
あまり考えたくない可能性の話だけど、怒弩寿琥の台頭で顔をデカくした人もいるかも知れないよ。
それこそ〝虎の威を借る狐〟になっちゃうけど、そこのところ、大丈夫なの?
「メンバー全員で諭して、しっかり更生させました」
残念ながら、実際に現れたことがあったらしい。
でも、ちゃんと反省したらしい。
怒弩寿琥全員でとは、大変だっただろう。説き諭した側も、諭された側も。
「一人ずつバトンタッチで諭しまくったからな。むこうも途中から後悔で泣き顔だったが、こっちも心を鬼して徹したよ。二度とやりたくない」
どちらにしても心の痛む話だった。
あ、ところで小倉さん。僕、久木工務店とは知り合いかも知れない。
「マジか。おまえ、引っ越してきたばかりだろ? 近所なのか?」
違うよ。クラスメイトに〝久木〟って名字の男子が居るの。久木創輝さん、弟持ちって言ってたし、釘打ち上手なんて工務に便利そうな特技もあるから、ワンチャンあり得るの。
小倉さんと野中さん、今度は二人だけで顔を見合わせた。
そのうちに、小倉さんが訊いてきた。
「……その同級生の下の名前、もしかして〝寿〟だったりする?」
当たり~。
「「知ってる~~!」」
二人の声がハモった。
やはり二人は、寿くんとも顔見知りだった。
「そうか。寿のやつ、竹太郎と同じクラスだったか。もう中学生か」
「あいつの夏休みの自由工作は傑作だったな。二歳の妹のためにつって幼児サイズの木製すべり台自作したんだからな。しかも一般売りと寸分違わぬやつ」
何それ見てみたい。
まぁ、それは別の機会としてだ。
その寿くんのお兄さん〝久木創輝〟さんは今日は居ないの? 似た顔見当たらないけど。
「あぁ。あいつは所属してない態になってんだ。俺たちの活動の要は創輝だからな、迂闊に隠しカメラの提供先がバレたら全部おじゃんになっちまうからな」
それもそうだ。
今の話を聞く限り、活動面の技術担当は創輝さんに一存しているみたいだし。
「なので活動毎にジュース・お菓子を皆で一品ずつ奢っとります」
金遣いが小難しい中学生故の、随分と安い報酬だった。
「金のためじゃないって断られたから、どうにか奢らせてもらう形で交渉した」
かなり食い下がった方だった。
そういえば。活動一発目の隠しカメラはどうしたの?
「証拠写真を収めるなり全部回収して処分しました。元々スクラップだし」
それなら良いのだ。
カメラが押収されでもしたら、そこから顔バレしかねないからね。
……あれ?
僕は大きな矛盾点に気がついた。
じゃあなんで今は顔出ししてんの?
顔出ししたら、余計目につけられるんでしょ?
「それは俺が説明しよう」と野中さんが前に出た。
「竹太郎。仮に近所に極道事務所があったとして、誰も出入りしている気配がなかったらどう思う?」
名ばかりだなぁと気にしなくなるよ。
……あぁ、そうか。
名前だけだと効果薄いのか。
「その通りだ」と野中さんはラムネを二粒くれた。
「当時はそれこそ名前を広めながらも顔出ししないように活動していたんだが。それに勘づかれてから、怒弩寿琥って誰も顔知らないよな。実は名ばかりの存在じゃね? じゃあ今までの告発は全部それっぽいでっち上げだ。と謎理論で盛り返しやがったんだ」
だから、顔出しする必要があったんだね。
「そうだ」と更に三粒追加してくれた。
「このままじゃいけねぇって皆で話し合った末、不良グループとして公の場に出ることにしたのさ。傑作だったぜ。実在してんじゃねぇか! って慌てふためくそれっぽいやつらの顔は」
怒弩寿琥は「へっへっへっ」と笑った。
「ま、近いうち解散する気でいるけどな」
え?
小倉さんの何気ない衝撃発言に、僕は思わずラムネを噛み砕いて、彼を見た。
なんで解散するの?
「不良グループなんざ居ない方が町の為だろうが。〝裏で加虐働きゃ怒弩寿琥襲来たる〟と云われるまでになったんだし、そもそもがそこを目指していたんだから、ここいらが潮時だろうよ」
〝お残しすればもったいないさんが来るよ〟ってやつ?
「そういうこった」と小倉さんはシガレットを一本くれた。
「顔を出して活動するのはもちろん大事だ。だが、もう居なくても象徴として残るなら、名前だけで抑止力になるんだったら、それに越したことはないだろうよ」
怒弩寿琥を見やる。
皆が揃って、「それが一番だ」と顔で物語っていた。
僕は怒弩寿琥の覚悟を見た。
◇ ◇ ◇
と、そこへ「親方ァ!」と怒弩寿琥のメンバーが一人〝ヤンス川上〟が泡を喰って駆け寄ってきた。
「リーダーと呼べ! なんだ⁉」
「ボッボボボボッボブが襲来ましたァァァアア‼」
ボブが襲来たらしい。
「なにィィィイイ⁉‼⁉‼⁉」
怒弩寿琥の反応を見た限り、天敵らしい。
ボブとは一体何者だろうか。どんな姿をしているだろうか? 思わずそう呼びたくなる褐色若しくは黒人のマッチョッチョだろうか?
と、一人想像していると、颯爽と〝ボブ〟は河川敷の上に現れた。
「お前等ァーーーー‼」
「ギャーーーーーー!」
「雨上がりの河川敷は危ないって言ってるだろぉーーーー‼‼‼‼‼」
「ギャーーーーーー!」
あ、ボブだ。
思わずボブと呼びたくなるような、〝現世版アラールのマッチョッチョ〟のような褐色グラサン紛い眼鏡おじさんは「ハァァーーーー‼‼‼‼‼」と河川敷に駆け下りてきた。
「俺は久保田信夫だァァァァアアア‼‼‼‼‼」
本当に久保田信夫だった。
「ん?」とボブが改めて僕の存在に気づき、問うてきた。
「誰だ少年! 見たことねぇ顔だな! 何処校だ⁉」
亜如箆莉野中学校に入学しました木下竹太郎です。最近引っ越してきました。
「そうか! ここらは十字路が多いから間違えんなよ! 散策は済んだか⁉」
近所なら、大体覚えたよ。
「なら問題ないな! 怒弩寿琥とはどういった関係だ⁉」
そこの犬が川に流されていたところを一緒に助けた仲だよ。
野中さんの頭に乗っているイヌスケが「イヌッ!」と鳴いた。
「そいつはお手柄だな! 飼い主もしくは里親は見つかってるか⁉」
絶賛探し中で、聞き込み範囲拡大中なの。
「なら俺も高校に話しておこう! 早く見つかるといいな!」
ボブさんは学校の先生らしい。
ボブさん。どうもありがとう。
「どういたしましてだ! だがそれとこれとは話は別だ! お前等、いい加減解散しやがれェェェェエエエ‼‼‼‼‼」
「嫌じゃぁぁぁああ‼‼‼‼‼」
どうやらボブさんは怒弩寿琥を解散させたいらしい。
まぁまぁボブさん。なんでそこまでして解散させたいの?
いずれ解散するつもりだって言ってるよ?
「おまえらの内申点に悪影響だろうがぁぁ‼」
とても真っ当な、全面的に将来を案じた理由だった。
「そんなん気にして加虐撲滅できるかぁぁ!」
「その為に俺たち教員が目を光らせてんだろうがぁぁ‼」
「教員の前では良い面して潜伏するのが加虐者だろうがぁぁ!」
「だから風紀委員なんて本来いらねぇやつを設立するんだろうがぁぁ‼」
「その抜け穴を突いてくるから差別も加虐も無くなんねんだろがぁぁ!」
「おかげで告発委員会なんて胸糞活動をコッソリ引き受けてもらった生徒に覆面でやってもらわざるを得ないんだろうがぁぁ‼」
「あんたらも苦渋の決断だったろうなぁぁ!」
「全くだバカヤローーーー‼‼‼‼‼」
小倉さん。そろそろ落ち着きなよ。リーダーなんだから、どっしりしとかなきゃ。
ボブさん。学校が違くても、生徒にバカヤローはマズいと思うよ。
気の置けない仲なのは感じ取れるけど、知らない人かすれば通報案件だよ。
「それもそうだ」
「すまん‼」
二人は意思を汲んで、熱を冷ましてくれた。
良かった。良かった。
「「だが譲れないモノが心にある‼‼‼‼‼」」
全然だった。
もうダメだ。
「まぁ落ち着きなさいキミたち」
と、そこへ現れたのが大沼さんでした。
「誰だあなたは⁉」
「儂は大沼。この亜如箆莉川にポイ捨てや違法廃棄が無いか見回る魚人じゃよ」
「そうか‼ 日々お疲れ様です‼」
大沼さん。〝半〟魚人じゃなくて魚人なんだね。
「〝半魚人〟か〝魚人〟か等とわざわざ小難しい分類をすること自体ナンセンスというもの。ならば魚人で統一した方が双方楽であろう。儂らの界隈でも、いちいち名乗り合ったりせんわい」
それもそうだ。
正直、魚人と半魚人、どう違うのかわけわかめだしね。
「そういうことだ。……さて、話を戻そう」
大沼さんは小倉さんとボブさんに向き直った。
「話は聞かせてもらった。お前さんら、組織の解散時期で食い違っておるようじゃな」
第三者の介入に、怒弩寿琥リーダーと教師は静聴の姿勢だ。
「ボブとやら、お前さんの意見は分からなくもない。既に人生の何倍も生きておる者からすれば、見方によっては悪と捉えられかねん行為を進んで行う若人たちの将来を憂うのは至極当然。解散を早めされたいのは誠確かな〝思いやり〟よ」
「大沼さん——⁉」と大人寄りの意見に小倉さんが口を挟みかける。
「だがしかし。少年たちの確固たる守護の意思も本物である」
「‼」
「如何に大人であろうとも、死角にまで目を光らせることはできん。だからこそ、その分を泥に塗れることを厭わず自分たちで担い、下の世代が安心して学校に通えるように抗う彼らを大人の価値観で無下にすることは野暮というものだ」
「大沼さん……!」
「むぅ……」とボブさんが言葉を詰まらせる。
「なので――」
大沼さんは改めて両者の真剣な眼差しに、目を逸らすことなく、正面から向き合った。
「若人の未来を守りたいと、互いに理解し合っている。今はそれで良いではないか?」
イイ感じに〆られた大沼さんの結論に、二人はようやく認め合えたような良い雰囲気になって、同時に口を開いた。
「「先延ばしじゃねぇかっ‼‼‼‼‼」」
◇ ◇ ◇
その後、結局埒が明かないので、ボブさんと怒弩寿琥総出で意見を擦り合わせた末に、元々の予定だったという一学期終わりを目途に解散の運びとなったとさ。
◇ ◇ ◇
――というわけで志桜里さん。怒弩寿琥は悪い人たちじゃないよ。
「情報が多い!!!!!」
「というか大沼さんって何⁉」
「魚人だよ」
「違う! そうじゃない‼」




