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初デートの待ち合わせ

先週、ついに彼女ができた。

勇気を出してダメもとで告白したらまさかのOKをもらえた。

今日はそんな彼女と一緒に初めてのデートにいくことになった。

10分前に待ち合わせ場所にたどり着く。学校では普段は遅刻ばかりしているが初めてのデートというプレッシャーから遅刻はしなかった。

遅刻をしなかった安心感と、これから彼女に会えるうれしさから浮足立ってしまう。

軽い足取りで待ち合わせ場所に近づくと彼女がいた。

心臓が真上に飛び跳ねあわてて彼女に駆け寄り声をかける。


「ごめん!待たせちゃった?」


慌てながら彼女に声をかけると少し驚いた後、ゆっくりと微笑みながら口を開いた。


「私も今来たところですから大丈夫ですよ。」


「(かわいい)」


心からあふれかけた言葉をせき止め返事を返す。


「そっか!よかったー。」


「それよりも○○さん」


「ん?なに?」


「どうして昨日の二時十八分(深夜)のメッセージ返信してくれないんですか?私のこと嫌いになったんですか?私とっても不安になったんですよetc‥‥etc‥‥」


急に彼女の顔が暗くなり、早口でまくし立て始める。どうやら心配をかけてしまったようだ。


「あーごめんごめん!昨日寝落ちしたのもあるんだけど元からスマホいじる方じゃなくてさー」


「どうしてそんなこと言うんですか?私は○○さんのことが好きだからずっとつながっていたいのに○○さんは違ううんですか?どうし・・・・」



「じゃあ一緒に暮らす?」



ピタっと彼女の動きと口が止まる。


「へ?」


「いや~俺も○○ちゃんとできるだけ一緒にいたいし、お互い一人暮らしだしちょうどよくない?」

「それに同棲して新婚気分味わいたいし・・・」


「しっ・・・新婚っ!!!」


「やっぱりまだ駄目?」


「そんなことないです!すごくうれしいです!!!」



「かわいいっ!!」



顔を真っ赤にしながら喜んでいる彼女を見てつい声が漏れだしてしまう。

・・・漏れたにしては多少声量が大きかったのは気のせいである。


「かっ・・・かわっ・・・!!!」


はたから見ればバカップルに見えるのだろうか?





あぁ・・・彼女に愛されて幸せです♪

Twitter:@etidan555

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