ケモ耳は天使です(真顔)
と、いうわけで。
どうも、陽菜です。
なんやかんやでやっと新しい登場人物が出せそうです。
そして暗号っぽい何が今回もありますが、その解き方はまたいつか、正確に言えば本編で解決したら(多分もっと先)にします。
ではどうぞ。
「ふ、わぁ〜。」
結果的に、私は『真』になったらしいです。
でも正直凛が良かったです。
真?何それ?凛の方が可愛げあるって!男に可愛げあったらいけないけどさ!心女なんだから!少しぐらい女の子っぽくてもいいだろ!?
「・・・最悪。」
現在の時刻 8:50
そして、今日の曜日 月曜日
お分かりいただけただろうか?
そう。そうなのだ。学校なのだ・・・。そして、登校すべき時間は8:20。これでお分かりいただけただろう。
そう。遅刻したのだ!最悪だ!どうせまた怒られるんだろ!?
悪いか!?目を覚ましたらそのまま日曜だと思って二度寝しちゃったんだよ!悪いか!?あるあるだよ!
「最悪だよ・・・」
今日何かがあったとしたら、絶対に不幸な気がする。自分で言うのもどうかと思うけどさ、かなりヤバイ。いやな予感がするもん。悪寒がするもん。
プルルルル
「ひぃッ!?」
は、早く学校に向かわなきゃ・・・(精神的に)殺される・・・!
ああぁぁぁ。最悪。最悪しか言ってない気がする。
・・・。真面目に学校いこう。もう何でもいい。
・・・そして、何時間かたちました。
「ただいま〜」
・・・え?学校はどうしたんだ、って?
そんなの聞かないでよ〜。こっちもいろいろとあったんだよ。
・・え?怒られたか、だって?そりゃもちろん怒られました。いや〜、大変だね〜、先生って。将来は絶対先生にならないと決めたよ。え?理由?そんなの・・・。
・・・あっ、いえなんでも無いです。すいません。ま、まぁそんなことはどうでもいいじゃん?
気にしたら負けなんだよ。だから気にするな。私も気にしない。よし、解決。
・・・さて、本題なのですけれども。
私お金どうしよう!?やばいよ!?初期で借金一京です。はい。・・・あははー。
後先考えて行動しなきゃね、これから。やばい・・・借金返せるかしら・・・?
てか『京』って何?そんな単位あったっけ?
え〜・・・っと?
一、十、百、千、万、一万、十万、百万、千万、一億、二億、三億・・・あれ?
何かおかしくね?いや、やっぱ無理だわ。インターネットで調べよう。うん。そうしよう。
正直言って億から数字が一つずつになるんだよね、う〜ん。ミステリー。
ま、どうでもいい話だったね。
「え〜お金の単位。っと・・・。・・・お?」
あった、あった。え〜っとなになに?
一、十、百、千、万、億、兆、け・・・京、垓、秭・・・って読むの?ま、いいや。・・で?穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇・・・なの?よくわからん、那由多、不可思議、無量大数・・・と。
・・・えー、何これ。最後らへんよくわかんねぇ・・・。
えーーーー・・・・っとーーー?
垓が10の20乗?何じゃそりゃ。穣が・・・・10の28乗。え?なんで28?わけわからん。
もー・・・どーでもいい・・・・。
えー・・・問題の京が・・・10の16乗・・・?なんで16?まぁいいけど。んで?数字で表すと・・・。めんどくさいから計算機でやろう。えー・・・。
1e+16・・?何それ初耳。・・・もうどうでもいいや!
頭使って眠くなってきたし・・・寝よう。
そんなわけで私は寝た。なぜ、お金の単位を調べていたかを忘れて。見る夢が幸せであることを願って。
そして、目を開けた。目の前には何かドロドロした人の顔の形があった。
「ええぇぇぇ!?」
「『うるさいですね。』」
うぉう!?だ、誰かと思った・・・。お前かよ!?無駄イケ!
「『失礼なこと考えましたよね、今。』」
「エッ!?いや考えてないよ!」
「『・・・キモイです。』」
うるせぇ。そんなのほっとけ!触れるな!見て見ぬふりしろ!
「『で?貴方の名前は何なんですか?』」
「え?・・・あぁ。名前は・・・。」
えーっと・・・・『凛』は、却下されたな。えー・・・何だっけ?
「あ!そうそう!『真』だ!」
「『そうそう、って・・・自分の名前忘れてたんですか?阿呆ですね。』」
え・・・声にででた・・・?まじか、これから変なこと言わないように気をつけないと・・・。
「『で?真・・・でしたっけ?』」
「あぁ、うん。そう真。」
あきれた目で見られた。別にいいんだけどね。気にしないし。気にしたくもないし!
「あ、お前の名前は?」
「『?・・・あぁ、僕の名前は920493・25563493です。』」
・・・え?なんで聞き取れないの?翻訳機ニセモノだったの?
「『どうしたんですか?』」
「お前の名前が聞き取れん。」
僕がそう言うと無駄イケは信じられないと言った表情で僕を、正確には僕の顔についている翻訳機を見て、何やら難しいことをブツブツ呟いていた。
「『・・・何ッ!?ほ、本当ですか!?・・・まだ改良が必要だったか。でも何が違うんだ?彼女に協力してもらって見てもらった分には成功していたはずだ。彼女が嘘をつくとは考えにくいし・・・じゃあ何が悪いんだ?僕の魔法術式に加え彼女の術式。完璧だったはずだ。』」
「おーい?」
「『じゃあ何がダメなんだ?くそッ、こんなことになるならば僕自身が実験台になればよかった。・・・だが・・・いや、まてよ?』」
ダメだコイツ、全然聞いてねぇ・・・。
「『・・・仕方ないですね。では次の目的地は"あそこ"にしましょう。』」
「あ、話終わった?」
話という名の独り言だけどな、別に誰もいないしいいだろ。気にしたら負けだ。
「『では、取り敢えず僕のことは』」
「無駄イケな」
「『は?』」
僕が自信満々に無駄イケを命名したら睨まれた。なんで?
「『・・・無駄イケって、なんですかそれ?』」
「え?お前の名前。」
「『絶対イヤです。』」
えー。・・結構いい名前だろ。自分がその名前で呼ばれたら・・・。
イヤだな。もう色々と終わる気がする。
「んー・・・じゃあ。"L"で。」
「『・・・まぁ、それならいいですよ?』」
いいんだ。ただそれっぽい言葉があったからそうしただけだけどさ。
いいんだ。エルで。まぁ、無駄イケよりかはマシだな。
「『じゃあ、ここを出ましょうか。』」
「えっ?」
「『は?』」
何でこの楽園から出なきゃいけないの?なんで!?
「『・・・お金。』」
「っ・・・・はぃ・・・。ついていきます。」
くっそ・・・こいつに弱み握られた・・・最悪だよ!
しかも お金がらみとか!最悪・・・。
・・・最悪しか言ってない気がする・・・。
ま、いいか。
・・・よくないか?てか普通にどうでもいい。・・・自分が言い出したことだけどな。
そんなことを考えながら、僕たちは楽園から出た。そのまま門へ向かい、門をくぐった。
そしてその瞬間
「・・・え?」
目の前に風が吹いた。
そして少し遠くに、少女がいた。
「け・・・ケモ耳ッ!!??」
「『・・は?』」
なんだか隣にいるやつが冷たい目で見てきたけど気にしない!そんな目じゃ俺は止められないッ!!待ってろケモ耳・・・つまり、天使!!俺の天使に対する愛は止まらないッ!!
「『ちょっ・・・待ってください!!!』」
俺がその少女の方へいこうした時、エルが目の前に立ち塞がった。
・・・・ッは!?
い、今僕は何を・・・?
「『どうしたんですか急に!』」
「・・・さぁ?」
一体何があったんだ・・・?別にどうでもいいけど。
「あ。」
ケモ耳の子がいたってことは・・・ケモ耳の子がいっぱいいる王国があるってことか!
最高ッじゃないか!!!???
その事実が知れただけでこれからの人生とあの正体不明の少年に感謝して過ごせるよ!?
なんたってケモ耳天使!ケモ耳いるなら頑張れる!
「『・・・聞いているんですか?』」
え?・・・え!?
な・・・え?すまん!聞いてなかった!聞く気すらなかった!もうお前に興味ない!
「『・・・で?急にどうしたんですか?』」
「・・・ケモ耳王国はあるのか?」
「『え?』」
「ケモ耳王国はあるのか、って聞いてんだよ!!」
「『え、えぇ。僕の想像と貴方のいうケモ耳王国が一致していれば。』」
「じゃ、行き先はそこだな。」
うっしゃ!やる気でてきた!頑張るぞ〜!隣のエルが不満気な声漏らしてたけど気にしない!別にどうでもいいもん!
「あ、あの子まだいる・・・」
・・え?まだいる?・・・。よし!では行こう!ケモ耳のためならたとえ火の中水の中!乗り越えてみせるッ!
とか思ってましたけどね、流石にこれは無いでしょう。
えぇ、何があったかと言いますと。
ケモ耳少女追いかけます→ケモ耳少女逃げます→追います→エル置いてきます→前方にケモ耳見えます→落とし穴に落ちました。
ということですね。そしてその穴が意外に深いのですよ。いや〜・・・誰だよ!?誰がこんなところに穴掘ったんだよ!?
「『大丈夫ですか〜?」
「俺の事はいい!早くケモ耳を!」
「『見失いました〜!』」
何だと?見失っただと?あれだけ頑張って追いかけたのに!?努力が無駄になった気がするよ!・・・でもまぁ、見失ったなら仕方ない。取り敢えずは助けてもらおう、そこからだな。
「たーすーけーてー!!!」
「『はぁ、わかりましたよー!』」
そう言ったエルは何処かへと消えた。
そして数十分。
「いや、遅すぎじゃね?」
流石に遅すぎじゃね?もう暇すぎて死にそうなんだけど。静かすぎてストレス溜まるんだけど。
今まで見ていなかった周りを見てみる。
「・・・ん?」
よくよく見てみると、もう一つ穴があった。そしてその穴には針があり、少しだけ血の匂いがした。
「え?」
やばくね?落ちたら終わりじゃね?落ちなくてよかった。いや、良くないけど。取り敢えず、一言だけ言わせてもらいます。
「グロい・・・」
そして、ちょうどいいのか悪いのか、上から紐が落ちてきた。
「『早く上がってきてくださいね〜?』」
「おー!」
さーってと、行きますか!
そして、数分後。
無事に穴から出ることができました。やったね!すっげー疲れたけど!
「『取り敢えず、増額ですね。』」
「えッ!?」
な・・・え?ぞうがく、増額?増額ってあの?お金が増え、増える。
増える・・・どっちに?
性格からすると・・・。
「『というわけで1ニジル10アイリの借金ですね♪』」
こ、コイツ・・!確信犯め・・!!
許さん!いつか絶対仕返ししたる!
そんなことを思って借金メモ(エル命名)に書いているエルを見た。
すると僕の視界がぼやけた。
そしてその瞬間、僕の意識はぷつりと切れた。
チュンチュン、と元気そうな嬉しそうな鳴き声。
ピピピピ、と自分が愛用している聞き慣れた機械の音。
そして見慣れた自分の部屋の天井。
今は全てが自分のイラつく材料にしかならなかった。
「あのクソ野郎・・・!いつか絶対に見返してこき使ってやる・・・!」
別に、助けてもらったお礼もあるし、まぁいいのだ。増額は許さない。あとケモ耳少女を見失ったのも。
叫びたいが、流石にそれはダメなので心の中で叫ぼう。
________ケモ耳と話をしてみたかった・・・!!!
どうでしたか?誤字・脱字あったら教えてください。
最初らへんの主人公ちゃんの億からの話は自分自身です。なんでだろう?
ちなみに自分は曲で億からのやつを覚えてます。
自分で書いているのに主人公がいい人なのか悪い人なのかがよくわからなくなってきました。別にいいけど。
あ、それと主人公が「俺」って言ったり「僕」って言ったりしているのは気にしないでください。(多分)もうちょっと先に理由がわかりますので。
ではでは、また。
2016年6月6日 ルビを振りました