冬という季節は少し悲しいです。
どうも、陽菜です。
今回は何気に初の日常パート。
春が出会いの季節ならば、きっと冬は春に出会うための別れの季節だ。
別れてしまっては、もう二度と会うこともないかもしれない・・・。
主人公ちゃんのちょっと新しい一面を心がけました。雑なのは気にしない。きっと思い出したくなかったんだよ。
これは、私が無駄イケにあったすこしあとの話である。
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今日は3月1日。
そう、三年生を送る会。つまり、三送会である。
今日は少し肌寒く、暖房が無い体育館ではかなり厳しい寒さである。しかもスカートである。こういう時だけは男になりたかったな、と思う。
ちなみにプログラムはわかりやすいことに最初真面目であとはテンションアゲアゲでいくぜー!!!ということである。まぁ分かりやすい話表彰とかは最初に済ませる、ということである。ちなみにそのあとは学年発表だ、我らが夢鳥乃学園・・・と言いたいところだか中学校は、なんとも行事が多いです。クソめんどくせぇ。
さて、あと少しで1年の学年発表ですが。
「それでは、1年生の皆さん。準備をお願いします。」
あ、始まりますね。ちなみに1年生は合唱。なにも面白くない。もっとテンション上げようぜ?先生。最初の発表なんだからさ〜。
とか心の中で思いながら無表情で準備する。準備と言っても合唱台に乗るだけだ。あとはまぁ、流れでなんとかなるって!
「卒業生の皆さん!________」
ふぅ、終わりました。
合唱も終わりました。ただ今トイレ休憩です。え?終わるの早くないかって?気のせいだよ。歌詞も間違えなかったし一生懸命歌ったし、音も間違えなかった!(多分)だからなにもなかったよ。
ピロピロリン ピロピロリン
放送だ。どうやらトイレ休憩は終わったようです。悲しいな〜、友達と話せなかった〜。
「2年生の皆さん、準備をお願いします。」
さー、2年生は何を見せてくれるのかな〜?
楽しいのだといいけど・・・。
・・・。
語りきれなさそうだったのでショートカット、しました。実はあんま覚えてない。え?何を2年生はやっていたのか、だって?劇と合唱だよ。合唱の次元が違ってもう泣きそう。
「さて、次は・・・」
さて、突然だがこの夢鳥乃中学校はこの三年生を送る会の時に学年発表とは別の発表がある。それが有志発表。なんのひねりもないな。
有志はその名の通りだ。説明すると自分からやりたい、と言った人だ。
そして、私もそのうちの一人。有志といってもオーディションがあるのだ。私は二つ受けて一つ落ちた。まぁ、そのうちの一つは初めてのクラス全員での発表だからな。ある意味それで押し切った気がする。
最初はテンション高めの発表。
次は見ている人を巻き込んでのマジックショー。
その次は二年連続出場チーム(らしい、実際本当かのかどうか知らない)の歌とダンス。
そして、トーチの・・・ほら、アレだ。火のところをライトにしたやつ、の技?
そして我らが一年夢組の発表。ただ単に舞台の人が踊り下の人が手を叩いてリズムを取りサビで皆踊りだす、そして最後が上手ければ下手でもない色々と必死な歌。ある意味元気が取り柄な夢組にあっている発表の気もするが。まぁそんなような発表。
次は部活の顧問を題材にした劇。なかなか面白かった。うんうん。
最後は楽器演奏と歌だ。うんうん。マイク雑音入ってない?聞こえにくいでござるよ。
そして有志発表も終わり、あとは全学年で歌を歌うだけだ。そこは気合で何とかした。べ、別に音を外してなんかいないんだからね!?
と、まぁこのようにして三送会は終わった。
さて、そして次の日の3月2日。そう、卒業式練習の日である!
はい、2時間連続だったわけですが、1時間目は全体の流れ、つまり座っていること中心。2時間目は歌練習という、何とも言えない時間割である。くそねみぃ。1時間目なんかほとんど話し聞かずに心の中で歌歌ってたから、それでも眠かった。
そして意地と気合で乗り越えた1日となりました。
またまた次の日。3月3日。卒業式練習である!3年生も一緒にである!正直言おう。先生がかけてくるプレッシャーがヤバい。どのくらいヤバいというと自分の私生活を防犯カメラで見られてるくらいのプレッシャー。え?分かりにくいだって?気にするな!
そして2時間目!歌練習!何故か3年生の歌練習を先にする先生!3年生上手いね!男声の方が強いけど!気にしたら負けかな!?上手ければいいんだよね!
そして1、2年生の歌練習!何故か一年生だけに注意してくる学年の先生!なんで!?音痴だから!不協和音にさせるだけだから!?そんな声出せとか言わないで!?そして、聞いていた三年生にありがたい助言を頂きました。
内容はコレ↓
・クレシェンドつけろよ・・・盛り上がんねぇだろ・・・?
・もう少し頑張ろう?
・声はいいんだからもう少し自信を持って声を出そう!
ちなみに2番目の人は適当です。忘れちった☆・・・あ、冗談です。聞こえなかっただけなんです。最後の三年生・・・!フォローからの注意・・!上げて落とすということですね分かります・・・!
そして最後歌いました。
拍手もらいましたぜ!多分もう終わる時間だから、ってのもあるんだろうけど!そして最後に。あ、三年生と二年生は退場しました。
1年だけ残り、説教されました。その時の心情はね、お腹すいた。早く終わらないかな〜。だよ?だってお腹すいたんだもん、仕方ないって!でね!お昼はカレーだったの!美味かったよ!
そのあとは一時間使っての掃除!正直言って学校での掃除は嫌いじゃない!むしろ好き!
・・・でもね?家での自分の部屋はなんか無理なんだよね〜・・・。
それで、準備終了!なかなか楽しい時間を過ごせたよ!
そして、次の日。卒業式当日。
私は焦っていた。何故かって?学校に着いてからするべき行動を忘れてしまったのだよ・・。
えぇ、それでね?先生からの視線が痛い。で、もう1人と偶然合流してちゃんと行きました。でもね?その時先生とすれ違ってね?言われたの。ちゃんと貴方には話しましたよね。分かりましたか?って。やだー、怖い〜。
で、卒業式!
つらたん。座り方間違えたせいでかなりヤバいでござるよ。あと周りの人がこっくりしてる。で、後片付け。・・え?あの後どうなったかだって?決まってんじゃん。歌歌った。ちなみに普通に三年生からのアドバイス忘れてました。てへっ☆
・・で、後片付けの時に知りましたけど保護者と三年生だけ新しい椅子なんだね。2年と1年の扱いひどくね?とか思ったのは内緒です。
あとは花道。これはかなり気まずかった。
ただでさえ知り合いが少ないのに最後らへんとか、ないでしょ。皆私の方を見た瞬間空気が冷めたから!?あれ心の中で凄い焦ったから!?で、まぁ、何事もなく終わりました。
でも、今になってやっぱり思うんです。
三年生に自分の趣味をさらけ出して語り合いたかったな・・・と。
それと同時に、冬が少しだけ嫌いになりました。
今ここで分かれてしまったら、もう二度と話すことは無いかもしれない。会うことすら無いかもしれない。そんな思いを持ちながら(多分)校門から出て行く卒業生の事を、少しだか尊敬した。
だが三年生の為だけに正門からでて行くことを許されないのは無いと思う。
〜冬は別れの季節〜
どうでしたか?
誤字・脱字あったら教えてください。
卒業式は、大変ですよね。
ちなみに主人公ちゃんは中学1年生です。わかったと思いますけど。
ではまた次回。