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夢トリ冒険録  作者: 月影 陽菜
〜出会い編〜
2/21

えーっと、誰ですか?・・あっ、そういう落ちですか。

どうも、陽菜です。

今回は前回より多いかな・・・?

ちなみに日常パートは気が向いたら書きます。

そこには、少年がいた。

・・・のですが、いや、あの、その少年が・・・ねぇ?

・・・生暖かい目でこちらを見ているんですよ。

正直に言いますとね。

殴りたい。

あ、つい心の声がッ

そんなことを思っていたその時に、急に少年…もう"ソイツ"でいいや。

そのくっそムカついた…僕、に"ソイツ"は一瞬だが目を逸らし、


「やぁやぁ、神だよ!」


そう言いながら"ソイツ"は笑った。

さっきのような生暖かい笑顔が混じっているような気がした。


「・・・は?」


今だに状況を飲み込めていないわた・・・ゲフンゲフン、僕は聞き返す。ちなみに状況がわからない上でのは?である。


「やだなぁ〜、君が呼んだんだろ?」


あらやだ、奥様〜とかよくあるドラマのおばさんみたいなフリをして少年かみは言った。


「・・・は?」


二回目のは?である。ちなみにこのは?は、正体不明の少年かみに対してのバカみたいな演技には?である。


「えー、もう少し話をしようよー」


ぶーぶーと、口を尖らせて正体不明の少年かみが言った。はっきり言うと、気持ち悪・・・くはないけど、可愛くもない。微妙だ。どちらかといえば、何処かの漫画に出てきそう。


「は?」


3度目のは?きましたー。いぇーい。ちなみにこれは正体不明の少年かみのギャップには?である。


「いやいやいやいや、怖い怖い怖い」


いやいやいや、長すぎ。うざい。消えろ。二度と現れんな。とか思ってなにがいけない?なにも悪くなーい。僕なにも知らなーい。


「・・・あっ、そ」


そっけないと思った人ー。はーい。

だってさ、仕方ないじゃん?…あれ?・・・よくよく考えたらさ。よし、聞いてみるか。


「ちなみに聞くけど」

「・・・なんだい?」


今回だけはなにも聞かないでいてやろう。心の広い僕に感謝せよ。正体不明の少年かみ


「あんたは神に良く有る『心が読める』ってことできないの?」


言いたいことはそれだけだ。と言っても、私にとっては結構重要だ。なぜかと言ったら、心の中のことがバレる=心で実況(仮)ができなくなるから!だって恥ずかしいじゃん!


「いやー、こっちにもいろいろとねー」


その瞬間。僕は清々しい笑顔まがおで言い放った。


「できないんだ」


これで何とか今の生活できそうだぜ!でもよくよく考えたらいちいち口にするのめんどいぜ!


「えぇ!?・・・いや、そんなことは・・・」


正体不明の少年かみが僕から目をそらしながら言う。正直言って、ダラダラ汗をかいているに違いない!多分!


「わかった。できないんだな。」


もう一度聞いた(清々しい笑顔まがおで)。これでなんとか僕の心の中の平穏が続きそうだぜ!よかった!マジで!


「いや、あの。一応・・・できるよ?」


少し控えめに、躊躇いながら正体不明の少年かみが言った。正直言って説得力皆無だ。


「ふーん。」


ちょっと楽しくなってきたのでジト目で見てみる。

・・・特に気づいてくれなくて少しさみしいです。ぐすん。


「・・・あ、そろそろ時間・・・」


突然、では無いけどおそらく話題を変えようとしたのだろう。心が海より広い僕ちゃんはそれに乗ってあげるんだぞ!ちなみに、こう考えるまで0.7秒。早いでしょ!


「時間?」


心の中ではそう思って熱くなっていてもそれを顔に出さないのが僕!これは軽く意地になってるよ!結構マジで!


「いや、なんでもない」


結局言わないのね。

全く、酷いわー。というより、私ってそんな信用無い?酷いなー。


「じゃ、ココの説明」


と言って指差したのは地面。

・・・この場所は、って意味だからね?勘違いしないようにね?


「・・・わかったよ。」


え?なにが?わかりません。なにがわかったの!?心の声!?え!?私の心の声聞かれた!?

・・・ん?・・・あぁ、さっきのココの説明?マジで?よかったぁ〜。

これで教えてもらえなかったら、僕終わってたわー。


「・・・ねぇ」


僕は流石におかしいと思った。

なぜかって?考えている時間がいつもより長かったから。

・・・5分ぐらいかな?あの心の声。え?長くないかって?今はちょっと慎重に考えただけですよ。

で、流石に変だと思ったから聞いたのですよ。


「な、なんだい?」


この慌て方、あの空いた時間。

・・・ここから導き出される答えは一つ!


「まさか忘れたとは言わないよね?」


である!正直言ってそれは本当に神だとしたらどうかと思う!

いや考えて見て!?

神が自分の世界のこと知らないんだぜ!?もうそれダメだろ!?


「ま、ままままっさかー」


ハイ、決定。これは間違いないですわー。


「だよな。」


思いっきりイイ笑顔で言いました。

眩しいか?眩しいか?眩しいなら嬉しい。目指すは爽やかイケメン!


「・・・あっ!そうそう。」


やっと思い出したか、常識がなってないよ、全く。さっさと帰らせてくないかなー。


「・・・なに?」


ちょっとだけ、本当にちょっとだけだよ?

イラついたんで、笑顔くろわらで言いました。

…今男だからあんま怖く無いな。

よくよく考えたら。


「ここは《願い》から生まれた世界」


いや、唐突すぎ…って


「・・・は?」


僕の声が聞こえていないのか、そのまま説明を続けた。

そしてなんか空気がシリアス…


「だから『願い』が増えれば増えるほど『種』・・・いや『種族』が生まれ続ける。」


なんか急に真面目な顔になったし。

…似合わねぇ!


「うっわー・・・なんかなー。」


おっと、ついつい言葉に出しちゃったぜ。

今、すっげー引いた顔してんな。

多分、てか絶対。


「・・・それで、戦争がおきた。」


唐突=わけわかめの方式が成り立ちそうな今日この頃。

僕は言いましょう。


「・・・はぁ?」


と、僕にシリアスが似合わないことを知ってこの空気にしているのだろうか…そうだったら絶対許さん。


「その戦争は、時代が変わるごとに起きた。」


少年の心は本当に神なのか?

凄い普通の少年に見える。言っている内容は…うん、まぁ。あははー。


「ふふ、なんでだと思う?」


軽く、本当に軽く聞き流していた僕は、すごい適当に答えた。


「いや、時代が変わって『願い』とやらが変わったんじゃないの?」


少年は一瞬固まった。いや〜、まるで石みたいだ!


「・・・なるほど!」

「おい。」


正体不明の少年かみは僕にどんな回答を求めた!?模擬回答って結局なに!?なんだったの!?


「それでさ、」

「めんどいことはお断り」


ですよね。当たり前じゃん。僕のモットーは"楽して突っ込む"だからね。

つまりはあれだよあれ、ゲームとかでいう…敵が一発で死ぬ、を目標としてるんだよ。僕の勝ちは揺るがないッ!っていいたいんだもん!完全勝利したいんだもん!だからゲームとかでも序盤スッゲー頑張るタイプよ俺!その途中で落ちたりしたら、一日くらいぼーっとしたまま過ごすぞ!?だってショックだもん!これマジよ!?

てか、だもん。って気持ち悪りぃ。自分で思っといてどうかと思うけど気持ち悪りぃ。


「・・・。」


ふと正体不明の少年かみを見ると、燃え尽きていた。

いや、正確に言えば。白くなっていた。ほっといたらキノコが生えそうだ。

ちょっと哀れに思ったので、思った。それならば、別に僕にトリップ補正をつけて欲しいものだ。でもなー。


「それか・・・いや、なんでもない。」


うん。やっぱやめよう。だってさ、ね?かっこ悪いし、なんか色々と大人気ないし、考えてみたら罰当たりそう。いや、もうすでに罰当たりでしたね。そういや、呪ってたもんね。


「・・・そっか。」


少し悲しそうな顔をして言った。…その顔が、僕にはとても儚く見えた。


「は?」


あれ?いつの間にこんなシリアスに……!?…よくよく考えたらあれじゃ無い?今何時?

…とかとか思っていたら、急に元の色に戻って一方的に言われた。


「それじゃあ。バイバイ。」

「は?」


何に対してなのだろう。

僕の人生なのか、僕の生活なのか、この世界なのか。考えていた時、急に地面に落とし穴よろしく穴が空いた。


「・・・ええぇぇぇぇぇええ!?」


なんだか、この場所に来た時と正反対だなーと、思った。

実際両方落ちて行ってるし。空か地面かの違いじゃん。なんか今日落ちてばっかじゃねぇか?あれ?気のせい?


そして、わ…僕の意識はなくなった。




チュンチュン。とかいうスズメ(多分)の声が聞こえた。そして、視界も明るい。いや眩しい。まるで朝だ。

あー、全く。もう少し寝かしてくれよ。………ん?………。


「はっ!?」


そして、勢い良く目を開けてみれば…そこは、ちゃんと自分が昨日(多分)寝た部屋だった。

…それは無いと思うが、一応自分の体を触ってみる。


……よし、ちゃんと自分の体だ。

ちゃんと女の子だ。よかったー。

…それにしても、


「叫びすぎた・・・」


いや、実際本当に叫んだのは2回だけだけど。まぁ、気にしたら負けだよね。だって、向こうの自分の性別が変わってたとしても、声はあんま変わってなかったし。心なしか今の声がかすれてる気がするし。


よし。そうと決まったら早速行動…ん?


「…あ、」


今日、学校じゃん。

でも…まぁいっか。こんな時ぐらい休ませて欲しいし、喉痛いし、眠いし。


…………。


「うん。休も。」


そう決めたのであった。

…だってさ、こんな時ぐらいしか休めないじゃん。学校休んでみたいし。

さー、何をして過ごそうかなー♪


___________________


そしてその日、目が覚めてからの学校生活。

休もうと思ったのに連絡し忘れ。

挙げ句の果てに親に電話をかけられ、親に怒られ。学校へ強制的に行かされ、学校へ行ったら行ったで先生に怒られ。

友達からも泣かれ、時たまに男口調で話し色々と関係がまずくなり、あの神(正体不明の少年)に心の中で怒り。電柱に八つ当たりしたことなどなどの想いを込めて次あったら殴ってやる、と思いながら寝た次の日。

何も起きず朝になり、叫んで近所迷惑になったのは、





___言うまでもない。

どうでしたか?

脱字・誤字あったら教えてください。

2016年2月9日。 ルビのところを編集しました。

2016年2月21日。文を少し変えました。

2016年3月1日。 ルビのところを編集しました。

   6月19日。 ルビのところと誤字を編集しました。

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