お金はコツコツ貯めるものです・・・よね?
はい、なんだか申し訳ないですね。
今回も短いです。
短いのになぜかまた新しい小説を書きたくてウズウズしているこの体っ!・・・あ、なんでもないです。
・・・はぁ、遊びたい(ボソ
そして、数日が経った。
その時に流れたであろう時間は、私…いや、僕にとっては何年かの出来事のように感じられた、そして!僕はそんなこんなで!やっと!・・・やっと、1,000アイリたまりました・・・っ!長かったッ!他の人が僕を哀れな目で見ながら次々と辞めて行っていた時が懐かしく感じるよ・・・っ!そしてっ!僕はのぼりつめたんだっ!この仕事場の頂点(バイトでは多分一番高い時給)に!そして時給!10アイリっ!ここからが僕の土壇場だ。・・・さー!めっちゃ稼ぐぜ!
・・・と、思って張り切っていた僕に客が現れた。
「『・・・何やってるんですか?』」
エルであった。人は皆僕のことを指差して言うのだ・・・裏切り者、と。だが勘違いしないでほしい、僕は非リア充なのだ。そしてこいつは滅ぶべきリア充なのだ。お分かりいただけただろうか。つまりだな、僕は裏切り者などではないのだぁーーーっ!
そんな事を心の中で思いながらお金の話ということにつられてエルについて行く僕はやっぱり馬鹿なのかな、と頭の隅で思う。
そして僕らはそのまま前に来た喫茶店で前とほとんど同じ状況でエルが話しかけてきた。
「『はぁ、全く。探すのに苦労しましたよ』」
「あっそ、それはすいませんでしたー」
「『・・・で?僕のおかげで時給が上がった気分はどうですか?』」
「・・・は?」
ど、どういうことだ?なんでこいつのおかげ?まさか・・・う、嘘だッ!あ、あの人に限ってそれはない・・・はずっ!
「・・・おまえ、そんな話をするために同志と楽しくやっていた俺を引き離したのか?」
「『っ!・・・同志、ですか?』」
「あぁ、俺と語り合ってくれた、俺とわかりあってくれた、同志だよ」
「『そ、それはすいません。・・・ところで、なぜ急に"僕"から"俺"に変わったんですか?』」
「・・・ん?あ、すまん。"僕"だったな」
はぁ、やっぱり熱くなると"俺"になっちゃうんだよなぁー。気をつけないようにしないと、キャラ崩さないようにしないと!
「そーいやお前はいくらもらってんだ?」
「『・・・まだ口調変わってない気がしますが・・・4万アイリです。時給ではないですがね』」
エルは少し目を細めた後、これまた無表情で話したもんだから驚いた。4万アイリ、か・・・やべぇな。
だからこそ、言わせてもらう
________今日も今日とて金稼ぎッ!
・・・ちなみにそのあと、それに怒り狂っている本能を抑えきれなくなってしまった僕がその店内で暴れたのは別の話だ。
ちなみに僕はその出来事を「カフェ騒動」と名付けたのもまた別の話だ。
どうでしたか?
誤字・脱字あったら教えてください。
ではまた。
2016年5月21日 文を付け足しました。
28日 文を付け足しました。