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国境到着

 平和なので特に何も書くことなく、国境に到着した。

本来ならば王子の国の護衛が迎えに来ているはずであったが、

王子あての手紙を国境管理官が預かっていた。

王子の名ばかり護衛団長からの手紙だ。

内容はこうである。

「国境まで行くのはめんどくさかったので

近くの町で待っています」

王子は非常に穏やかな性分であったので、

帰らなかっただけあいつ等えらいなとちょっと感心した。が、

その手紙を破り捨てながら、ハクア青年に

「手違いで近くの街に護衛が待機しているようです」

とさわやかに言った。

「では一度 王女のもとへ戻り体制を…」

それはだめだ。体制整えてる間にあいつら絶対帰るから。

「本当に目と鼻の距離ですので国境管理官にそこまでの警護を依頼します

護衛の方とハクア殿 名残惜しいですがここでお別れいたしましょう」

「そうですか では」

と言ってハクア殿は護衛隊長と国境管理官とのやりとりに加わった。

王子はもう一人で帰っちゃおうかな。とか考えていた。

あっでも城門で顔パスできる自信ないわ。との結論に至った。

「では王子これにて 以後も穏やかな旅をお楽しみください」

護衛隊長の気の利いた挨拶を合図に、王女の国の護衛は帰っていった。

王子はハクア青年とそれを見送る。

「ハクア殿は別ルートで帰るのですか?」

「はい 従者として王子のお城までお供いたします」

王子はそう言えばそんな約束王女としてたな。ハクア青年は。と思いだした。

ダメだ。断れないけど、ニート軍団にあわせたくない。

マッチョに憧れる従者みたいに、全員が覚醒したりすればいいのに。

問題児の群れにハクア青年を入れるのは心苦しい。




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