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魔石職人の冒険記  作者: 川島 つとむ
第一章  凸凹コンビ
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専用武器

登場人物 ロップソン=ロプ(台詞表記) ジャド=ジャド(台詞表記) ニイナ=ニナ(台詞表記) ミリアナ=ミア(台詞表記)

 今日の僕はぐっすりと寝たので、朝早くに起きる事ができた。

 いつも遅刻ばかりだったので、今日は一番に行ってやると、冒険者ギルドへと向かう。

 だが到着するとそこには既に、ミリアナがいた。


 ロプ 「おはよう~。一番乗りだと思っていたのに早いんだな」

 ミア 「おはようございます。私は朝にお祈りを済ましてから来るので、いつも大体はこの時間になりますよ」

 ロプ 「うわー、神官じゃなくてよかったと思ったよ・・・・・・どちらかといえば、朝は苦手だ・・・・・・」

 ミア 「それは、遅くまで起きているからではないでしょうか? 生産の方をがんばっているのでしょう?」

 ロプ 「あー、大体は何かしら作っているな。昨日は補充くらいで、開発とかはしていなかったから、わりと早くに寝たかな」

 ミア 「生産して冒険もしてだと、大変そうですね。私は冒険だけでも、うまくやれません」

 ロプ 「ある程度は慣れだろうな~。僕の方は、生産は始めたばかりだから、そっちは駄目駄目だ」

 ミア 「あの、マギーとかいう乗り物を作れてもですか?」

 ロプ 「発明品としては、まあまあかなって思うけれど、あれは量産できないやつでね。商業ギルドでこういう物を作りましたって評価をもらうくらいの物でしかないよ」

 ミア 「はあ、なんだか大変なのですね」

 ロプ 「まあね」


 他のギルド内部の話なので、あまりわかっていない感じだな。まあ知らない分野の話は、部外者にはよくわからないものだろう。

 そんな話をしていると、ジャドとニイナがやって来た。


 ミア 「おはようございます」

 ロプ 「今日は先に来たぞ!」

 ニナ 「おはよー」

 ジャド「珍しいこともあるものだな~」


 それぞれに挨拶を済ませて? 僕らのは挨拶ではないのかもだが、ジャドは依頼を見に行ったようだ。


 ジャド「今日はこの依頼を受けようと思う、どうだろうか?」


 そう言ってジャドが持ってきた依頼は、クロコダイルの討伐で最低討伐数が五頭。上限はなく倒せるのならば、全滅させてもいいというものだった。


 ロプ 「ふむ、今日も受けるのはこれだけか?」

 ジャド「何頭いるのかわからないから、とりあえずはこれだけでいいかと思う」

 ロプ 「なるほど、僕はこの依頼でもいいよ。革と牙が採れそうだ」

 ニナ 「私達も、問題ないわ」


 二人は頷き合って、そう答えた。


 ジャド「よし、じゃあサインしてくれ~」


 僕達がサインをして渡すと、早速受付へと持って行った。


 ロプ 「今日は油断しなければ、危険そうじゃないな」

 ニナ 「ですね」

 ミア 「油断大敵です!」

 ジャド「よし、お前ら行くぞー」


 ジャドがやって来て、僕らは移動することになった。

 受付、大分空いて来たな。卒業シーズンも終わって、入学の季節も大分落ち着いてきたかと思ったよ。

 マギーで大体三十分程移動した湖の近く、遠目でもワニが一杯いるのが確認できる。


 ロプ 「どれくらいいるのかな? ぱっと見ただけでも四十頭近くはいそうだけれどまだ隠れていたり、潜っているのもいるんだろうな?」

 ジャド「まあ、無理に全滅させる必要はないだろうけれどな。がんばって数を倒してみよう」

 ミア 「わかりました!」

 ニナ 「はい」

 ロプ 「なるべく足場のしっかりして、隠れ場所の少ないところで戦えよ~」


 僕はそう言いながら、みんなと少し離れたところへと向う。せっかく魔法撃ち放題状態になったので、ここで一杯魔法を使ってみたくなったのだ。でも、巻き込んだらまずいから、少し離れて戦おうと考えている。


 ジャド「ロップソン、無茶するなよ。程々にな~」

 ロプ 「わかった、そっちもフォローとかちゃんとしろよ~」

 ジャド「了解だ! 健闘を祈る!」

 ロプ 「オーケー、そっちも死ぬなよ!」


 ついノリで、こういうやり取りをしてしまう。女子二人にはわからないノリらしく、苦笑いされたよ・・・・・・まあいい。


 ロプ 「大地よ弾けろ、アースブリッド」


 魔法の拡大で、数を増やした攻撃を前方に発動させた。

 威力を増した僕の攻撃は荒れまくって、土の礫があちこちに飛びまくる。何とか魔法を制御しながら目に付いた敵へと誘導していき、魔法効果が消えた頃にはワニの死体が二十頭は転がっていた。

 そして思った、僕は素材も採りに来ていたってことを・・・・・・こいつらの体、ボロボロじゃん・・・・・・

 まあ、あいつらの討伐した方のワニから回収することにしよう。僕はそう頭を切り替えて、今転がっている死体を水のない砂地の方へと運ぶことにした。

 素材の牙や使えそうな革などは、後で回収する。討伐部位もだな。

 とりあえず、まだ湖の中には一杯いそうだから、お次の魔法で、今度は水中の敵を倒してみるかな。


 ロプ 「流水よ渦巻け、アクアストリーム」


 水の属性を持つワニに、どこまで通用するのかはわからないけれど、拡大された魔法が水中で荒れ狂う。

 今回のは水属性攻撃でもいつもより上位の呪文なので、威力が減少していてもそれなりの効果は期待したいところだね。もし効かなかったら、怒ったワニが一杯襲い掛かって来て、怖過ぎるなと思いながら僕は結果を見てみる。

 何頭ものワニが、グルグルと回っているのが確認できるけれど、果たしてダメージが入っているのかは、わからなかった。

 魔法を誘導して、一度ワニを巻き上げて陸地へと吹き飛ばすように、イメージを集中させていく。

 まあ、所詮はポンコツ魔法使いのイメージだったので、吹き飛ばすまではうまいこといけたのだけれど、ワニが周囲のあちこちに飛んで行くのが確認できた。


 ロプ 「すまん~。そっちにも飛んでいったかもしれない!」

 ジャド「大丈夫だ! 飛んでは来たけれど、ちゃんと倒れていたぞー」

 ロプ 「了解~。邪魔してわるかったー」


 さて、ちゃんと倒せたようなので、死体の回収をして来よう・・・・・・

 あ、これ肉体労働っぽいな、また疲れそうだよ・・・・・・

 それからの僕は、湖の周りでワニの死体回収に走り回ることになった。どこにどれほど飛んだかが、わからないので回収もれもたぶんあるのだろうなーって思いながら、がんばったよ。

 回収途中で襲って来たワニも含めて、今度は三十頭くらい死体を集めた。

 かなり疲れる作業にはなったのだけれど、今回水の属性で倒した方は革へのダメージが少なくて、素材としては良い状態で集まりそうだったのが嬉しかった。

 ジャド達の方も見てみるけれど、今のところ問題なく戦えているね。僕の方は魔法を暴走させるより、手間はかかるけれど一体ずつ確実に倒した方が、最終的な効率が良さそうだと思ったので、死体の回収ができた後は湖の周りを回って、一頭ずつ倒しては砂地のところへと引っ張って、後でまとめて運ぶことにした。

 日が傾いて、そろそろ素材を採り出さないと、真っ暗になるなと思って僕は切り上げ、転がしてある死体を持ってみんなのところへと向った。


 ジャド「おいおいロップソン様、どれだけ倒して来るのでしょうかね。まったく・・・・・・」


 向った先では、死体の山から素材と討伐部位を回収しているジャドがいた。


 ロプ 「やり過ぎたか? まだ運びきれていない死体があっちに落ちているんだが」

 ジャド「ああ、もういいからとっとと持って来いよ。早くしないと暗くなって、野宿になるぞ」

 ロプ 「急いで持って来る」


 そう言って、僕は後で回収しようと思い、放置していた死体を掻き集めた。集めた死体をみんなで処理して何とか作業が終わった頃、周りは薄暗くなっていた・・・・・・


 ジャド「とりあえずは移動しよう」

 ミア 「そうですね」

 ニナ 「はい」


 僕は黙々と素材をマギーへと運び込んでいた。みんなが乗ったのを確認してマギーを走らせる。


 ジャド「ロップソン様、張り切り過ぎましたな」

 ロプ 「面目ない・・・・・・今まであんなに連発して魔法を使えたことがなかったから、調子に乗ってしまった。後今までと違って、威力も格段に上がっていたし」

 ジャド「まあ、その気持ちはわからなくはないけどな。初心を忘れるなよ?」

 ロプ 「そうだな、今後は気を付ける」

 ニナ 「結局、クロコダイルは、何頭倒せたの?」


 僕らがプチ反省会をしていて、きりが付いたと思ったのかそう聞いて来た。


 ジャド「俺らの方も合わせると、大体八十頭くらいだな。そう考えると、ちょっと異常な数を倒しているな・・・・・・」

 ロプ 「僕はそんな数がいた方が、驚きだがな」

 ジャド「それは確かに、まあ今日で激減して、適正な数に戻ったと考えたいがな」

 ミア 「前にいたという、魔王が関係していたのでしょうか?」


 そう聞いて来るのだが、これは僕達が予想すらできない質問だな。


 ジャド「はっきりと言えば、わからないな。自然な流れで大量発生するのか、ほんとに関係があるのか、憶測とかも考えられないな」

 ロプ 「だな~。僕らからしたら増えたら減らすって感覚だからな」

 ミア 「はあ、そうなのですが」

 ニナ 「まあでもこれだけ倒せば、報酬は一杯なんだよね? 今はお金を一杯集めたいから、嬉しいよね~」

 ロプ 「まだ駆け出しの二人には、当面買わないといけない物が多いからな、その点は美味しい依頼になっただろうな」

 ジャド「だな。装備を整えたり、いずれ宿代なんかも払っていかないといけないから貯金したりと、いろいろ入用だからな」

 ミア 「そうですね。そう考えると確かに今回の依頼は、丁度いい仕事ができた気がします」

 ニナ 「だよね~」

 ロプ 「まあ何で増えたのかは、わからないがこれで収まってくれたのなら、万々歳だな」

 ジャド「それならいいが、どうなんだろうな?」

 ニナ 「またワニ退治に来るの?」

 ジャド「いや、これは今回で終わりだな。依頼で出されてまた稼げそうなら来てみてもいいかもしれないがね」

 ロプ 「だな~」

 ニナ 「じゃあ、お金に困ったらまた来よう!」

 ミア 「そうですね。その時はよろしくお願いします」

 ジャド「了解だ」


 そんな話をしながら、僕らは暗くなった街道を走り、町に何とか帰り着くことができた。さすがに薄暗い中を走るのは、道が見え辛くてきつかったな。

 早速ギルドに行って、討伐部位を提示して報酬をもらうのだが、やっぱりここでも数に驚かれて、報酬の準備とかに手間取ったりしていた。

 いや~。あっちもこっちも、申し訳ない限りだな。そして戻って来たジャドは、僕に話しかけて来た。


 ジャド「ロップソン、お前商業ギルドの方から、呼び出しがかかっているそうだぞ。何かしでかしたか?」

 ロプ 「え、身に覚えがないのだが・・・・・・急ぎなのか?」

 ジャド「いや、そういうのは聞いていないな。ただ呼んでいるって話だった」

 ロプ 「うーん、もう暗くなったけれど、ちょっと今から行ってみる。何か中途半端でわるいけど、ここで失礼するよ」

 ジャド「ああ、分配は後でお前の家に届けに行くぞ」

 ロプ 「わかった、頼むな」


 僕は慌しく冒険者ギルドを後にして、商業ギルドへと向った。いきなりの呼び出しはほんと心臓に悪いよな・・・・・・


 ロプ 「ロップソンです。呼び出しがあったと聞いたので、伺いました」

 ギルド「ああ、話は聞いています、応接室の方へ案内しますね」

 ロプ 「お願いします」


 僕は受付の人に案内されて、応接室へと入った。


 ギルド「しばらくお待ちください」

 ロプ 「はい」


 こういう、どんな理由で呼び出されたのかわからない時の待ち時間っていうのは、嫌な気分になるものだよね。あまりに長く待ち過ぎると、窓から飛び出して逃げ出したくなって来る。

 窓を眺めながらそんな事を考えていると、商業ギルドで商品の在庫管理を担当している部長さんが部屋の中へと入って来た。


 部長 「お待たせしました。在庫管理を担当させてもらっています、トラクヤトと申します。以後、お見知りおきを」

 ロプ 「こちらこそ遅くなりました。ロップソンといいます。それで早速ですが、呼び出しの理由をお聞きしてもいいですか?」

 部長 「はい、ではサクサクと話を進めますか・・・ 本日呼び出した理由は、あなたの造り出したマギーについてです。確か、量産は不可能なのだそうですが、三台なら維持が可能だという話でしたね?」

 ロプ 「はい、そうです」

 部長 「今こちらに二台納品いただいたので、後一台作る分には問題がないと考えても、大丈夫ですか?」

 ロプ 「大丈夫ですよ。ということは呼び出しの理由は、残り一台の発注ですか?」

 部長 「それと、最初のマギーの全体改装もお願いしたい」

 ロプ 「というと今あるマギーから魔石を取り出して、新しいマギーに取り付けるということですか?」

 部長 「ええそうです。お願いできますか?」

 ロプ 「そういうお話なら、問題ないかと思います」

 部長 「それではマギー一台の代金は以前と同じで、改装の手間賃を大体これくらいでかまいませんかね?」


 そう言ってトラクヤトさんが僕の前に金貨、銀貨を並べる。手間賃の方も、それなりの額が用意されていたので、損ではないと確認できた。


 ロプ 「大丈夫です、仕事は明日からになりますか?」

 部長 「魔石以外は、二台とも用意ができていますので、明日からでもお願いします」

 ロプ 「わかりました、では明日の朝から作業をさせていただきますね」

 部長 「ええ、お願いします。今日は忙しい中、来て頂きましてありがとうございました」

 ロプ 「いえ、こちらこそ夜になってしまい、申し訳ありません」

 部長 「冒険に出ていたと聞いていたので、かまいませんよ。では失礼しますね」

 ロプ 「またよろしくお願いします」


 僕は話し合いが終わり、改めて家に向けてマギーを走らせた。

 家に着くとジャドが待っていて、早速話を聞かれたので明日マギーの魔石の取り付け作業で、冒険にはいけないと話をした。


 ジャド「よかった、やらかしたパターンかと思って焦ったよ」

 ロプ 「僕も初めはそう思った。普通の商談でよかったよ・・・・・・後は臨時資金が手に入ったって感じだな」

 ジャド「なあ、その腕輪の魔道具があれば、量産できるんじゃないか?」

 ロプ 「まあそうなんだけれど、後々にどうなるかわからないのと、魔石の必要数が、半端ないから他の開発に影響しそうだからな。当分は無しだな」

 ジャド「ふむ、確かにそうだな。やっぱ、そう簡単にはいかないものだな~」


 実際には魔石を消耗しないようにさせたら、こんな手間などをかけないで維持させることもできるんだけれどね。そんな事をすると、こっちの仕事が無くなる恐れがあるんだよな~ 壊れずに使えるということは、一度売れば後は買ってもらえなくなるということだ・・・・・・

 ロプ 「いずれ、いい物が造れることもあるさ!」

 ジャド「そうだな、いいアイデアが出て来ることを願っているよ」

 ロプ 「じゃあ、明日は悪いけれど、お休みさせてもらうよ」

 ジャド「了解した。こっちもあまり連続して冒険すると、体の負担になるから、ここらで少し休みを入れるよ」

 ロプ 「それがいいかもしれないな。あの二人はまだ初心者だから、まだ緊張するだろうしな。どれくらい休みを入れるんだ?」

 ジャド「予定では、明日を含めて三日くらいかな」

 ロプ 「休息には丁度良さそうだな。わかったよ」

 ジャド「じゃあ、二日後の夜にでも、顔を出すよ」

 ロプ 「そうしてくれ~」


 僕らは簡単に打ち合わせをして、クロコダイルの分配金をもらってから別れた。段々と、研究資金も集まって来たな。次のテーマとかでも、考える時期が来たのかもしれないな。

 僕はそんな事を思いつつ、必要な魔石の準備などをして、明日に備えて寝ることにした。


 翌日の朝、僕は早速商業ギルドに向い受付の人に案内されて、倉庫みたいなところでマギーの改装と、魔石取り付けの作業を開始した。まずは直ぐ始められる新しい方に魔石を組み込み、それぞれの魔石などを連結させていく。お手伝いの人もちゃんと用意されていたので、その人達に手を貸してもらいながら、魔石を組み込んだパーツから順番に組み立てて、次の魔石を組み込み、また組み立てて魔石を組み込みって感じで作業をして行く。

 新しい方がそれで完成したのは、大体もう少ししたら昼が来るって感じの時間だった。


 ロプ 「時間が中途半端ですね。じゃあ古い方の解体だけして、お昼を挟みましょうか」

 ギルド「わかりました。じゃあ指示をお願いします」


 お手伝いの人に、パーツ毎に説明してどんどんバラして行く。

 大体、魔石を取り出せる状態になったところで、お昼時の時間が来たみたいで、中々いいタイミングで作業を中断できそうだった。


 ロプ 「お昼になりましたので、ここで作業を中断しましょう。昼食を食べたらまたよろしく~」

 ギルド「お疲れ様です~」


 まあ殆どの人は、ギルドの食堂でご飯を食べるので、結局みんなでぞろぞろと食堂へと向った。一部の人は、愛妻弁当なのだそうだ。

 そういえば僕もジャドも、そういう浮いた話はまだないな。僕はまあ忙しくてそれどころではないけれど、ジャドはどうなんだろうな~

 手伝いの人達と雑談をしながら昼食を終えて、僕達はそのまま作業へと入って行った。

 次のマギーは一台目を組み立てた手順がある程度わかっていた為か順調に進み、二時間くらいで作業を終えることができた。


 ロプ 「みなさん、お疲れ様でした。今回は手伝いありがとうございました」

 ギルド「お疲れ様でした!」

 ロプ 「また、何かあった時はよろしくお願いしますね」

 ギルド「こちらこそ、またよろしくお願いします」

 ロプ 「それじゃあ僕は報告してきますので、みなさんは解散してください」


 そして僕はトラクヤトさんに報告をして、組み上がったマギーを実際に動かしてもらって、問題がないことを確認してもらうとギルドを後にした。

 魔石も一気に複数作ることができるようになったので、手早く終わったな~

 結構早くに作業が終わった為、僕は家で装備開発をすることにした。

 金属自体は以前魔石に使えなかった鉱石があるので、それを使えば問題がない。ほんとは、店売りの武器を使うのが、早いのだろうけれど魔石を組み込むとなると、専門で作ってもらわないとだめなので、もういっそ自分で作った方が早いことが昔にわかっていた。

 なので、家にそれようの工房が作り上げられていて、そこで武器も作ることができる。まあ業物とかいう物は、できないだろうけれどね。基礎だけは商業ギルドで勉強していたので、作るのには問題がないだろう。

 形はなんとでもなるんだけれど、振り回す時の重心バランスが難しいんだよな~

 まあ後二日あれば、何とか形にはなるだろう・・・・・・そう思って作って行くようにした。


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