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角が有る者達  作者: C・トベルト
太陽の命と月の命。
55/303

第56話 本当の太陽パート 助ける事を知らない英雄と償う事を知っている悪魔と死ぬ事に恐怖している少年


赤い土の戦場に、冷たく鋭い風が吹く。

死者167名、生存者4名。

傍観者、1名。

だが、生存者4名の内2名は重症で意識不明。

残る2名は死闘を繰り広げている。

傍観者は何もする事が出来ないまま、ただただその戦いを傍観していた。



メル「セキタさん…!」


メルはセキタの言葉を思い出していた。


セキタ『知りたまえ、少年。

『助ける事』を。

『償う事』を。

そして『死ぬ』、という事を』


メル「セキタさん、あなたはまさか、この戦いで死ぬつもりなのか…?」


メルはただただ、空中に浮かぶ二人組を見つめていた。


一人は『ポイズン・ヒーロー』という特殊スーツを着て、

一人は能力を使い自分の両腕を蝙蝠の翼に変化させて、

命を賭けて戦っている。


メル「ダメだよ、セキタさん。

そんなのダメだ!

あなたは皆に助けられたんじゃないか!」


メルの心の中に、拍手部隊の声が聞こえてくる。


スミー『だから、私は行かないといけない。

 アイツと、戦わないと行けない。

 私は、皆に助けて貰った。

 私は、皆を助けたいの。

 私に生きる強さをくれた皆を。

 私に生きる楽しさを教えてくれた皆を。

 私に笑顔をくれた皆を。

 私は、助けたいの。』

サイモン『では頼みましたよ!

 しっかり生き延びなさい!』



メル「皆に励まされてきたじゃないか…!」



ズパル『ちぃ、湿気シケた顔をしやがって!!

 だらしない奴め!!』

クックロビン『それでもお前は助けたいのだろう? 

少しだけ待ってやる。

その間に貴様の妹と隊長と…ズパルを助けて来い。』



メル「それなのに死んだら皆の思いを裏切る事になるじゃないか!

拍手部隊の一員なのに、そんな事していいわけないだろ!

逃げろ…逃げるんだ!」


空で戦う拍手部隊の一員に向けて、メルは力の限り吼える。

それに対して、メルのすぐ後ろに存在するセキタの幻が答える。


セキタ『逃げる?

それは出来ない相談だよ、メル君。

俺はアイツから逃げる事は許されない。

例え逃げたとしても、戦争が続く限り、奴とは必ず戦わなければならない。

それに、』


セキタは一旦言葉を切る。


セキタ『俺の妹や仲間を殺した張本人から仇討ちせずに逃げるなんて拍手部隊の一員として許されない事だよ』

メル「………!

違う!」

セキタ『?』


セキタは首を傾げる。

メルはそんかセキタを睨み付けた。


メル「皆は復讐なんて望んでない!皆は生きる事を願って戦いに出たんだ!

それなのに…なんで死のうとするんだよ!なんで自分を傷つけようとするんだよ!

復讐!?

そんな事したって、誰も喜ばないよ!

あんな戦いは無意味なんだ!」

セキタ『…そうだね。

普通なら、それが正しい。誰だって人を憎みたくないし、人を殺したくないからね。

…だけど、戦争は別だ。

『やったらやり返す』というルールが作られているからね。』

メル「だからやり返してもいいって?詭弁だ!

人を殺していい理由なんてあるわけない!」


メルは思い切りセキタに向けて叫んだ。それを聞いたセキタは静かに笑みを浮かべる。


セキタ『その通りだ。

ただ、さっきまで自分を殺そうとしていた君が、それを言えるとはね』

メル「あ……」


メルはハッと気付く。

先程まで、世界から消えたくて仕方なかった筈なのに、

自分を殺したくて仕方なかった筈なのに、

気づけば命の大切さを伝えようとと力一杯叫んでいる。

自分の考えを誰かに伝えようと、消えたい世界の中であがいている。


メル「そ……それは…」

セキタ『…でも、俺が仲間を裏切ったのも事実だ。

だから俺は祈ったのさ。

『どうかこの戦いを見ないでくれ』、とね。』


セキタはフッと笑う。


セキタ『…もうすぐ、だね 』

メル「?」


メルは眉をひそめる。セキタは笑みを浮かべたまま呟いた。


セキタ『僕が死後の世界に旅立つ時間が、さ』

メル「!?」



ぐおおおおおおおおおおおお!!!!!



突然、空中から誰かの叫び声が聞こえる。

見るとセキタが…いや、ゲイシーの強力な一撃を受けたジョン・ヘイグが吹き飛ばされ、空中をくるくると回転していた。


ヘイグ「ちいい!」


だが、ヘイグは右手から酸を発射させ、勢いを殺して空中で停止した。


ヘイグ「あひゃひゃひゃ!

今の一撃、きいたなあああ!

なかなか強いな、貴様!」

ゲイシー「タフな鎧だな。

これだけやってもまだ砕けないなんて…」


ゲイシーはヘイグの特殊スーツを見るが、スーツは少ししか傷ついてない。


ヘイグ「あひゃひゃひゃ!

いいだろ、このスーツ!!

…それより、さっきお前は俺にこう言ったなあ。

助けたことがない奴が英雄にはなれない、と」

ゲイシー「それがどうした…!

何度でも言ってやるぞ!」

ヘイグ「あひゃひゃひゃ!

いやいや、俺は感心してんだよ!

なにせアイツと同じ事を言う奴なんだからな!」


ヘイグは攻撃した部分である筈の腹部を抑えながら笑っている。

先程の一撃は大して効いてないようだ。


ゲイシー「アイツ…?」

ヘイグ「ズパルだよズパル!

あのバラバラになる能力を持ったお前らの仲間だ!」


ゲイシーは眉をひそめる。


ヘイグ「アイツもなかなか強かったが、最後は隊長を助けるとかほざいて俺の目の前から消えやがった。

しかも、エンジンの中に飛び込んでいって戦艦を道連れに自爆しやがった!

全くバカな奴だぜ、『助けた事のないお前には何も分からない』、だとよお!」


バサッバサッとゲイシーが両翼を動かす音だけが響く。

そこに木霊する、あの男の笑い声。


ヘイグ「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……………………。

…………………………………………………………。」


しかし、それは突然止まる。

ゲイシーは何も言わず、じっとジョン・ヘイグを見つめた。

何か嫌な予感がしたからだ。

…………そして、それは実現する。


ヘイグ「分かるわけねえだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおオオガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


ヘイグの叫び。

それはあまりに大きく、ビリビリとゲイシーの鼓膜が震える程だ。


ゲイシー「喧しい……」

ヘイグ「俺は!

『毒薬を作る天才』、ジョン・ヘイグだぞ!?

生まれた時から頭の中には殺意が詰まっているんだ!!

殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい!!!

寝ても覚めても俺の頭の中にはそれしかない!

それしか考える事が許されない!

何故なら俺は『毒薬を作る天才』だからだ!

それも知らずに、良いことした奴や、人助けした奴はニヤニヤニヤニヤ笑いながら俺に話しかけてくる!

『君は人を助けたことがないだろう、良いことをした事が無いだろう』となあ!

黙れ善人!失せろ正義!

俺は生まれついての殺人鬼、ジョン・ヘイグだ!!

俺の中の善も正義も、

もうとっくの昔に殺してるんだよ!!」


メル「………!!」


メルは圧倒され、思わずへなへなと座り込んでしまう。


メル(そんな……、ジョン・ヘイグはそんな事を考えながら、今まで生きていたの…?

ただ殺人を楽しんでいただけの奴じゃなかったの…?)


メルは初めて気付いた。

ジョン・ヘイグも自らの能力によって苦しんでいた、

ただの人間であったという事を。



ゲイシー「…結局、お前は人殺しの誘惑から逃げられなかっただけじゃねぇか…」

ヘイグ「逃げるぅ!?

頭の中から無限に出てくる殺しのアイデアから、どうやって逃げられるってんだよ!!

出来るっていうなら、今ここで見せて貰おうか!」


ジョン・ヘイグは左手に装着された銃をゲイシーに向けて、

発射スイッチを押す。


ボン、と発射された小さな玉はゲイシーのすぐ近くで破裂し、

中の薬が空気と化合し緑色の毒ガスへ変化していく。

そして、ゲイシーの周囲をあっという間に毒ガスに包まれてしまった。


ゲイシー「!?」

ヘイグ「逃げてみろよ!

俺が作り上げた殺しのアイデアから!」


ヘイグは更に右手の銃を上に向ける。

すると、彼の右脇にある『酸』と書かれたボンベが回転し、

『散弾』の文字に変わる。


一方、ゲイシーは自らの体を変化させ、鼻と口の穴を完全に閉じた。


ゲイシー(これで、毒の侵入を少しは防ぐ事が出来る…。

早く逃げないと!)


そしてゲイシーは翼をはためかせ、上に向かって飛んでいく。

それを見たジョン・ヘイグはガスマスクの奥でニヤリと笑みを浮かべる。


ヘイグ「この『ポイズン・ヒーロー』には酸や毒を出すだけじゃなく、銃火器にシフトチェンジする事が出来る…。

今から出すのは、小型クラスター爆弾だ!」


ボン!


ジョン・ヘイグの右手の銃から放たれた玉は空中高く飛び上がり、

頂点で小さく爆発する。

そして、中に積み込まれた130発の子爆弾が、毒ガスのエリアに向かって落ちていく。

更に運の悪い事に、ゲイシーは何も知らずに毒ガスエリアの上に飛び出してしまった!


ゲイシー(よし、脱出…何!?)


ゲイシーの目が見開く。

次の瞬間、数十個の爆弾がゲイシーの体に被弾、爆発した!


ボンボンボンボンボンボンボンボンボン!


ゲイシー(ぐうう!)


ゲイシーは叫び声を上げる事も出来ず、爆発の衝撃で子爆弾と一緒に毒ガスエリアに落下していく。

だが、硬化しているからか実質的なダメージは見られない。


ヘイグ「…あ、ちなみにその毒ガス、火に触れると爆発するぞ」

ゲイシー(!!)


ボン!

ボオオオオオオオオオオン!!!


ゲイシーがエリアに戻された瞬間、子爆弾の爆発に引火した毒ガスが今までとは比べ物にならない強力な爆発を起こす。

余りに強力な威力のために爆風で瓦礫が次々と倒壊していく。

メルもまた、その威力に怯え大声を出していた。


メル「うわあああああ!!!」


頭を抑えるメルの頭上で、ジョン・ヘイグの笑い声が聞こえてきた。


ヘイグ「 邪魔なんだよ正義!

お前は俺の前に出てくるな!

俺には毒と酸と殺される奴と、

俺を英雄と呼んでくれる奴がいればそれでいい!

あひゃ、あひゃひゃ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」



「つまらない奴だな、お前は」



戦場に、聞き慣れた声が聞こえる。

見ると、爆風の中から何かが飛んでいた。

…ゲイシーだ。

体のあちこちに火傷を作り、額の傷から血を流しながら…それでも両翼をはためかせ空を飛ぶ。


メル「セキタ!!!」

ゲイシー「お前は、助けられた事が無いんだな。

……だから正義を信じる事が出来ないんだ」


(もう大丈夫だ。

君は、私が守る)


メル「…え?」


メルは思わず振り返る。

何処かからか、男性の声が聞こえてきたからだ。


セキタ『どうした?』

メル「いや、今誰かの声が聞こえてきたんだ…なんだ?」


ヘイグ「助けられた事がない…当たり前だろ!?

俺は英雄なんだよ!

英雄は助けられたらおしまいなんだよ!」

ゲイシー「…お前も一度、誰かに助けられてみろ。

そうすれば自分の愚かさが良く分かる。」

ヘイグ「黙れ!!

…いや、もう黙るか」


ヘイグはニタリと笑う。

セキタは首を傾げようとして…体が異常に重い事に気が付いた。


ゲイシー「?!」

ヘイグ「俺が作り上げた毒ガスはな、皮膚からも侵入出来る特別製!

じわじわじわじわ苦しみながら死んでいけ!!

あひゃひゃひゃひゃひゃ!」


ヘイグが笑い、ゲイシーはゆら、と落ちそうになる。


ゲイシー「ま…だ…まだ、だ!」


しかし、ゲイシーは直ぐに体制を立て直し、ヘイグに向かって一直線に飛んでいく。


ヘイグ「まぁーた突進か?

もうそんなの効かねえよ!」


ヘイグは右手の銃を向ける。すると脇腹のボンベがが回転し『散弾』から『網』の文字に変わる。


ヘイグ「発射!」


ボン!と射出された玉は空中で破裂し、網に姿を変える。

そしてゲイシーの体を網で包みこんだ!


ゲイシー「!」


ゲイシーは網から逃げようともがくが、全く外れない。

結果、ゲイシーは空中から地上へ落下していく。


ヘイグ「そのまま転落死させてもいいが、面倒だ。

俺が直々に地獄に落としてやる!」


ヘイグの両脇にあるボンベが回転し、

左の『毒』という文字が『必』に、

右の『網』という文字が『殺』に変わる。


ヘイグ「あひゃひゃひゃひゃひゃ!

英雄の必殺技を受けて死ね!

正義!」


ジョン・ヘイグの両腕の銃に光が収束されていく。

おそらく、レーザーを発射する気なのだろう。



ゲイシー「…」


ゲイシーはというと、網のなかで強い力も出せず気を失いかけていた。


ゲイシー(ああ、これで終わりか…でも、よく戦ったよな、俺は……もう、休んでもいいよな……)


そして、ゲイシーは力を抜いて静かに目を閉じた。




(頑張れ!!)




ゲイシー「!?」


突如、ゲイシーの耳に誰かの声が聞こえる。

下を見ると……小さな岩があった。

そのすぐ隣に、倒れたススの姿が見える。


ゲイシー(スス!?

何故あそこに…!)

エッグ『仲間達に二人を安全な場所まで運ばせた、向こうにある岩の影に隠してある!』


ゲイシーの記憶の中に、懐かしい仲間の声が聞こえてきた。


ゲイシー(エッグ…。

そうだ、何を考えていたんだ俺は…。

まだススを助けてないじゃないか!)


ゲイシーの瞳に光が灯る。

次の瞬間、ゲイシーの体が軟化し、刃物のように鋭く硬化する。

その状態で無理矢理体をねじ曲げ、網を切り裂いた。

ヘイグは思わず叫ぶ。


ヘイグ「何!?

まだ動けるのかよ!

不味い、まだ必殺技のチャージが終わってない、今来たらやられ…。

な、何ィ!?」


あわてふためくヘイグが、更に驚愕する。

何故なら、ゲイシーがヘイグの方に顔を向けず、一直線に下に落ちていくからだ。


ヘイグ「な、何をしているんだ、あいつは…!

敵の前で背中を見せるなんて!」


ヘイグは腕に装着されたゲージを見ると、あと少しでエネルギーが満タンになるところだ。


ヘイグ(奴が俺の方に真っ直ぐ向かえば、俺は撃つ前にやられていた…!

何だ!?

何で奴は下に落ちた!?)


ゲイシー(スス…お前は、必ず助けるからな)

「能力発動!『象男(エレファントマン)』!!」


ゲイシーの脇腹がぐにゃりと歪み、そして何かが生えていく。

それを見たのはメルだ。


メル「!?

セキタさんの脇から…腕が生えた!?」


生えたのは腕だ。

両脇から生えた銀色の腕は、人を一人抱え込むには丁度いい大きさだ。


セキタ(ゲイシー)「スス!

今助ける!!」


ゲイシーは急降下しながら生えた腕を伸ばす。

しかしその瞬間、ヘイグのエネルギーは満タンになった!


ヘイグ「あひゃ…あひゃひゃひゃ…。

訳わかんねえよ、あいつら…。

戦闘は真剣にやれよ、命のやり取り何だぞ?

だから、勝てたかもしれない戦いで負けてしまうんだよ

俺の必殺技を受けて、死ね!

殺戮英雄(マーダー・ヒーロー)』!!」


ギュビイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!


ジョン・ヘイグの両腕の銃から放たれたのは、超極太の光線だ。

それは光の速さで大地に衝突し、地面を焼き焦がしていく。

その威力は空中戦艦、『モーセのステッキ号』が持つ最強兵器、『ステッキ』に匹敵する!


メル「う、うわああああ!!」

セキタ『ぐ、うう!』

ヘイグ「あーひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!

俺を無視するからだ、馬鹿野郎が!!」


光線を放ちながら、ヘイグは楽しそうに笑う。

大地はどんどん熱によって焼かれていき、元々地獄のような世界を更に残酷に変えて行く。


ヘイグ「あひゃ、あひゃ、

あひゃひゃひゃひゃひゃ!

何もかも消えろオオオオオ!!

俺が勝者だ!俺が正義だ!

俺が、英雄だあああ!!!」



「違うな」



ヘイグの後ろで声が聞こえた。

急いで振り返るとそこにはゲイシーが空を飛んでいた。

しかも、その腕には気絶したススを抱えていた。

ヘイグのガスマスクに隠された目が見開く。


ヘイグ「な、何で!?」


ゲイシーはヘイグを飛び越え、太陽に背を向ける。

ヘイグはただただ、同じ言葉を繰り返していく。


ヘイグ「何で!?何で!?何で!?何で!?」


そして、ゲイシーの翼が変化し、巨大な刃に姿を変えた。

ヘイグが叫んだ。


ヘイグ「なんでぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!??」

ゲイシー「言っただろう」


ゲイシーは、その刃をヘイグ目掛けて降り下ろす!



ゲイシー「人を助けた事が無いお前には、決して分からないとな。」



ズパッという音が聞こえた後、ジョン・ヘイグの体は右肩から左脇腹まで斜めに切り裂かれ、

スーツごとその体を真っ二つに裂かれた。

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