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角が有る者達  作者: C・トベルト
第二章 悪魔から知恵を授かったソロモン
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第104話 第一次憤怒大戦

アタゴリアン・城内客室


軽く何度かドアをノックし入室の許可を貰った後、ダンスは部屋の扉を開け恭しく一礼する。


ダンス「失礼します、宴の用意が出来ましたのでお迎えに参りました」


部屋の住人果心林檎は迷彩服に着替え、腰のベルトに日本刀を差し込んでいる。そして凛とした表情でダンスの言葉に応える。


果心「ええ、行きましょう」



果心はダンスに案内され、長い廊下を歩く。

腰のベルトに差し込んだ日本刀が揺れ、金属音を鳴らしている。

廊下を歩く間、二人は終始無言であった。

しかし果心はいつでも刀を抜けるよう右手を鞘の上に置いていたし、ダンスは笑みを一切崩してはいなかった。


やがてある壁の前でダンスは歩みを止める。

果心が視線を向けると、金色の大きな扉が壁から突然現れた。


果心「魔術による迷彩…何故?」

ダンス「どうもこの国にはねずみが多いんですよね。

果心様に万が一の事があってはいけない為、全ての部屋に迷彩を仕掛けさせて頂きました」

果心「ネズミが侵入しているの?

随分温いセキュリティね」

ダンス「お耳に痛いですね。

ところで…」


ダンスは振り返り、手に持っていた手紙を果心の前にかざす。

それはK・K・パーが仲間に出した救援の手紙だった。


ダンス「この手紙に見覚えは?

今朝海の上を何処かへ向かって飛んでいる所を見つけたのですが」

果心「……いいえ、その手紙に見覚えは無いわ。何か私の事に関連した事が書いてあるの?」

ダンス「いいえ、ただ宛名が『大罪背負いし仲間へ』と書いてあったので、てっきり大罪計画の仲間にあてた手紙かと。

良ければ中身を見ますか?」

果心「…遠慮するわ」


ダンスは笑みを浮かべたまま手紙を懐に隠し、扉を開けようとする。

果心は見えないないよう口元を締める。


果心(このタイミングで手紙?

私を疑っているからではないわね。

私を動揺させて平常心を奪わせる為?

だとしたら、随分舐めた事してくれるじゃない)


果心はダンスを睨もうとしたが、すぐに諦める。

日本刀目の前に突きつけられても笑みを崩さないコイツに睨みは無意味だ。

だから代わりに果心はダンスに口パクでこう伝える。


果心(後でたっぷり後悔させてあげるわ、若造(ボーイ))


ダンスは笑みを浮かべたまま、口パクで返す。


ダンス(その時を楽しみにしてるよ、お嬢さん(フロライン))


そして果心は部屋の中に足を踏み入れる。

どうやら食堂らしく、10メートルはある長い机に装飾された椅子がずらりと並んでいる。

丁度長い机の真ん中の席に『果心林檎様』と書かれたプレートが立て掛けてあった。

果心は周囲を警戒しながらプレートのある席まで歩き、座らずに周囲に目を向ける。


「お待ちしておりました、果心様」


不意に正面の席から声が聞こえてくる。

急いで目を向けると、いつの間にか八人のナンテ・メンドールが席の後ろに立っていた。

その中で中心に立つ二人のナンテが果心に話しかける。


ナンテ1「お待ちしておりました、果心様」

ナンテ2「どうぞおかけ下さい」


二人のナンテ・メンドールが椅子に座るよう促すが、果心は椅子に一瞬目を向けただけで立ったまま話を続ける。


果心「本物のナンテ・メンドールはどこにいるの?」

ナンテ1「大丈夫ですよ、果心様」

ナンテ2「すぐに来ます、果心様。

これから催し物が始まるのでどうかおかけ下さい」


果心はナンテ・メンドール全員を睨み付けた後、静かに椅子に座る。

八人の同じ顔の青年はニタリと笑い、椅子から離れていく。

すると部屋が暗くなり、揺らめく蝋燭の灯りだけが室内を照らしていく。


果心「催し物…何を見せる気?

まさか貴方達の『実験』を見せる気なの?」

ナンテ1「いえ、私達が見せるのは『歴史』ですよ 」

果心「歴史?」

ナンテ2「ええ、人類の歴史は憤怒と憤怒の連鎖です。

人は違うからこそ憎み続け、違うからこそ争い続ける。

今から50年前、天才と能力者が争い始めたようにね」


ナンテ・メンドールは笑い、果心林檎は呆れた顔を見せる。


果心「五十年間続いた戦争…私から見れば馬鹿馬鹿しいものだったわ。

あの程度の歪みで戦い続けられるなんて、愚か以外の何でも無い」

ナンテ1「ですがおかげで我等の計画を邪魔される心配も無かった。

つくづく我等にとって好都合でしたね」

果心「そうね…それが何なの?何故今その話を?」


果心が訊ねると、ナンテは笑みを浮かべた。

どうやらそれを訊ねられるのを待っていたようだ。


ナンテ1「今から果心様にはその歴史をもう一度観賞させて頂きます」

ナンテ2「そして理解して欲しいのです。

我等の目的に貴方の感情は必要ないということを、ね」


二人の言葉に合わせて天井から巨大なスクリーンが降りてくる。

そして映し出された映像は、ワールド・グレート・ピース号の映像だった。


ナンテ「始まりますよ、憤怒の催し物……『赤い靴と万華鏡』プロジェクトが」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


ワールド・グレート・ピース号

〜1FデッキA〜


シティ「おかしいわね、ユーちゃん何処いったのかしら?

電話も繋がらないし、もうショー始まっちゃうわ」


シティが辺りを見渡すと、もう何十組の親子が席を占領しており、ステージがかなり遠くなっている。

普段なら親子なんか吹っ飛ばして最前列に座るが、今はユーが居ないため吹き飛ばす意味が無い。


シティ「携帯でユーちゃんに連絡しても繋がらないし、どうしたんだろう?」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


〜2F・機関室〜


気絶した人間達の上で、ペンシは微かに意識を保つ人間を尋問していた。


ペンシ「貴様は何者だ、言え!」

男M「お、俺はFBI…だ…仕事で…女の子、を…保護するように、言われて…」

ペンシ「嘘つけ!」

男M「嘘…じゃ、ない。

今……手帳を…………見せ……………………」


バタリ、と男が気絶し、その手から手帳が滑り落ちた。

ペンシはそれを確認した後、男を睨み付ける。


ペンシ「……どういう、事だ?

SATの秘密行動員、某国の工作員、ICPOの諜報員、そして今はFBI……全員違う組織の人間だと?

そして全員……あの女の子を探してただけ、だと?

どういう事だ?おい誰か返事をしろ!」


ペンシは一人一人の胸ぐらを掴むが、全員気を失っていて話が聞ける状態ではない。

ペンシは小さく舌打ちした後、気絶した者達の山から飛び降り機関室を出る。


ペンシ「どういう事だ?

ユーという小さな女の子を、世界中の組織が探していただと?

あの子は一体何だというんだ?

…む?」


ペンシの研ぎ澄ました精神が、何かを感知する。それは何か不吉なモノが近づいてくる予感だ。

ペンシは身構え、気配の感じた方をじっと見つめる。

そしてその正体に気付き、驚愕のあまり目を平常心を僅かの間失ってしまう。


ペンシ「………………!?!?!?

な、何だ!?何であんなのが来ているんだ!?」



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



2F・喫茶店店内


メルは掃除を終え、喫茶店を去ろうとしていた。

しかしその瞬間、頭の中に誰かの声が聞こえてくる。


?『メル、久しぶりー!

元気にしてたー?』

メル「!?

その声は……カスキュア!」

『ノン、ノン。

アタシの名前は魔法美少女カスキュアちゃん!

魔法美少女を忘れてもらっちゃ困るな〜』


メルは急いで周囲を見渡すが、元より開店前の喫茶店に誰も居ない。


カスキュア『無駄無駄、アタシはあんたに見えない所にいるんだから……それより、あなたに教えたい事があるのよ?』

メル「ふ、ふざけないでよ!

君が教える情報なんて、ろくなものが無いじゃないか!」


メルはカスキュアの言葉を振り払うように叫ぶ。

カスキュアは忘れられた大罪計画『嫉妬』の責任者であり、メルを絶望させるために情報を渡したり、なにも知らない一般人を兵士に変えようとする異常者中の異常者だ。

メルはそんな奴の言葉を聞きたくは無かった。だがカスキュアは構わず話を続ける。


カスキュア『やれやれ、アタシの事をまるで分かってないね〜、メル。

魔法美少女カスキュアちゃんは穏やかで健やかな絶望しか貴方に与えたくないのよ』

メル「ふざけるな、早く僕の頭から消え」

カスキュア『だからこれから来る理不尽な絶望の事を伝えようとしてあげてるの』

メル「……て……え?

理不尽な絶望?」

カスキュア『これから大罪計画憤怒がこの船を襲うのよ。

それもとびっきり嫌な方法でね』


メルはハッとして喫茶店の柱の影に隠れる。

誰も居ない事を確認してからメルはカスキュアに訊ねる。


メル「何だ、何で僕に情報を教えるんだ?」

カスキュア『そんなのリンゴが木から地面に落ちるより簡単な理由があるからに決まってるじゃない。

アンタを絶望させるのはこのア・タ・シ♪

それ以外の誰にも、アンタを絶望させたくないのよ』

メル「…」

カスキュア『今回は私がバックサポートしてあげるわ。

せいぜい絶望しないよう頑張りなさい』



『雷鬼』ライは特殊なスーツ『ライジング・ヒーロー』に装備された飛行ユニットを使用し空中で仲間が来るのを待っていた。

しばらく空中浮遊を楽しんでいたが、やがてバラバラと大きな音を立てて4機のヘリが近付いてくる。


ライ「来た来た。

おせーぞ、お前等!」

『お前が速すぎるんだよ!

目標は見失ってないか!』


ライの会話は自動的に彼等に通信され、彼等の通信はライの耳元に届く。

ライは「問題ないぜ」と呟きながら後ろを振り返る。

視線の遥か直線上に豪華客船、ワールド・グレート・ピース号がゆっくりと海上を進んでいる。


ライ「射程範囲内だ。

何時でも撃ち抜けるぜ。

全く、只の豪華客船の住人を殺すなんて気の抜ける仕事だよな」

『そういうな、これも仕事だ!

所で一つ聞きたい事があるんだが』

ライ「何だ?」

『あれは何だ?』


ライは何気なくもう一度豪華客船に目を向ける。

そして、目を丸くした。


ライ「……!?!?!?

な、何だありゃあ!?」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



アタゴリアン・城内・食堂。


果心は不機嫌な気持ちを露に、ナンテ達に質問を重ねる。

スクリーンには、豪華客船ワールド・グレート・ピース号が映し出されていた。



果心「あのスクリーンに映る船は何なの?それに私の感情が不要ってどういう事?

貴方の言葉の意味がまるで掴めないわ」

ナンテ「これは失礼。

では少しずつ説明しましょう。

実はこの国には少し前からある部隊を飼い慣らしていましてね。

名前は『ネオゴブリンズ』と言います」


ナンテがパチンと指をならすとスクリーンに映る映像が船から戦闘ヘリに変わる。


果心「ゴブリンズ……」

ナンテ「そう、ゴブリンズです。

果心様にとっては憎い名前でしょう。

だから我々は彼等を選んだ」

果心「選んだ?」


果心はじっとナンテに目を向ける。ナンテは話したい気持ちが先行しているからか、果心の疑問に答えようとせず話を続けた。


ナンテ「彼等を飼い慣らすには苦労しましたよ。

先ず彼等のアジトを襲い、半壊させます。

そして『ナンテ・メンドール』がやったことにしました。

彼等は激怒し、そして自力でアタゴリアンまで辿り着いた」


ナンテの言葉を聞きながら、果心は記憶を思い出す。


ライ『俺の名はライ。

ゴブリンズ、『雷鬼』のライだ。

ナンテ・メンドールには会いたかったんだよ、

奴は俺達の敵なんだからよぉ!

ヒヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!』


果心(そう言えば、そんな事言ってたわね)

ナンテ「だが彼等ではここを見つける事は出来ません。

この城は魔法で姿を隠してありますからね。

魔術としては……」

果心「原理を詳しく聞きたいけど、今はそれより話を続けてほしいわ。

何故そんな真似したのよ」


果心が睨むとナンテは目を丸くし、恭しく一礼した。


ナンテ「…失礼。

話は簡単です

あの船を、ネオゴブリンズで襲わせるのですよ」

果心「っ!?

船を襲わせる!?

何故そんなバカな事をするの!?

大体貴方を狙っているネオゴブリンズが他の方に目を向ける事、できるわけ無いじゃない!」


今度は反対に果心が目を丸くし、ナンテがフッと笑う。


ナンテ「簡単ですよ。

彼等は上司に逆らえない存在です。

そして上司は、私です」

果心「!?」


ナンテは獲物を食べる前の怪物のように一瞬舌を出して笑った。


ナンテ「正確には私の記憶だけを魔術でコピーさせたアタゴリアン人です。

彼等は自分の仇敵が自分の直ぐ近くにいる事にまるで気付いてないのですよ」

果心「…哀れな話ね」

ナンテ「お陰で私の手足が一つ増えた」


ナンテはポケットから名刺入れを出す。

そして中の名刺を出し、机に乱雑に置いた。

会社も国も違うが、全てナンテ・メンドールの名前が刻まれていた。


果心「これは?」

ナンテ「私はコピーさせた私をあらゆる組織に投入させ、それらを操る地位にまで登り上がりました。

あるナンテ・メンドールは記憶だけをコピーし、あるナンテ・メンドールは姿だけをコピーし、あるナンテ・メンドールは全てコピーして…。

軍に、企業に、国際警察に、傭兵部隊に、国家に。あらゆる組織に私は入り込み、偉くなった。

こうして、私は五十年の間に私自身の勢力を広めていったのです」


ナンテ・メンドールの集団はニヤリと笑みを浮かべる。

まるで蟻の集団のように、全く同じ顔で、同じ姿で笑っている。


ナンテ「そして今、私はあらゆる組織を操る事ができる証として、私の傘下の組織全体であの船を襲わせるのです。

ネオゴブリンズは一例に過ぎませんし、WGPを動かしあの船を動かせる事もできました」


ナンテは一瞬目線を果心から船に向け、果心に戻す。


ナンテ「さて、ここまで言えば分かりますね、果心様

あのスクリーンに映る『催し物』が何なのか」


果心は深呼吸をした後、静かに答えた。

スクリーンには豪華客船の姿が映し出され、中で笑い合う人達の姿が小さく見えていた。


果心「貴方の組織同士の、殺し合い……いいえ、戦争を起こさせる気ね」

ナンテ「正解です。

彼等には『特別な賞品』を持ってくるよう手配しています。

彼等はこれからそれを巡って殺し合って貰うのです」

果心「『特別な賞品』?

含みのある言い方すると言うことは……今は答える気は無いのね?」

ナンテ「後の楽しみはとっておくものです。

さあ、始まりますよ!

第一次憤怒大戦が!」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




ライ「…何だこれは…?」


ライは辺りを見渡す。

何故なら船の全方位を無数のヘリコプターや戦闘機が飛んでいるからだ。

いや、それだけではない。

ライが急いでサーチモードを起動させると、海の底から無数の潜水艦が泳ぐスクリュー音が、

海の果てから波を割って進む船のモーター音が聞こえてくる。

全て、豪華客船に向かっていく音だ。



ライ「さ、さっきまでこんな奴等いなかったぞ!?

何だコイツら!?」

『どうした、ライ!』

「正体不明の組織が動かす船やヘリが突然現れた!

潜水艦は5つ、ヘリは20、戦闘機が8つ!

更に海の果てからモーター音!

数は掴めないが無数の戦艦がこちらに向かってきている!

何だコイツら、戦争を起こす気か!?」

『なんだと!!

く、ライ!一時撤退をしろ!』

ライ「…もう遅い」


ライの目の前を戦闘ヘリが通りすぎていく。

海上ヘリだけじゃなく、陸上ヘリまで大量に空を飛んでいる。


ライ「雌アシカ(ハインド)の群れが海の上で飛び交ってやがる!背を向けるのは危険すぎる!」


バラバラバラバラ、と音を立ててハインドの一機が船に向かう。

正確には船首に集まった人混みだ。

ライは恐怖を感じた。『コイツらは奴等を撃ち殺す気だ』と直感が感じた。

だが傭兵である彼は動けない。傭兵は無闇に動けない。

ただ黙って見ているしか無い。

初めて、ライは自分自身の無力感を感じた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


ワールド・グレート・ピース号〜1F廊下内〜


ペンシ「ウオオオ!!」


ペンシは磨かれた廊下の上を全速力で走り抜いていた。

ポケットに入れていた携帯から電話が鳴り響いているが彼女にそれを取る余裕は無い。


ペンシ(無数の戦闘ヘリ、戦闘機!

間違いない、この船は狙われている!)


それに気付いたペンシはいち早くデッキに向かう。


ペンシ(デッキに向かった人達が殺される!一番に狙われてしまう!)


ペンシは走り走り走っていく。

途中、何度も転びそうになったがすぐに態勢を立て直した。


ペンシ(させない!

誰が相手だろうと!誰が向かってこようと!私は見捨てないぞ!)


不意に、周囲が明るくなる。

屋根のある廊下を抜け、デッキに到着した。

眼前には子連れの集団が、デッキの側を飛び回るヘリを呆然とした表情で見上げていた。

全員の顔からは余裕の表情が見え、中には携帯で撮影している者までいる。

それを見たペンシは真っ青になって思わず叫んだ。


ペンシ「皆、逃げろ!

殺されるぞ!」


ペンシが集団に向かって叫んだのと、デッキの側を飛んでいたMi-24に搭載された熱感知ミサイルが集団に向かって発射されたのは全く同時だった。


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