~資料~ 用語集(植物名、動物名、地名)
異世界における植物、動物、地名の一覧です。
2014.9/19 更新分 2/3
2015.5/18 ギバの体長・体重の設定を修正
~食材~
○アリア
・大きさ、形状、味ともにタマネギと酷似している。ただし色は、外見も中身も緑色。
・非常に高い栄養価を持ち、3個ほど食せば1日に必要なビタミン類を摂取できるものと思われる。
価格:銅貨赤1枚=5個
○ポイタン
・大きさ、形状はジャガイモに酷似している。ただし色彩はクリーム色で、皮と実という実質的な区分は存在しない。
・生食は適さない。煮ると液状に煮崩れるので、それを飲むのが一般的である。
・2個ほど食せば1日に必要な炭水化物を得られると思われる。
・アリアと並んで非常に安価なため、森辺においては主食とされている。
価格:銅貨赤1枚=4個
○ティノ
・レタスに似ているが、バラの花のような形状で葉が重なっている。色は白に近い緑。
・食感はやや固く、レタスよりもキャベツに近い。
・単品で人間に必要なビタミン類をすべてまかなえるのはアリアのみであり、森辺においても町においても、その他の野菜類は栄養摂取の補助および味と彩りを加えるために使用されている面が強い。
価格:銅貨赤1枚=2個
○プラ
・厚さ6、7ミリていどの肉厚なイチョウの葉のような形状をしている。色は、濃い緑。
・苦味が強く、煮込んでもあまり柔らかくはならない。味は、ピーマンに近い。
価格:銅貨赤1枚=3個
○ギーゴ
・直径10センチ、長さは2メートルにも及ぶ。竹のように真っ直ぐだが、表皮は濃い茶色でゴボウの質感に似ている。皮を剥くと、中身は白色。
・煮るとポイタンのように煮崩れるが、もっと粘性が高く、少し土の匂いがする。味はやや甘味があるていど。
価格:銅貨赤2枚=1本(切り売り可)
○タラパ
・大きさ、形状はカボチャに似ている。ただし色は、表皮も中身も鮮やかな赤色。
・ずっしりと重く、カボチャのように中身が詰まっており、味はトマトに酷似している。が、酸味はかなり強い。
価格:銅貨赤1枚=1個
○チャッチ
・大きさ、形状は夏蜜柑に酷似している。表皮は黄色で、中身は白色。
・皮を剥くとぬめりのある白い球状の実が現れる。味や食感はジャガイモに似ている。
価格:銅貨赤1枚=2個
○ゾゾ
・蛇がとぐろを巻いたような形状。色は薄い褐色で、質感はスズメバチの巣に似ている。
・漢方薬のように匂いが強く、本来は食材ではなく香辛料として使用される。
価格:銅貨赤1枚=1個
~モルガ山麓の森の自生植物~
○ピコ
・肉の防腐に使われる香辛料。
・その葉はワカメのような海藻を思わせる外見で、川辺に自生する。
・採取して日に干すと黒く変色し、非常にもろくなる。それを粉末状にして、その中に肉を漬けておくと、15日から20日ほど肉を保存することができる。
・ただし、肉を漬けておくとその水分を吸って葉が傷むため、日に1度、入念に攪拌する必要がある。また、そうした管理をしても、およそ一ヶ月で防腐の機能は失われるため、総入れ替えが必要となる。
・味や風味は、黒胡椒に酷似している。
○リーロ
・燻製肉を作るための香草。
・形状はシダ類に似ている。
・とても清涼な香りを発する草であり、鍋に入れれば血抜きをしていないギバ肉の匂いさえも、あるていどは緩和することができる。
○グリギ
・樹木も樹皮も黒色で、非常に硬質である。太さが10センチていどの若木でもしなやかで折れにくく、狩ったギバや鉄鍋の運搬などに用いられる。
・また、その赤くて小さな実は、人間にはひそやかな香りしか感じられないが、森の毒虫を除ける効果があるため、森辺の民は腕飾りや首飾りとして常に身につけている。
○ゴヌモキ
・ゴムノキに似た大きな葉は頑丈で、表面もなめらかであり、肉の包装や皿の代用品として使われている。
○ラナ
・へら型の小さな葉。乾燥したものを薪でこするとその摩擦熱で発火するため、かまどの種火として用いられている。
○フィバッハ
・蔓草。細いが非常に頑丈で、吊り橋の材料や、荷をくくる紐として多用されている。
○アパス
・毒物。食せば正気を失うとされているが、詳細は不明。
*以上の、ギバの食用には適さない植物は、森辺の民にも採取が認められている。
~モルガの山の生息動物~
○ギバ
・二本の角と二本の牙、黒褐色の毛皮とずんぐりとした体型を有する雑食の四足動物。
・成獣の体長は、およそ100~180センチ。体重は、80~200キロとバラつきが大きい。また、体長2メートル以上の巨大なギバも、時として観測される。
・天敵の多い山を離れ、その麓の森辺のみに生息する。
・食性は、森の果実や茎類の植物質が9割であり、その他に川辺の小動物、昆虫類、小型の蛇などを捕食する。
・性格は凶暴だが、その半面、臆病でもあり、よほど飢えて気がたっているか、あるいは偶発的に至近距離で遭遇しない限り、人の影を見ると逃げる習性がある。
・メスはやや体型が小ぶりで、角も小さい。幼獣のギバには角がなく、毛皮の色合いもやや薄い。
・牙や角は工芸品や装飾物の素材となるため、銅貨と交換すること可能である。値段は大きさにより異なるが、1本につき赤銅貨1~3枚が相場である。
・また、全身の毛皮を剥げば、それもまた衣料や敷物の素材となるため、銅貨との交換が可能である。相場は、赤銅貨5~10枚。
○ムント
・毛の短い茶色の毛皮と、丸く膨れた胴体、細い四肢、鋭い爪と牙を有する、肉食の四足動物。通称「腐肉喰らい」
・体長はおよそ100センチほど。運動能力は低いが、その牙で噛まれると肉が腐り落ちるとされており、人間からは忌避されている。
・飢えれば自らも小動物を捕らえて捕食するが、死んだ動物の腐肉を喰らうのが最も一般的とされている。
・山間部から山麓の森辺まで、その生息はモルガの山全域に及ぶ。
○ギーズ
・褐色の毛皮と細長い体躯を有する、雑食の四足動物。通称「ギーズの大ネズミ」
・外見はイタチのようで愛くるしいが、やはり腐肉をあさる習性があるため、忌避されている。
○マダラマ
・山間部に生息する大型の蛇。通称「マダラマの大蛇」
・巨大なものでは、体長5メートル、体重100キロにまで及び、ギバすらが捕食の対象である。
○ヴァルブ
・山間部に生息する、狼のような外見をした雑食の四足動物。通称「ヴァルブの狼」
・体長は150~200センチほど。非常に高い運動能力を有する。
○野人
・山間部に生息する、二足動物。
・神を捨てた人間たちの末路とされているが、その姿を実際に見た者は少なく、詳細は不明。
・マダラマの大蛇、ヴァルブの狼、そして野人がモルガの山を支配する三大動物とされており、それを怖れたギバが山麓の森辺のみを己の棲家と定めたのだと伝えられている。
~その他の動物~
○トトス
・荷の運搬などで使役されている、巨大な鳥類。通称「トトスの恐鳥」
・体長は2.5メートルから、3メートル。
・丸い胴体に、長い首と強靭な足。飛行能力はない。全身が茶色い羽毛に覆われており、その姿は絶滅種のモアに酷似している。
○キミュス
・いまだ正体は不明。肉はササミのように淡白な味わいである。
~地名~
○アムスホルン
・四大王国の支配する大陸。
○セルヴァ
・西の王国。
○ジャガル
・南の王国。
○マヒュドラ
・北の王国。
○シム
・東の王国。
○ジェノス
・西の王国セルヴァの最東端に位置する自治領区。領主は、ジェノス侯マルスタイン。
・石塀に囲まれた都市部と、その南側に広がる農園および農村部、宿場町、名なき民の住まうモルガの森辺までが、ジェノスの領土である。