表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超能力者達の学園  作者: トリブレイシオ
第一章 高校一年春 前編
7/58

第四話 訓練の開始①

トーナメント戦に向けての訓練開始。

バトルの描写って難しいですね......。

 第四話 訓練の開始①



 先輩からの施設の説明などを終え、俺は訓練のため、まず、藤井さんと杉下さんに連絡を取ることにした。

 現在は第三アリーナにいるということなので早速そちらへと向かう。

 すると、


「ほらほら、また、足下がお留守だよ。

 しっかりと足下にも注意を払わなくちゃ。」

「分かりました。

 やー!!」


 どうやら二人で模擬戦をやっているようである。

 戦闘能力がほとんどないと言っていたが杉下さんはかなりいい動きをしており、藤井さんのほうも完全にそれをいなしているあたりさすがと言ったところか。

 二人ともなかなかの身体能力だな......というか杉下さんは本当に初心者なのか?

 そんなことを考えながらしばらく観察していると、杉下さんの木剣を藤井さんがはじき飛ばした。


「杉下さんは戦闘能力はほとんどないと言っていたわりになかなかセンスはあるみたいだね。

 まぁ、それをいなしている藤井さんはさすがだけど。」


 間が空いたところで、二人に話しかける。

 すると、


「いや〜、あたしはまだまだだよ。

 それより澪はすごいよ。

 今日初めて剣を持ったらしいのに、ここまでできるようになったんだから。

 才能あるんじゃないかな?」

「いえっ、全然そんなことないですよ。

 輝美ちゃんはさすがです。

 全力でいったのにそれを簡単にいなすなんて。

 実力差を感じます。」

「そりゃ、あたしは年期が違うわけだしね。

 初心者をいなせないようじゃ失格だよ。」

「まぁ、しばらく訓練すれば杉下さんもかなりものになるんじゃないかな。

 あっ、あとこれどうぞ。

 運動した後は水分補給が大事だしね。」


 そういって二人にスポーツドリンクを差し出す。


「おっ、気が利くじゃん。」

「あ、ありがとうございます。」


 二人が水分補給を終えたところで、


「じゃあ、今日はどうする?」

「う〜ん、そうだね〜。

 澪のレベルは分かったことだし、あたしとしてはもう一人のチームメイトとの模擬戦がしてみたいかな。」

「私も二人の戦闘を見てみたいです。」

「そうか。

 ではやってみるとするか。

 まずは能力の使用はなしということでいいかな。

 体を暖めたいし。」

「了解。

 では行きますか。」

「私はここで見ていますね。」


 立てかけてあった木剣を手にとり、構える。


「そちらからどうぞ。」

「ではおかまいなく。」


 そういうと杉下さんは一気に突っ込んできた。

 なかなかの速さではあるが、全力ではないのであろう、まだ余裕のある顔である。

 顔のあたりに向かって鋭い突きが放たれる。

 首をひねってかわし、、回し蹴りを放つが、宙返りでかわされ、そのまま距離が開く。


「なかなかの速さじゃないか。

 少しびっくりしたぞ。

 それにずいぶんと身軽なんだな。」

「まぁ、そんなに力が強いわけじゃないから、ある程度素早く動けないと行けないしねっ!!」


 その言葉と同時に勢いよく突っ込んでくる。

 それに対し俺は、居合いの要領で、タイミングを合わせてカウンターを狙う。

 それを、剣で受け、その反動でふわっと浮き上がりそこから、蹴りで首を狙ってくる。

 横に転がり、蹴りをよけ着地の瞬間を狙って剣を振るが、やはりガードされる。

 そんな感じでしばらく戦闘を行い、体が暖まってきたところで、


「それじゃあ、そろそろ能力の使用ありということにしますか。」

「オッケー。

 それじゃあ、あたしから行くよー。」


 そういうと、彼女は全身に風をまとわせて、剣で切り掛かると同時に風弾を撃ってきた。



 第四話end

今日は後一話投稿します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ