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超能力者達の学園  作者: トリブレイシオ
第一章 高校一年春 後編
37/58

第二十七話 体育祭準備⑥

短いですが、これ以上長くするときりが悪いので、ここまでです。

切り捨てると少々まずい部分なので。

 第二十七話 体育祭準備⑥



「ただいま戻りました。」

「お疲れ様です。」


 買出しが終わり、買って来た荷物を生徒会室の中に入れる。


「大きいものは外に出しておきました。」

「わかりました、それでは仕分け作業に入りましょう。

 会長、手伝っていただけますか?

 私は帳簿をつけなくてはなりませんので。」

「もちろんだ。」


 こうして俺と会長と莉奈先輩は仕分け作業をし、井内先輩は会計の作業へと移るのであった。




 ちまちまと買ってきた品物を仕分けしていると、秀樹が電話から耳を離したのが見えた。


「秀樹、今日は何の用事だったんだ?」

「旅館のおじさんとおばさんが無料で泊めてくださったので、その代わりに旅館の手伝いをしていたんです。」

「ふ~ん、そういや、お前って老人と仲良くなる事が多かったっけ。」

「そうですね。

 そういえばこれをお土産にもってきました。

 皆さんよかったらどうぞ。」


 そういって、秀樹はお饅頭を皆に差し出した。


「おっ、お土産か?」

「そうですね。

 遅れてしまったお詫びの意味もこめてはいますが。」

「そうか。

 それじゃあ遠慮なくもらうな。」

「あ、それでは私も。」

「あたしももらおうかな。

 会長はいる?」

「もらおう。」

「亜梨沙は~?」

「いただきます。」


 皆でお土産のお饅頭を頬張る。

 中の餡が甘すぎずちょうどいい感じでかなりうまい。


「これはおいしいですね。」

「そうですか。

 よかったです。

 旅館の主人に勧めてもらったものなんですよ」

「その旅館の主人が勧めるのもわかるな。」


 その後、買って来た商品の整理などをして、解散となるのであった。




「カエルぴょこぴょこみぴょこぴょこ、合わせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。

 カエルぴょこぴょこみぴょこぴょこ、合わせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。

 カエルぴょこぴょこみぴょこぴょこ、合わせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ。」


「Je suis ce que je suis et si je suis ce que je suis, qu'est-ce que je suis?

 Je suis ce que je suis et si je suis ce que je suis, qu'est-ce que je suis?

 Je suis ce que je suis et si je suis ce que je suis, qu'est-ce que je suis?」


「I saw Susie sitting in a shoe shine shop.

 Where she sits she shines, and where she shines she sits.

 I saw Susie sitting in a shoe shine shop.

 Where she sits she shines, and where she shines she sits.

 I saw Susie sitting in a shoe shine shop.

 Where she sits she shines, and where she shines she sits.」


 夜、風呂の中で早口言葉による活舌を良くする練習を行う。

 フランス語は昔姉さんに頼んで教えてもらったのだ。

 この言葉を早口言葉を教えてくれたのは姉さんではないんだけどね。

 そんなこんなで、現在、早口言葉を唱えつつ、小さな鶴を作ろうと模索している。

 ただ、俺の絵心のなさのせいで、正直うまいとはいえない。

 絵は母さんはとてもうまいのだが、残念ながら遺伝しなかったようだ。


「う~ん、羽の感じがうまくいかない。」


 やっぱり自分で作るのは厳しそうだ。


「絵心のある人が生徒会の中にいるのを期待だな。

 秀樹は下手ではないがとてもうまいというわけではなかったし。」


 あいつは芸術系は音楽系統に偏っていたはずだからな。

 それでも下手というわけではないのはさすがだが。

 まぁ、これ以上練習してもあんまり意味はないだろうし、そろそろあがるかな。

 そう思い、俺はシャワーを浴びて風呂から出るのであった。




 ~side霧華~


 カタカタカタカタカタカタ。


「手がかりがないわね。」

「そうですね。

 監視カメラなんかにも一切写っていません。」

「そもそも人数も不明だからね。」


 部下のオペレーターに怪しい人物がいないかを探らせるが見つからない。

 すでに、何日もたっている時点でもはやどこにいるかはわからないだろう。

 そもそもこういうのは初動が大事なのに、それで見付けられなかった時点で厳しいわね。

 何か手がかりでもあればサイコメトリーなんかで見付けられる可能性もあるけど、全部爆破で消されてしまった時点でそれも不可能。

 こちらの予想でどこが狙いかをある程度付けなくてはいけない。

 日本海側の三箇所、新潟、長崎、鳥取の三箇所からの侵入。

 この侵入の仕方であれば恐らく、日本海側ではなく、大都市狙いで、どこを狙うのかをわからなくさせるのが目的であろう。

 情報によれば、かなりの実力者も混じっているらしい。

 恐らく国での侵入と考えていいだろう。

 さてさて、どこを狙ってくるのでしょうかね。

 これが偽情報の可能性もありますけど、この情報が正しいと仮定すると恐らくは……。



 第二十七話end


もう一話投稿するかもしれません。

なんていったってゴールデンウィークですから。

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