閑話 一泊二日の温泉旅行 其の壱
温泉回その①です。
熱海へレッツゴー。
「おっ、来たね〜。」
「おや、二人とも早いね。
少し待たせちゃったかな?」
「全然大丈夫ですよ。
楽しみだったので早く来てしまっただけですから。」
トーナメント戦が終わった次の日、俺たちは駅に集合していた。
時刻は午前十時十五分。
集合時間の十五分前ではあるが、全員が揃った。
「そっか。
それにしても今日は楽しみだね。」
「そうね〜。
あたし、お風呂とか割と好きなのよね。
特に、運動して、疲れて、汗をかいた後なんかに入るのなんかがとても好きなのよ。」
「私も温泉は好きです。
どんなところなんでしょう?」
「チケットを見て調べて見たが、かなりいい部屋みたいだったぞ。
温泉も露天風呂みたいな感じで、客室に備え付けられているみたいだし。」
「そうなんだ〜。
楽しみだね〜。」
「はい。
でも、時間まではまだありますね。
どうしましょうか?」
「そうだな〜、買っておきたいものなんかはみんなないのか?」
「う〜ん、特にはないかな。
まだ、海に行くには早い気がするしね。」
「私も特にはないですね。
必要なものは全部持ってきましたし。」
「そっか。
じゃあ、移動中の軽食なんかを買いに行きますか。」
「あっ、そうね。
それでいいわ。」
「はい。
私もそれでいいです。」
というわけで、時間を潰すため、軽食を選ぶことにしたのであった。
「おっ、きたきた。」
現在位置は新幹線のホーム。
長距離は、基本的にリニアが使用されているのだが、このぐらいの距離では新幹線は未だ現役だ。
とはいえ、エネルギー不足から、エネルギー効率はかなり進化しているらしく、前世紀の四分の一ほどで運行できるらしいのだが。
ともあれ、ホームに着いたので、俺たちは乗車することにしたのであった。
「それにしても、大会が終わった次の日っていうのは少し急だったとはいえ、かなり豪華よね。」
新幹線が小田原を通り過ぎたあたりでふと輝美がそんなことを口にする。
「そうですね。
部屋に露天風呂までついた宿ですしね。
そういえば、二位とか、三位の人の賞品ってなんだったのでしょうか?」
「秀樹に聞いたところ、箱根の温泉だったらしいよ。
こっちより少し値段は下がるらしいけど、それでもかなりグレードは高いらしいよ。」
「やっぱりお金かけてるわね。」
「そりゃ、賞%
注意:この小説はあくまでR-15作品です。
R-18作品では決してありません。
なので、この後の展開にはあまり期待しないでください。
決して翌朝女将さんが
「おはようございます、ゆうべはお楽しみでしたね。」
なんて言ったりはしないのです。
次の話もお楽しみに。




