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プロローグ

真面目っぽいのは今回だけです(多分)。安心してカルめに読んでください。

――お前はヒトにはなれないよ。


そう言われたのはいつのことだろう?


――どんなに人間と同じ身体のつくりをしていても、お前はヒトにはなれない。


昔すぎてもう、覚えていない。


――ヒトには無い能力も、ヒトには無い命の長さも、たんなるオマケに過ぎない。


あの時言われた、予言のようなあの言葉。


――お前には、決定的に足りないモノがあるからね。


ヒトになりたいとも思わなかった。


――たった独り、永遠に寂しく生きな。


それでも、よかったんだ。ヒトになったら、弱くなるような気がしていたから。


――それでも、お前は本当は願ってる。ヒトになれたらと。


願ってないよ……。


――そうだろう?


願ってなんかない。絶対に願ってなんかない。



俺は……じゃあ、何を願って生きている――?

はじめまして。なんとかキッチリ終わらせることを目標に(低)、頑張っていきます。お願いします。

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