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ラフエルのタワマン。

あの迎撃した場所から少し。

「ついた……。」

いったい何度食べて、寝て、歩いてを繰り返しただろうか。

かなり前にいくということを決めてからずっと目指し続けた場所。

ラフェルの首都。

ラフエル。

ェがエに変わっただけだ。

だが、その首都は名前の変化具合とは比べ物にならなかった。

さっきまでいた少なくとも俺の国では3大都市に入る街とは比べ物にならない。

周りを見渡せば近未来風の見た目のビルが立ち並び、今までの街の5倍は明るく感じた。

さらにここはまだ郊外だ。

住宅街はどこにあるんだ。

そして気づいた。

俺の隣にある超がつくほど巨大なまさに近未来といった見た目のビルが家だということに。

タワマンというやつだ。

化け物かな?

俺は好奇心でそのタワマンの中に入った。

電力が働いている証に、自動ドアが閉まっていた。

だが、そんなの関係ない。

蹴り一発でガラスは割れた。

さすが改造足。

厚みが30ミリはあるかと思えるガラスの破片を超え、中に入った。

中は清潔感ある真っ白なロビーだ。

汚れは俺の歩いた後しかない。

さらに、観葉植物が置いてあった。

それも自然の。

技術が進み、都市化が急激に進んだこの世界では自然の植物なんてものは数少なかった。

そんな希少な自然の植物を使って装飾するなんてラフエルは格が違う。

俺はきれいな純白のロビーを汚しながらエレベーターに乗った。

エレベーターは完璧に動作した。

一応放射線があるはずなのに一切壊れていない。

さらにはこの建物は核爆発を受けてなお、立っている。

思えば正面玄関のガラスドアも爆風で損傷していたから簡単に割れたのかもしれない。

そうだ。ラフェルに入ってほとんどの建物が当たり前化のように立っていて忘れそうになっていたが、核爆発にこの建物たちはさらされたのだ。

今更なことを思い出していると、エレベーターがチーンという音を鳴らし、ドアが開いた。

ついた階層はもちろん最上階だ。

ちなみに85階だ。都内タワマン85階住み!

エレベーターから出ると、ホテルかと見間違うような高級感満載の廊下が現れた。

前は全面ガラス張りで街の景色を一望できる。

ところどころ、明らかに高そうな壺が飾っており、それがさらに高級感を倍増させていた。それとこの床のレッドカーペットも5星ホテル感をさらに際立てている。

すげぇ。これがラフエル。

素直に驚きながら、とりあえず近くの部屋に入ってみる。

鍵は特にかかっていなかった。

中はまさにホテル。

巨大なベットに、巨大なソファ。

だが、巨大なテレビがない。これが意外だった。

……いや違う。これはあれだ。

俺は予想される機械のスイッチを入れた。

その瞬間何もなかった空中に画像が表示された。

プロジェクターなんてものじゃない。

何もないのだ。

ただリモコンと電源スイッチだけだ。

それだけで何もない空中に画像を映し出した。

さらには俺はこれを一応見たことがある。

だが、ここまできれいな画質じゃなかった。

俺が見たやつは8K画像。

だが、こいつはおそらく24K画像だ。

24K画像というと、この世界の最新技術を使い、小さくても45インチほどの大画面を用意しなければ見れなかった。

これはモニターの話だ。

モニターよりも複雑な設計なこの装置で同じくらいの大きさの映像で24Kが出せるのはほぼほぼおかしい。

世界の最新技術をすべて駆使しても厳しいんじゃないか。

それを個人が所有している。

やべぇ。ラフエルやべぇ。

俺は戦慄しながら、いったん落ち着いた。

「ふぅ。」

一息ついたとき。

突如、画像が切り替わった。

おそらく一時の間操作がなかったから設定された画像に切り替えたんだろう。

ただの背景とかインテリアみたいになじませるための機能だ。

さすが超高性能と思いながらその画像を見ると。

……何がとは言わないが立った。何がとは言わないけどね。

おそらく前の部屋の人はそういうのが好きだったんだろうな。

そう思えるほどの画像が連続して表示された。

一人暮らしの男だったんだろうなぁ。

そして、よく見ると近くにゴミ箱があった。

中はティシュが多かった。

……なんでだろうな~。

まぁ、萌え絵が好きだったんだ。

そうだ。ちょっと幼い子供があれな見た目してるだけだ。

実際俺もかわいい女子とかは好きだし。しょうがないよね。

男子だもん。

俺はそう思い、ほんの少し、ほんの少しだからね。後ろ髪惹かれる思いで電源を落とした。

俺はとりあえず久しぶりの気分を紛らわせようと隣の部屋に行った。

隣の部屋はさっきの高級感満載の部屋とは違い、小さな一人用ベットに俺の部屋に合ったぐらいの大きさのソファがあった。

それにさっきのとは違い、普通のテレビだった。

大型のテレビと小型のモニターがあった。

モニターはPCデスクの上に置かれ、デスクトップPCも置いてあった。

そして、俺が追い求めていたものがあった。

DVDドライブだ。

手に入れてからずっとやりたかったゲームがようやくできる。

さっそく、PCの電源を入れ、DVDを入れようとした。

……まただ、まただ。

あれなDVDが入っていた。

そらそうよな。こんな時代にDVDドライブを個人で所持する奴なんて限られてるよな。

そら規制が相当緩かった昔のDVDを見るために使うよな。

当たり前だなぁ!

俺はさっさとそのDVDを取り出して懐に入れ、目的のゲームを入れた。

すると、しっかりと読み込まれた。

早速プレイしてみた。

「むっず!」

鎧核を全作クリアした俺が難しいというんだから相当難しい。

その後、かなりの時間をかけてようやくクリアした。

久しぶりに本気でゲームをした気がする。

相当難しかったが、面白かった。

俺は終わった後にDVDドライブを取り、懐に入れた。

布武でできたらいいな。

そう思った。

そして、思えば完全に夜だった。

「今日はここで寝るか。」

そう呟き、最初の部屋に戻った。

大きなベットで寝たいだけ。他意はない。

俺はちょっとボタンを押して、ベットに寝転がった。

読んでくださりありがとうございます。多分次回で終わりです。今回は珍しく一つの場所しか言ってません。とりあえず首都のすごさを知らせたかったです。次回も読んでくださるとうれしいです。評価等お願いします。

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