空の色
「空はどうして青いの?」は子供の定番の質問だと聞く。
そんな話を物理を研究している友人に振った。
「空はどうして青いの?って子供に聞かれたらどうする?」
「そりゃ、光の屈折率がね…って説明するしかないでしょう」
私は満足した。
もしも子供が生まれたらという仮定の話が私は多くて恐縮だが、夫とは子供ができたら図鑑を買い与えようと決めている。
そして、虹の色についてとか、怪我の治りについてとか、聞かれたらもう夫に代弁してもらう。私にはわからん。
その代わり、子供ができたら言葉は丁寧に使おう。子供は親の背中を見て育つ。私の言葉遣いが汚かったら子供も汚く育つ。が、土地柄、ヤンキーも多いので、そこで違和感のないように育てるのは親の手腕であろうと子供たちと町ですれ違う度に思う。
もしも。それは私の夢。希望。
覚悟を決めなければ、一歩踏み出せない私に、教育してくれるのは環境の全て。