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あのね、正式に迎え入れたの。

お目当ての子を見つけた私はさっそく連れて行こうと思いました。


「じゃあ行こうか」

「はぁ? どこによ!?」

「拠点だよ?」

「拠点だよ? じゃないわよ! ちゃんと説明しなさいよっ!」


 なぜかこのノームの子、ぷんぷんしてるよ。


「うんとね、頭良い子が欲しかったの。で、見つけたの。だから連れてくの」

「なにその一方的な理由はっ! 頭おかしいの? 馬鹿なの?」


正直に言ったのに、なぜかこのノームの子、余計怒っちゃった。


「頭はおかしいかもしれないけど、馬鹿じゃないよ。眼鏡ちゃんより頭良いと思うよ」


 私がそう言うと、ノームッ子ちゃんの眉がピクリと動いた。


「は? この私より優秀だって? やっぱりあんた馬鹿ね。さっき言ったよね、私はノームの中でも飛び抜けた頭脳の持ち主だって。ただでさえ人間が頭の良さでノームに勝てるわけないでしょ」


「そうかなぁ。そんなのわからないよぉ。じゃあ、勝負してみる? 私が勝ったら大人しくついてきてもらうね」


「あはは、いいわよっ! 無謀な挑戦だわ。その勝負受けてあげる。ただし、私が勝ったら、全裸で私はノームに頭脳勝負を挑んで無様に負けた無能な人間です、って叫びながらこの町を練り歩いてもらうわよっ!」


 眼鏡ちゃんはすっごい悪そうな顔をしながら私にそう言い放った。でも、優しいね。ペナルティがそんなのでいいなんて。自害しろとかでもいいのに。どうせ負けないけど。


「じゃあ、決まりね。こっちの学問がいまいちわからないけど、数学とかでいいかな?」

「かまわないわっ! でもご愁傷様、数学は私がもっとも得意とする分野よ、勝負あったわね」


 なにげにこの子ノリノリだね。学問勝負だからかな。よっぽど自信あるんだろうね。


「それじゃあ、お互い問題を出し合って、答えられなくなった方が負けでいいかな?」

「いいけど、一問目で終わっちゃうわよ。そっちが先行でいいわ。せいぜい私を楽しませることねっ!」

「うん、じゃあ、行くねー」


 こうして、私達の数学対決の幕が開けた。



 数分後、私達の数学対決の幕が閉じた。


「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あり得ないわ・・・・・・そんな数式あったなんて・・・・・・」

「私の勝ちだね。じゃあ連れてくね」


 眼鏡ノームちゃんは手足を地面に付け、首を振りながらガクガク震えていた。顔は汗をダラダラ量産して床に落ちていく。


「おかしい、これは夢よ。この私は人間なんかに負けるわけないもの・・・・・・そうよ、そうだわ」

「夢じゃないよぉ~。現実だよ~」


 私はあえてこの数学勝負に持ち込んだの。自分で実際この子の能力を測るために。最初の数問は様子見で、その後じょじょに難度を上げていった。問題を出し合ってる最中に、数学という学問は私が元いた世界の方が発達している事を確信した。それでも、彼女はかなりのレベルまで答えていたから優秀なのは間違いない。自分で自信があるっていうのもうなずける。


「なんか、壊れちゃったね」


 ノームッ子ちゃんは、未だに認めたくないみたいでブツブツ言って顔を上げてくれない。心ここにあらずって感じ。

 このままじゃ埒があかないから、腕ずくで連れてこうかな。


「あ、いたぞっ! こっちだっ!」


 そう思ったら、図書館の入り口に数人のノームが入ってきた。


「不法侵入だぞっ! 守衛さんに危害まで加えおってからにっ!」

「おとなしくしなさいっ! じゃなきゃ無理矢理取り押さえますからねっ!」


 ここの教師かな、ノームの割には体格がいい男が二人、そして中々綺麗な女性のノーム。


「丁度いいね。目的は果たしたし。ついでにそれもらおうかな」


 もう騒ぎになっても構わない。私の手はスカートの中へと。


 図書室が血の海になった。これで53人。眼鏡ノームちゃんは顔に血を浴びて発狂して気を失っちゃった。私は、女教師のノームから髪を皮ごと剥がしていく。ペペちゃんの髪を銀にするんだ。近くで見ると透き通ってるみたいで本当に綺麗。


「さて、行きますか!」


 私は返り血を浴びた眼鏡ちゃんを抱きかかえると、その場を後にした。



 拠点へと戻った私は、今日の戦利品を部屋に連れ込む。血で汚れた顔を拭き、服を脱がせて全裸にするとベットに寝かせた。


 その後私が覆い被さりながら色々してるとノームッ子ちゃんが目を覚ました。


「あ、あれ・・・・・・ここどこ? 私は一体・・・・・・」


 まだ完全に覚醒してないのか呆然としている。


「おはよう。ここは私の拠点だよ」

「拠点・・・・・・って、なに!? なんで私、裸なのっ! ちょっと何してるのよっ!」


 彼女は自分が素っ裸で手足をベットに縛られているのに気づくと大声を上げた。


「寝てる間に色々調べたよっ、色々知識はあるみたいだけど、こっちはまだ全然みたいだねっ!」

「ちょっと、なに言ってるのよっ! これ外しなさいよっ! ふざけないでっ! 私から降りなさいってばっ! な、な、なに、やめなさいっ! 変なとこ舐めないでよっ!」


 顔を真っ赤にして本当に可愛い反応をしてくれるね。私はゾクゾクしながら彼女の全身を舌でなぞっていく。


「ひゃあっ! やめ・・・・・・」

「安心してね、破滅的だから。大丈夫だからね」


 その後、這わせる舌が頬から首、胸を経て・・・・・・やがて破滅的な・・・・・・。



 目を覚ますと朝だった。窓から差し込む光が眩しい。

 隣で寝息を立てるノームの髪を鼻に近づけ香りを楽しんだ。やっぱりこの銀髪いいね。


「あ・・・・・・」

「おはよう、起こしちゃったかな」


 ノームちゃんは私と目が合うと両手で顔を隠した。昨日の事を思い出して恥ずかしがってるみたい。


「今日から私が貴方のお姉ちゃんだよ。よろしくね」

「う、うん・・・・・・アオイ・・・・・・姉さん・・・・・・」

「ふふふ、良い子だね」


 頭を優しく撫でる。ノームっ子ちゃんは気持ちよさそうに目を細めた。

 よし、これで二人目の妹ができたよ。名前は、そうだね。眼鏡っ子だから、フレムちゃんにしよう。

 後は、二つの用途のため魔法が得意な妹が欲しいね。そして、純粋な戦力も欲しい。

 まだ見ぬ妹達に私は胸を躍らせるの。

 すぐに見つけてあげるね。

 だから、もう少し待ってて。

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