ファミリー
絆の頃に、諭しあった早春の陰りを
キスの頃に慰め合った恋人の夢を
信じるという心を大きく息を吸った張り裂けそうな胸を、ひしめくような空の下で
ファミリー
もう戻れない
戻れないから、思い出すんだ
今日、素敵なことがあったって言った子供の頬を撫でる父の手が大きいから、僕はスケッチにつづる
今日という日に感謝して、明日を信じていられる、そんな家族が好きだから。
ファミリー
こんな美しい響きを大事にしたい
幸せの意味を考えないで
きっと僕らの上で、光っている
きっと僕らの上で、光っている
娘を膝の上に乗せる父の優しさが、離れていくこの場所から、家という響きが好きだった
何があっても好きでいたい。
例え、学校の帰り道で、小石につまずいて、独りで起き上がる時
きっと、職場へ向かう父の鞄に、子供の夢を乗せるお守りが、揺れる
木洩れ日の中で。
永遠に
死んでいくという人の人生が、一瞬でも、抱きしめ合う。
悲しい時、うれしい時、そばに居てくれる家族が、永遠なんだ。
僕は大人になっても、忘れない
忘れたくないから、こうしてここで言葉を描く
まるで、少年のスケッチブックに、綴られる、初恋の幻のように
すべてを包み込んだ
母の声が、食卓で響いて、母さんという響きが好きだった
僕の家族
青空の下で
太陽が疎ましい昼下がりに小鳥ばかり見てた
給食がまずくて、友達とふざけ合った
僕らの所在なさが、居場所を探してた。
青春なんていう言葉が死にたくなるほど嫌いだったから、
友達がいてくれたんだ。そして、いつも家族がどこかで笑ってる。




