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スキル

     前の暗号は解けただろうか? 答えはプログレッシブだ。このスキルはHP回復を早めてくれるのだ。言い忘れていたがダメージを受け、HPが100より少なくなると1分間に1ずつ回復していくのだ。しかしプログレッシブを使った場合、2分間の間HPの回復の速さが2倍になるのだ。つまり回復系のスキルと言う訳だ。

   そして僕がそのリーブルを解き終えた後、気になる授業に行ってみた。それは1年生用のスキルの基本についてだった。中に入ると見たことのある人がいた。それはアンビアだった。最初に僕に指輪をつけてくれた人だ。自己紹介を聞くに彼女はこの学校の先生らしい。そして彼女の講義が始まった。

    

「皆さんはスキルについてよく知っているでしょうか?まずスキルには大きく分けて4つの種類があります。攻撃、防御、回復、日常、特殊と言う種類です。それぞれについて説明していきます。

     まず攻撃スキルについて説明します。攻撃スキルの出し方は指輪のついている方の腕を真っ直ぐにしスキル名を言うと腕が向いている方向へスキルが放つことができます。ただし例外的に指輪が取れてしまっていても使える攻撃スキルは何個かあります。しかしそれらのほとんどは体全体を使う必殺技の場合が多いので今の皆さんには関係ないでしょう。他の種類のスキルは指輪をつけていなくても使えますがブリーブはメッシャンの攻撃に備え四六時中指輪をつけておいてくださいね。そして攻撃スキルの場合、大体の場合、スキルが相手に当たるとHPが減ります。しかし例外があり攻撃箇所を言わなければならないスキルもあります。そのスキルの場合言い終わった後にHPや体の部分の名前などを言わなければならないのです、ここで体の部分の名前という箇所に疑問に思う人もいるでしょう。これは獣や道具のスキルの時が多いのです。それによって一点に攻撃が集中するのでダメージがより大きくなります。実際茶象様、つまり土の国の王様は前のサタンと戦ったとき右腕を落とされたのもそのせいです。      こう言う一点集中の攻撃をスキルで塞ぐのはかなり難しいです。しかしこう言うスキルは普通に体を動かして避ければいいのです。だから一点集中のスキルは当たる確率は低いですがその代わり当たった時のダメージは大きいのです。もちろん獣や道具のスキルにも広範囲攻撃は存在しますがし全てが広範囲攻撃な他の属性などに比べるとその数は少ないですね。」


ここで彼女は一度ゆっくりと息をした。そしてまた彼女は始めた。

  

 「二つ目は防御スキルです。防御スキルにも種類があります。大きく分けると全体を守るものか局部的に守るものに分けることができます。しかし多くの場合全体を守るものが使われ、局部的の防御スキルは使われる機会が少ないです。なぜならまず獣や道具のスキルは速く僕らに向かってくることが多いのでなので瞬時にそれに対応してスキルを出すことは難しいからです。またそれを覚えていなくても体を動かし避ければいいからと言うこともあります。ただ皆さんはまだ見たことないと思いますが世の中には金縛りみたいなスキルもあります。なので一応こう言う防御スキルがあるのです。」


    「皆さんはこの学校で唯一出なければならない授業があることを知っていますか?まだ皆さんはやったことがないと思います。それは体育です。この世界は体力や瞬発力も大切です。これにはいくつかの理由があるます。まず一つ目に私たち一般人は徒歩で行動しなければならないからです。メッシャンが近くで襲ってきた場合でも徒歩でそこまでいかなければならないのです。なので私たちには体力を鍛えなければいけないのです。2つ目に獣や道具のスキルの中には体力や瞬発力などが関連してくるスキルもあるのです。この中に獣や道具の属性の人はいますか。」  

そして何人かが手を挙げた。彼女は言葉を続ける。

「あなたたちは特に頑張って体育をやってくださいね。最後の理由は言うまでもなく局部的な攻撃スキルを避けるためです。これらのスキルは速いものもあるのでかなりの瞬発力、そしてそれを戦闘中に続けれる持久力などが必要となるのです。」   

         

  「ちょっと話がそれましたね。三つ目は回復スキルについてです。回復スキルは自分や他人のHPを回復したり、怪我などの治療をしたり、状態異常を治すためにあるものです。それぞれについて詳しく説明します。  まずHPを回復させるスキルには回復を早めるもの、相手に自分のHPを与えるもの、自分自身のHPを増やすものなどがあるます。これらを使うことによってHPが0になることを防ぐのです。もしHPが0になってしまうと僕らは死んでしまいます。なので絶対にHPを0にしないようにしてください。また近くにHP0に近い人がいれば自分のHPを分けてあげてくださいね。そう言うことでこの授業の最後にはこのHPを分け与えてくれるリーブルを渡します。それらは属性など他の人とは違うスキルかもしれないですが全てHPを他の人に渡すためのスキルです。また回復を早めるものは自分の時にしか使えないので注意してください。2つ目の怪我を治すと言うのは局部的な攻撃を受けた場合、指や腕、足などがなくなる可能性があります。もし受けてそれらが取られてしまってもすぐだったらくっつけることはできます。しかし多くの時間がかかる上、SPを多く使ってしまうので戦闘中にこのスキルを使うことはかなり難しいことでしょう。しかし覚えておいたらもしもの時に役にたつ可能性があるスキルでもあります。最後に状態異常を解くスキルです。まず状態異常について説明しますね。状態異常というのは相手によって金縛りや催眠術、毒などによって体がうまく動かない時のことを言います。これらのスキルの多くは1つの属性ではないことが多く、2つの属性をうまく使えるもの、血縁関係による特別な継承などの場合が多いです。つまり生まれつきかトップレベルの使い手ではない限りこれらを打つのは無理なことでしす。この中で生涯でこんな人と出会う人は限りなく少ないかもしれないです。しかしこれを解く方法を覚えていても損はないと思いますよ。」


そして彼女がふうと息を吐いた。そして話し始めた。


   

「4つ目は日常スキルです。このスキルは日常的に生活するために必要なものです。生産者たちはこのスキルしか覚えることができません。これらは農業のためのスキルなどがあります。確かにこれらはブリーブが覚えていても意味がないと思う人も多いでしょう。しかしスキルは多ければ多いほど良いです。理由はSPの最大値が増えるからです。なのでいらないスキルでも捨てないようにしましょう。 最後に特殊なスキルです。これは先ほど言った金縛りや催眠、毒などのことです。これらは普通の人が打つのは難しく、白の中の貴族や王族などが持っている特別な血縁関係によるものや複数の属性を持って生まれたもの、2つの属性の技を完全に覚えた者しか打つことはできないです。特に催眠など人を狂わせるスキルは王族しか持ってないです。それ以外の天才がここにいるかわかりませんが目指してみてください。」

そして彼女はみんなにリーブルを配り始めた。

   

「これは先ほど言ったHPを分け与えるスキルがのっているものです。皆さん解いてくださいね。」


そして僕がそのリーブルを開けた時中が光り文字が現れた。 そこにはこう書かれていた。

ヤシピンニオン。

下のヒントのとこには2文字ずつ並び替えと書かれていた。 みんなはこの暗号解ける?


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