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〜王の誇り〜 プライド その1

僕 浅尾健太は車にはねられて死んでしまった…

と思ったら神様のミスで殺されたことが判明!

代わりにとくれたチャンスを使って自分の得意な数学に関係する暗号で回っている世界へ転生だ!!



この世界についての解説

この世界にはサタンと言う者がおり、そいつを倒せばミッションクリア

しかしどいつがサタンかなど情報は一切ない。まずそこからだ。


   しかし障害もいる。サタン軍、又の名をメッシャンだ。そいつらをどんどん倒していかないといけない。しかしこの世界は暗号を解くことによってスキルがえられる。そのスキルで僕たちはメッシャンと戦っているんだ。そのスキルには7種類の属性がありそれぞれに合った人、それが弱点の人など様々な人がいる。

そういう点を考えながらバトルを征するのだ。

計算やスキルについては後書きに書かれています。


前回までのあらすじ

この国の王茶象様が亡くなった。そして校長先生は茶象様の昔の仲間のコルベートさんが書いた本を前で読み始めたのだった


「ホーティーン」


僕は驚きすぎてその言葉しか出せなかった。こんなにホーティーンが強かったなんて





彼は僕にだけ聞こえる声で言った。

「今すぐその医者から逃げろ」


「えっどうして」


しかしその問いには答えは返ってこなかった。そして彼は奥の暗闇に向かって叫んだのだ。


「いるんだろ、出てこい」


その声に呼応するかのように置くからズシンズシンと言う音が鳴り響いてきた。僕は意味が分からない。もし奥にメッシャンが隠れていたのなら、さっき出てこればよかったのに。なんで出てこなかったのだろうか。そんな疑問が頭によぎった。しかしそのことをゆっくり考えている余裕なんてなかった。すぐにメッシャンが出てきたからだ。そいつは今までに見たこともないくらいに大きく、ライオンの形をしていた。


「さっきはお世話になった」


ホーティーンが冷たい声で言い放つ。僕も応戦しようと立とうとした。しかし、さっきのけがが響いてか、うまくたつことができなかった。その時、ホーティーンが前にきて小さな声で言った。


「こいつはおそらく、デザスタ級の中で最も強いメッシャンたちの一人、プライドだろう。となったら、僕も少し本気を出さないと行けないな」


つまり簡潔に言えば、逃げろと言いたいのだろう。そう言われて少しむっとしてしまった。つまり僕のプライドが許さなかったのだ。その時、メッシャンが話しかけてきた。


「ほう、私が化けていたということが分かっていたのか」


「そうだ、わかってここに来た。お前はいつもお爺さんに化けて取りすがりの奴らに声をかけ、あの手この手で人気のないここに連れ込んで殺している、そうだろ」


僕はその時驚いてしまった。つまり、このメッシャンはさっき道案内してくれたお爺さん?その時僕は恐ろしいことに気づいた。つまり、いま近くにいる医者はこいつらの仲間?慌てて僕は出口のロランのほうに向かった。そこには医者はいなかった。いや、医者の格好をしたメッシャンがいたのだ。そしてほぼ意識のないロランに向かってスキルを打とうとしていた。すでにロランのHPは100を切っていた。


「まずい」


しかし、僕は走ることができない。もうどうしようもない、あきらめかけたそのとき、なんとロランのHPが回復したのだ。それによってメッシャンが打ったスキルを受けたロランのHPは0にはならなかった。そしてもう一発撃とうとするメッシャンだった。さすがに僕の目の前で殺させない、その一心でそのスキルが打たれる前にロランの前に立つことができた。その医者の格好をしたやつが言う。


「なぜわかった」


どの声はさっき医者の格好をしていた時の声と全く違う声だった。僕はこの言葉にこたえる義務はない、そう思い、僕はスキルを打った。


「ジキコイル」


このスキルは相手のHPを二十%削るかつ、二十秒間そこから動くことを封じるというスキルだ。それによってそいつは逃げることはできないようにしたのだ。また、動かれてしまったら、ロランにスキルを打たれてしまう、そう思ったのだ。そしてたて続けにスキルを打つ。このスキルは僕の中での最強スキルだった。


「ライトニング」


そして僕の指輪から電気が出てくる。これは高電圧の電流を相手に向かって打つスキルだ。まるで雷のような威力である。それによってそいつは一時マヒ状態にすることができた。そして僕はそいつに向かってスキルを打とうとする。しかし、SPが足りなかった。さてどうしようと思ったとき、後ろから声が聞こえてきた。


「マッドフロウ」


その言葉と同時に後ろから茶色い泥が相手に向かって飛んで行って命中した。それによってメッシャンのHPは0になった。後ろを見るとロランがぴーすさいんをだしてきた。僕は彼が回復してくれたことがうれしくて彼が病気のことを忘れて、かれに飛びついたのだった。



そのころホーティーンの方は苦戦を強いられていた。

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