〜チ−トスキル〜メッシャンの侵攻 中編
僕 浅尾健太は車にはねられて死んでしまった…
と思ったら神様のミスで殺されたことが判明!
代わりにとくれたチャンスを使って自分の得意な数学に関係する暗号で回っている世界へ転生だ!!
この世界についての解説
この世界にはサタンと言う者がおり、そいつを倒せばミッションクリア
しかしどいつがサタンかなど情報は一切ない。まずそこからだ。
しかし障害もいる。サタン軍、又の名をメッシャンだ。そいつらをどんどん倒していかないといけない。しかしこの世界は暗号を解くことによってスキルがえられる。そのスキルで僕たちはメッシャンと戦っているんだ。そのスキルには7種類の属性がありそれぞれに合った人、それが弱点の人など様々な人がいる。
そういう点を考えながらバトルを征するのだ。
計算やスキルについては後書きに書かれています。
前回までのあらすじ
メッシャンの中でも最強格のソロモン級を含む5隊がこの学校へ攻めてきた。先生達は彼らと戦闘を始める。しかし弱い奴しか出てこず、ソロモン級と思われる奴らは仕掛けてきていなかった。
僕の頭にはさっき夢で見たあの残酷な景色が目の前の景色に重なる。誰も死にませんように、そう願っていた僕の目に信じることの出来ないような光景が目に映って来たのだった…
やっとスキルがメッシャンに当たった時、ピエール先生は吠えた。僕はそれを見て、少し安心した。
”多分ここまでメッシャンが来ることはない。だってここには優秀なブリーブがいるのだから”
そう思ったからだ。周りの人もそう思ってか、さっきまであった混乱はおさまっていた。そのタイミングで再度放送が流れてきた。
「メッシャンはシャボン二体、デザスター二体、ソロモン14、レラジュです。ソロモン級が来ているため至急反対の靴箱に向かって避難しなさい。繰り返します…」
その放送はやけに至急のところを強調した
「誰が避難しろだ。絶対この状況だったら逃げる必要もないだろ。せっかくのソロモン級がバトルしてくれんだ。みんなでバトルを見ようぜ」
クラスの前の方にいるやつが言った。彼の名は…確かダイだったはずだ。いつも授業の時間に後ろのやつに大声で話しかけて先生を困らせているいわば問題児だ。あまり僕はこいつのことは好きではなかった。しかしこの時だけはこいつと同じ考えをしていた。折角のメッシャンの中でも最強級のソロモンの戦闘が見れるんだ。この戦闘でサタンがどのくらい強いかも分かるし見ない手はない。僕はそう考えたんだ。その時隣のカミーユが僕に言ってきた。
「お前、何ボサってしてるんだ。ソロモン級が来てるんだ。早く逃げるぞ」
「なんで、別にここにいても大丈夫だろ。強いブリーブも居るっぽいし」
その言葉に彼は強い口調で言い返してきた。
「何言ってたんだ。とりあえず早く逃げるぞ」
そして僕は気づくとポールに首根っこを掴まれて引っ張られていた。周りの何人かも逃げ始めていた
「ちょっと待って」
と言おうとした瞬間、外から聞いたこともないような低い声が聞こえてきた。
「アローマシンガン」
またスキルを打ったんだろう。僕はそれを見ようとした。しかし妙に嫌な予感がしたので僕がポールに引っ張られるままにドアの方に逃げた。
ふとそこで振り向くとさっきいた場所は赤色で染まっていた。そして明らか生気が消えた奴らが床に横たわっていた。そう、さっき夢で見たような。その中にはあのダイも含まれていた。その状態を見て僕は冷静にはいる事ができなかった。もしあのままあそこにいたら、そう考えてしまったんだ。その時何事をなかったようなトーンでカーミユが喋ってきた。
「危なかったな、ソロモン14、レラジュはソロモン級でもデータが多い個体だ。彼は道具の属性でその道で最強のスキル、いわゆるチートスキルを多く持っているんだ。さっきのスキルはおそらく視界にいた奴全員にダメージを与えれるスキルだろう。いったい何人が死んでしまったんだろう」
僕は彼がなぜこんなにも冷静に入れるのかその時は不思議だった。しかし今の僕にはそんなことを考えれる余裕はなかった。そのまま彼についていくように走って反対側の玄関までたどり着くことが出来た。
そこには多くの人がいた。その中には見たことのある奴は少なかった。しかしそれのほとんどが上級貴族出身の奴らだった。ふとその中に僕は友達を見つけた。そうパルトだ。彼も僕の姿を見るやいなやこっちに来た。よく見ると血が付いていた。そして僕の目を見た瞬間、目に涙を浮かべ、号泣し始めた。僕は何がなんだか分からなかった。
「何かあったんか、パルト」
「ドゴールとミッテランが…スキルにやられて….死んじゃった」
この言葉を聞いて僕は彼らと一緒に遊んだ時を思い出していた。まだ短い時間だったけどいい奴だった。なのに、なのにこんなに早くいなくなってしまうなんて。気づけば僕の目からも涙が出てきた。そしてそれは初めて味わうような悲しみだった。
聞けば彼は2階で授業を受けていたらしく、放送が流れた時、僕らのクラスと同じような別にここにいても問題ないだろ、むしろソロモン級のバトルを見逃す方が勿体無いとか言う雰囲気になっていたらしく、パルトもドゴールとミッテランと一緒に窓の近くにいたらしい。そしてあのスキル名が聞こえた時、彼らは
「なんか出てきた、何だこれ」
と言ってきたがパルトには出ていなかった。何のことだろうと思った瞬間周りの人らは頭に矢が刺さっていた。即死だ。そしてそれはドゴールやミッテランも例外ではなかった。彼らの顔から生気が消え、彼らの血がかかった。何が起きたか分からなかった。怖くて必死に走ってきたらしい。そして僕の顔を見たらさっきのことを思い出して泣き始めたと言うことらしい。
そしたらその話を聞いていたカミーユが突然冷静な口調で話してきた。
「多分お前は小さいから大きいドゴールの影に隠れたんだろう。助かってよかったな」
その言葉に僕はカチンときて言い返そうとした。しかしそれをパルトが遮ったんだ。
「なんでそんな事を言うんだろ。一緒に遊んだ仲間だろ」
しかしその言葉を聞いてもカミーユは眉ひとつ動かさずに言い返した。
「泣けばそいつは生き返るのか、泣けば今までの日常が戻ってくるのか。来ないだろ。もしまた大事な仲間を失いたくなかったならもっと強くなれよ」
その言葉を吐いた時、彼の目は少し光っていた。彼だって悲しかったのだろう。そう考えると僕の怒りは収まっていた。しかしパルトはそうはいかなかったらしい。
「そんな事言えるのはお前が大切な人が殺されてないからだ。」
その言葉を聞いたカミーユは少しを間を開けてから絞り出すよう言葉を出した。
「僕だって、大事な人を失ってるんだよ…」
その瞬間彼は涙を流し始めた。その言葉にパルトは非難の言葉は続けることはできなかったようだ
。ただ一言
「ごめん」
と言っただけだった。
数分後、校長先生が来て誘導し始めた。そして僕らはその時メッシャン達へ絶対に復讐する事を誓ったのだった。
その頃、土の国の首都、バリにある王宮の中に不穏な影が渦巻いていた。その影はいつしか大きな渦へと変わっていくがそれはまた別の話だ
アローマシンガン 属性 道具 詳しい事は不明 チートスキルと呼ばれるほどの強いスキルで視界にいるやつらへ何らかのダメージを与える




