〜チ−トスキル〜メッシャンの侵攻 前編
僕 浅尾健太は車にはねられて死んでしまった…
と思ったら神様のミスで殺されたことが判明!
代わりにとくれたチャンスを使って自分の得意な数学に関係する暗号で回っている世界へ転生だ!!
この世界についての解説
この世界にはサタンと言う者がおり、そいつを倒せばミッションクリア
しかしどいつがサタンかなど情報は一切ない。まずそこからだ。
しかし障害もいる。サタン軍、又の名をメッシャンだ。そいつらをどんどん倒していかないといけない。しかしこの世界は暗号を解くことによってスキルがえられる。そのスキルで僕たちはメッシャンと戦っているんだ。そのスキルには7種類の属性がありそれぞれに合った人、それが弱点の人など様々な人がいる。
そういう点を考えながらバトルを征するのだ。
計算やスキルについては後書きに書かれています。
突然アラームが、放送が流れてくる。
「ソロモン級のメッシャンが接近中。先生方は直ぐに玄関の方へ向かいなさい。生徒は教室へ待機しなさい。繰り返します。…」
そして僕、トレイは初めて見るメッシャンに驚いていた…
パルトらと遊んでから一週間がたった。その間特に変わったことは無かった。普通に授業を受け、新しいスキルを得たり、自分のHPを増やしたりしていただけだ。そう言う日々が一週間続くといくら暗号とかが好きな僕でも疲れて来てしまっていた。
そして僕はその日の授業中退屈だなと思って何も考えずにいた。そうすると突然僕の目に驚くべき景色が飛び込んできた。僕の周りには多くの人の死体があり、多くの人が涙を流している、そんな光景だ。僕は驚き、何が起こったのかと思ってしまった。その時突然大きな音が耳に入って来た。と同時に目の前の景色はいつもの教室の景色へ変わった。そう寝てしまっていたのだ。そう気づくと同時にさっきの大きな音が再び耳に入って来た。その大きいアラームの後、放送が始まった。
「ソロモン級のメッシャンが接近中。先生方は直ぐに玄関の方へ向かいなさい。生徒は教室へ待機しなさい。繰り返します。…」
その言葉を聞いたや否や前にいた先生は慌てて出て行った。
その後みんながざわつき始めた。そりゃ当然だろう。ソロモン級はサタンに使えるメッシャンの中で最も強い階級だ。強い階級順に行ったらサタン ソロモン デザスター シャボンと言う順だ。ソロモン級は元々72人しかいない。そして今までに倒されてきている奴らもいるので、今生きているのは50体くらいらしい。そんなけ数が少ない彼らなので、一番強いサタンはおろか、ソロモンですら前線に来ることはほとんどないことであったはずだ。だが、なぜか今回はソロモン級が来てしまった。彼ら一体でもこちらのスペード9の小隊くらいに匹敵する。もしやすると僕らも殺されてしまうかもしれない、とここにいる多くの人がそのような恐怖が芽生えたのだろう。しかし、僕らにできることは何もなかった。ただ祈りながら僕らは近くの窓の外を見始めた…。
ここは3階の教室であったため下の景色がよく見えた。下には初めて見るメッシャンがいた。彼らは全身が黒く、まるで人に黒い絵の具を塗ったような感じであった…。5体くらいだろうか。その中で他のとは別というような雰囲気を纏っている異常にでかいやつが2体いた。この中のどちらかがソロモンだろうと思った。そしてそいつらはここの玄関までやって来た。その頃になって数名のブリーブが出てきた。もちろんメッシャンはその存在に気づく。そして戦闘が始まった。
と言ってもここにいるブリーブ達はスペード9レベルが最高だ。つまりソロモン級に戦えれるほど強いもの達ではない。彼らもそのことは分かっているのだろう。ただ、首都バリから強いブリーブが来るまでの時間稼ぎでしかないと言うことを。しかし彼らの目は死んでなかった。そしてその時一人のブリーブがメッシャン達の方を見てここまで聞こえてくるような大きな声で言った。
「さあ来い」
と。その一言で彼らの決意が感じられた。
そしてその言葉に応えるように一体のメッシャンがスキルを使った。
「オルカ」
その言葉と同時にシャチみたいな水の塊が一体のブリーブに向かって行った
その時隣にいたカミーユが呟いた。
「嘘だろ、最初からレベル3のオルカかよ。相手のHPを36%削るだぞ。」
オルカっていうのは水属性の星15スキルの一つだ。この星と言うのはそのスキルのレアさを表している。つまり星15以上のリーブルでしかこのスキルは得られないと言う意味だ。話を戻そう。オルカの初期効果は相手のHPを35%削るだったはず。その上にレベル3、カミーユが驚くのも当たり前だろう。
相手は慌てて防御を入れた。
「レッドウォール」
レッドウォールは炎属性のスキルだ。初期効果は相手のスキルダメージを1%下げるだったはず。その時隣にいたカミーユがまた言った
「レベル20のレッドウォールか。相手の攻撃スキルのダメージを10%削るだったな。」
言い忘れていたが戦闘時、スキルの名前を大声で言わなければならない。それによって一瞬で防御スキルを選んでいるらしい。それは難しいことだ。なので自分の得意なスキルを出す場合が多い。またブリーブならいつでも見えルHPやSPと違いスキルのレベルは技をくらう本人にしかわからないらしい。そんな小ネタはさておき、僕はどのくらいのダメージをくらったか気になり、下を見た。今ダメージをくらったブリーブはHPは544になってた。元々1000だったので456ダメージ喰らったのだろう。(下に計算書いてます。)。
そして僕らはダメージをくらったブリーブはなんとあのピエール先生だと言うことに気づいた。彼は前の授業の時、かなりの熱血先生だったことを思い出していた。少し変わったところもあったが、僕はこのような勇敢な先生になりたいそう思った。
そのピエール先生が前に出てスキル名を唱えた。
「ファイヤバード」
そのスキルは前の授業で炎属性の中でも強いスキルの一つといっていたものだった。これによって彼のHPは775まで回復していた。そして相手に火の鳥のようなものが飛んで行く。もちろん相手も
「ウォータフォール」
と言ったように防御してきた。
隣のカミーユがまた呟く。
「レベル7のファイヤバードにレベル12のウォータフォールか。」
確かファイヤーバードの場合レベル6までは初期能力と変わらずでレベル7からの効果が相手に35%のダメージを与えるだったはずだ。ウォータフォールは初期能力は相手のスキルの効果を1%削るだったからレベル12の場合6%削るだろう。これなら大きなダメージを与えれるんじゃないか。そう思った。
その通りにスキルをくらったメッシャンはHP484になっていた。元々800だったから4割くらい削れただろうか。その後もそんな感じで戦闘が続いていく。そして全員が倒される前に首都からブリーブの軍隊がついて僕らが勝てる。そう僕は思っていた。そしてそれは甘い考えだと次の瞬間思い知らされるのだった。
オルカが与えたダメージ
1000×0.36=360
360×1.2=432 特性が合ってる場合ダメージは1.2倍
432×1.2=518
518×0.88=456.192 小数点一桁で四捨五入
1000-456=544
ファイヤーバ−ドで回復した時
554×1.4=776
ファイヤーバ−ドの与えたダメージ
800×0.35=280
280×0.94×1.2=315.8 小数点第一で四捨五入
800-316=484




