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ガンダム語り  作者: 九情承太郎
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ドム大地に立つ!!

 前回、初めてZガンダムを観た時の感想を述べたので、今回は、初代ガンダムをリアタイした時の、事を。

 ツイッターでは、何度か白状しちゃった事なのですが、こういうエッセイを始めたので、改めて。



 時に1979年(昭和54年)

 日本国・茨城県。

 駅が未だ木造建築だった頃の牛久市(当時は牛久町)。

 途轍もない伝説を打ち立てるアニメ番組が始まっていたが、九情承太郎(当時五歳)は、全く気付かずに、近所の空き地でチャンバラごっこをしていた。

 

近所のガキ「なあ、めっちゃ面白いロボットアニメが始まるから、もう帰る」

九情承太郎(当時五歳)「!? それは空き地で『桃太郎侍』をイマジネーションで再現しながら果てしなく連戦するより、面白い事なのか?!」

近所のガキ「うん、きっと個人的には」

九情承太郎(当時五歳)「個人的にはっ?!」


 衝撃を受けた五歳児の俺は、教えてもらった時間にテレビの前に座り、そのガンダムとやらを待ち受けた。



 始まったのは、『機動戦士ガンダム 第24話「迫撃! トリプル・ドム」』



 ほぼ半年遅れで、俺は人生初の機動戦士ガンダムを試聴した。

 予備知識の全くない俺(当時五歳)は、ここで後々まで影響する勘違いをする。



九情承太郎(当時五歳)「カッコいいなあ、ドム。これが主役メカかあ」


 ええ、初見で俺は、ドムが主役メカだと勘違いしたまま、試聴を続けてしまったのです。

 大人になってから見直すと、どうしてそんな勘違いをしてしまったのか、良く分かる。

 

 ・この回は、ジオン軍のキシリア側の視点で物語が始まり、ドムに言及される。

 ・この回は、初めて登場するモビルスーツが、ドム。

 ・この回は、ガンダムがGファイターと合体したままの間、トリプル・ドムが無双しまくる。


 という条件を鑑みても、重要なのは、俺が当時から「アホだった」という事ですね。

 

 次の回でトリプル・ドムは全滅しますので、俺は「この番組。ドムがガンダムを倒せないまま、終わるのか…なんて切ないアニメ作品」と、勘違いをしたまま、最終回だと勘違いしたまま、試聴をやめてしまいました(てへ)。

 という訳で、俺は後々に「俺は、初代ガンダムをリアタイした事があるぜ。ただしトリプル・ドムの登場回だけ!」という、アホ自慢分野での鉄板ネタを手に入れたのです。


 小学生に上がる頃には、大ブームで再放送されまくりでしたので、一話から全話試聴する機会には事欠かずに、清く正しく美しいガンヲタに成長しました。


 だがしかし


 今でも思うのだ。


 ドムが主役メカでも、良かったのではなかろうか、と。





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― 新着の感想 ―
[一言] ドムはジオンMS開発の歴史を塗り替えるような機体だったようです。 メーカーの悲願。
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