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貴方の『恋心』私買い取ります。

作者: 七瀬
掲載日:2018/01/04

私はずっとずっと長い間、大好きな人がいます。

しかも......!? 『彼は私の幼なじみ』です。


凄く仲はいいけど...? 女性として見られてないんだと

何度も何度も思わされます。


【例えば...?】


私に彼の好きな女の子の相談をされたり、私に男性を紹介してこうようとし

たり、彼女が出来たら1番に私に彼の彼女を会わせてくれたりと彼は私の事

を 『大切な“女”の親友』と思ってくれてる。


凄く嬉しいのだけど......? 

やっぱり私は彼の彼女になりたい!

それが【本音】だから仕方がない。


私も彼に自分の気持ちを言えたらいいんだけど......?

彼を目の前にすると...? 私の想っている事が言えなくなって。

結局、『また今度にしよう!』 って想って言えないのが現実!!


私、このまま自分の気持ちを彼に言えないまま彼が【結婚】したら?

絶対! 後悔するだろうなって思っている。







そんなある時、私の女友達からイイ話を聞いた。


『あのさ~ ある場所にある占い師さんがめちゃめちゃ当たるって噂だよ~!

もし...悩み事とか? いろいろ聞きたい事があるなら? 言ってみれば?』

『うう.ん』


私は正直その話を聞いた時...やっと? 次に彼と進展するかもしれないって

本気で想った。


私はその日のうちに、その当たると噂の占い師さんの所に行った。


何だか? 人通りの多い場所から離れた狭い路地裏にある小さなお店だった。

中に入ると...? 薄暗く少し先に占い師の先生が座っていた。

私が占い師さんに話しかける。


『すみません。私の事を占って欲しいんですけど...? 物凄く当たると有名な

占い師さんと聞いてここに来ました。今...いいですか?』

『どうぞ~! 占う前によくココまで来れたわね? 道に迷わなかったの?』

『ははい、それより私の占って欲しい事は...?』

『分かっているわ~ 【恋愛】なのよねぇ~!』

『何故? 分かったんですか?』

『アナタの顔を見ればわかるわよ~! 』

『なんか? 恥ずかしい! そんな風に見えたって事ですもんね?』

『えぇー そうね!』


...そう言うと? 占い師は私の方を見てニヤッと笑った。


『どうやら? アナタには占いよりいい方法があるわよ~』

『なんですか?』

『アナタの彼の 『恋心』を私から買い取りなさい! そしたら? 間違いなく

上手くいくわよ~』

『えぇ!? どういう事ですか? 彼の... 『恋心』』

『そうなの~ 私はアナタの好きな彼の 『恋心』を持っているのよ~』


そう占い師が言うと......? 彼のリストを【チラッと】見せてもらった。

個人情報なので、ちゃんとは見せてもらえなかったけど......? 

その前に私はこの占い師に何1つちゃんと話していない!!!


私の名前も彼の名前も何もかも.......?

それなのに、占い師は私たちの事をわかっていたみたいだった。


私は迷わず、占い師に言った。


『私! 彼の 『恋心』買います。』

『そう値段は50万円よ~ いいのかしら...?』

『えぇ!? そんなにするんですか? そんな......。』

『まぁ~ 高いと思うか? 安いと思うか? アナタ次第だわ~ 

でもね? アナタは彼の心を掴みたいんでしょ? それなら...?

私は高いと思わないけどねぇ~ どうするかはアナタが決めなさい!』


私は少し考えたけど......? 

【やっぱり、彼の心が欲しい!!!】

私は決めました。 高いけど...この占い師から彼の 『恋心』を買い取ろう

と思います。


『やっぱり私買います! でも...? 今はお金がないから少し待ってもらって

いいですか?』

『あら~ 別にローンでもいいのよ~ 月々1万円を50回払いどうかしら?

いいと思わない!?』

『じゃ~ ローンでお願いします。50回払いで!!!』

『はいはい、わかりました。この書類に書いてくれる? それとここに【拇印】

を押してね~ 』

『出来ました。』

『はい。じゃ~ 【毎度あり~】明日からアナタは彼と付き合えますよ~

もうアナタは彼の 『恋心』を私から買い取りましたからねぇ~ ずーっと!

彼はアナタのモノよ~』

『ありがとうございます。私、頑張ります!!!』

『頑張ってねぇ~ じゃ~ バイバイ。』


占い師は私にそう言うと...? 手を小さく私に向かって振った。

私も頭を少し下げて占い師のお店を後にした。






そして次の日、私は彼と付き合い出した。

彼から私に 【ずっと前から好きだったんだ! 僕と付き合ってくれないか?】

と言われたから。


でも嘘みたいな話だけど? 私たち今! 付き合っている!!!

私はめちゃめちゃ嬉しい。


ずっとずっと私の 『夢』だったから。

彼と付き合いたい! 彼の彼女になりたい!!!

今、まさに!? 願いが叶った瞬間だった。







でも? 占い師の考えは違っていた。

実は彼も、彼女の事でこの占い師のところに彼女より先に来ていたからだ。

二人は実は... 【両想い】だった。


占い師の懐には...二人から、100万円と言うお金が入る事になる。

案外幸せは...難しくないのかもしれない!




最後までお読みいただきありがとうございました。

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