第7章 能力の覚醒と本当の地獄
前回のあらすじー!
マヨイガに来た舞歌、そこには祠がありその祠には夢子、神綺、魅魔がいた。
少しの会話、そして異変解決の主人公が来る。
封印されている世界では弾幕ごっこに負けた蜩、そして勝った不壊。
「あ、狂羅さんがいましたよ!」
「気付くの遅いでしょお姉ちゃん」
なんとなくのコント。
「はいはい、それより、ここを全力で守っててね」
舞歌は歩きだしそして闇に混ざり消える。
「…本当、お気楽な少女、ね」
架依は呟く。
「マテ、ニガスカ」
瞬間移動という技で狂羅は舞歌についていく。
舞歌は冥界、白玉楼に来ていた。
「…使えるわ」
「あら、誰かしら」
西行寺幽々子、幽霊少女が舞歌を見つけて出てくる。
「幽香じゃないよね、だって雰囲が違うんだもん」
笑顔を絶やさない。
「その言葉、聞き飽きたわ。私は峰一舞歌よ。よろしくね」
「うんよろしくね。早速だけど」
笑顔が崩れる。
「華霊『ゴーストバタフライ』」
スペルカードを宣言する。無数の死蝶とおばけの蝶。
「非符『バードゴースト』」
おばけの鳥、その鳥が蝶を噛み砕く。
「あら残念」
「そうそう、言っておくけど私は西行妖は狙ってないわ」
「それじゃあ何かくれたら許してあげる」
「団子」
「ばいばい」
舞歌が三色団子を渡すと幽々子は手を振る。
そして紅魔館。なにがしたいかと言うと…
「美鈴。やっぱり寝てるわね」
玄関の門前と思いきや中側の門前。
「幻符『殺人ドール』!」
咲夜がスペルカードを宣言する。時が止まりナイフが舞歌の目の前に設置される。そして時は動きだす。
「手厚くおもてなし、ありがとうね」
あっさりかわし咲夜の後ろに周りこむ。
「神話『邪神の触手』」
腕から手が気持ち悪い触手になる。そして咲夜の頭に強烈な一撃を与え少し頭が割れる。大量の血を吐き出し絶句する。
「な、何者ですか、あなたは」
咲夜は立ち上がる。
「あいさつに来ただけよそれでわね」
あいさつ、がしたかった。
「待ちなさい」
立ち去ろうとした舞歌に声をかける。それは
「レミリア・スカーレット。あなたね」
「運命で見たところ、あなた、幻想郷に異変を起こすつもりね。今ここで、と言いたいけど、あなたのその力にはどうしようもないわ。ここから立ち去りなさい」
「いいわよ。さすがレミリアね、紅魔館の主だけあるわ」
舞歌は立ち去る。
「?…なぜ能力を使わないのかしら」
「あなたの能力を教えなさい」
「そうね、あなたには教えてあげましょうかね」
「私が誰にも隠した能力…それは…
非科学を呼び出す・呼び起こす程度の能力」
「そう、まあ一応言っておくけど、私は蓬仙姫妖。よろしく」
「ミツケタ、コンドハニガサンゾ」
狂羅が現れる。舞歌と姫妖の前に。
「はあ。そっちは本気みたいね。私もあの時は序の口程度、本気で行くわよ!」
あきらかな狂気、二人から感じ取れる。
次回
第8章 星と狂気




