第6章 二つの魔と死の怨念
前回のあらすじー!
復活した狂羅。しかし舞歌にフルボッコにされる!舞歌は闇に消え架依の予測通りマヨイガに行った!
「マヨイガ…まさか幻想郷にあるとはね」
幻想郷では猫の隠れ里とも言われるマヨイガ。舞歌はあることに気が付いた。
「舞歌ー!」
架依が飛んでくる。
「あ、架依」
「どうしたのよ!」
舞歌はマヨイガの近くにある、小さい祠を見る。
「…………蜩、頑張って振り切って」
「ど、どうしたの舞歌」
「行くわよ、あの祠に」
架依の手を引っ張り祠へ向かう。
「魅魔、頑張れる?」
「ああ、時間は無いがな。蜩とかいうやつが犠牲になる前に、スキマ妖怪によるとあの狂気の神がそのうちここに来て復活の手伝いをするらしい」
「…誰かがこちらに来ます」
夢子、神綺、魅魔は見張りをしていた。
「あら、見張りご苦労様。残念だけど私は狂羅じゃないわ。クトゥルフ神話に手を染めた神、峰一舞歌」
長々しい説明。三人は真面目に聞いていた。
「幽香…じゃ、ないな自己紹介通り舞歌と呼ばせてもらうぞ」
「ご自由にどうぞ」
「質問攻めになりますが、なぜ幽香さんの姿なのですか?」
「紫が原因ね。私は私のちゃんとした姿はちゃんとあるわよ。そんなことより…そろそろね、蜩、耐えきれなかったのね。もう奴隷になり、拷問され、最後には死に至らせる。そんな破壊神であり殺人鬼が、復活するわよ」
「発狂『紅と黒の架空世界』」
スペルカードを宣言をする音と声。後ろを振り返ると狂羅がいた。
「死ね、俺の主の御復活の為だ。邪魔する奴は殺す」
「あら、もうそんなに回復したの」
「…峰一舞歌、と言ったなお前はなぜ幻想入りした。お前が居なければ簡単にこの幻想郷を手に入れれた」
「そうね、私はとんでもない存在の神だわ。でもね、それだからこそあなたには不壊を倒せる権利がある」
「…どういうことだ、俺は主の為に生まれて幻想郷を手に入れる為に生まれたんだ。なのになぜ主を倒す権利があると言う」
「さっさと復活させたらどう?不壊を」
「お前は異変解決の為に幻想入りしたんだろ?なぜそう言う」
「余裕、ということよ」
「なら…
セカイイチノジゴクヲアジワイナ!」
発狂した、そうとしか言えない。舞歌は余裕の表情。霊夢と魔理沙が来た。妖夢と早苗も来た。そして早苗に続いて舞歌には見知らぬ巫女がいる。
「せ、銭子!これって!」
「大変だよお姉ちゃん!」
銭子というらしい。
「あ…ぐ…あ…」
「諦めるのだな。貴様はわらわの為に働いてもらうぞ」
「ま、い、か。にげ…て…」
その声は小さくなっていく。
「その命は尽きわれ操り。幻想郷はわらわの物じゃ」
不壊は呪文を唱え不気味に笑う。
次回(蜩さんと不壊さんの登場はまだですよ?w)
第7章 能力の覚醒と本当の地獄