第2神話 懐かしき者の存在
親に没収されていました。
あらすじ
舞歌がやばい( ー3ー)
スキマを通り抜けた。蜩は置いてけぼりだったのでなんとか連れて来た。
「ああ…舞歌…」
すでに遅かった。数百匹の神話生物。ミ=ゴ、死食鬼、深き者ども、ティンダロスの猟犬。血や人肉、内蔵が撒き散らされている。
「………えー。そういえば…これもらったんだけど…」
神綺からもらった、そして狂羅からももらった。
「妖蛆の秘密…エイボンの書…法の書…エイワスでも召喚するの?」
「私にマジックポイントはないわよ。霊力はあるけど」
「お姉ちゃん。星の精ならできるんじゃない?」
「たしかに、小説全部盗んでくるわ」
「いや盗むって」
三人、舞歌の家に向かう。
「えーっと、クトゥルフの呼び声、狂気の山脈、すごい、オカルトグッズも…」
「お、お姉ちゃん!これ!」
「な、なに⁉︎」
「召喚呪文…しかも書いた日にちが今日の、たったさっきじゃん!」
「召喚呪文、こんなにたくさん…ん?」
パソコンに書かれた召喚呪文。そして蜩が何か見つけた。
「ヘブングハジの粉…」
「へ、ヘブングハジの粉⁉︎」
そして架依がまた何か見つけた。
「ダンボール積まれて怪しいとおもってたんだけど…魔法陣だこれ」
「えー。これ、多分…星の精召喚するやつじゃん。ついでになんかそこにナイアーラトテップもいるし…エイワスも?」
「いや、さすがにエイワスはない。ナイアーラトテップ仲間にしろって意味でしょ」
「ま、やるわよ」
蜩が呪文を読み始める。なにか出てきたようにも見えるがよくわからない。そこで恋音がヘブングハジの粉をかける。次第に形ができていきおそろしいものが見える。
星の精
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!」
クトゥルフでいうところの架依は精神力六といったところ、こういうものには弱い。
「私精神分析は持ってないよー」
「私も」
こういう時にはいつも舞歌だった。
「はいはい、そんな時に俺だろ」
狂羅が来た。
「あー。なるほど、みすちーと優曇華の能力が混ざった感じの能力だしね」
「まあな。こいつ本当精神弱えな」
愚痴を言いながらも始める。数秒で終わり架依は荒い息、狂羅はため息。
「誰かいるのか?」
男性の声と共に誰かが入ってくる、多分一人。
「………お父さん⁉︎」
「?私に娘はいないが、なぜこんなところにいるんだ。一大事なんだぞ」
架依と父親の話が始まる。
「架依!ショゴスが来る!」
「ショゴスゥ⁉︎」
「また吹っ飛ばないといいね!」
第一回目の戦闘。
次回
狂気の山脈