第10章 最終戦!異変の最後
前回のあらすじ
不壊が復活した
はい終わりー(ネタ)
「何!」
「!狂羅…!」
一瞬として不壊と朱子の間に立つ。そこには破月狂羅の姿。
「あら狂羅。へえ、昭夜に会ったのね」
「まあねえ、さて不壊。もう一回天罰を受けてもらおうかあ」
主とはもう言わない。それに余裕という表情。人が明らかに変わっている。
「………なぜだ、わらわが創り出しそして操り人形として育て上げた」
「そうだねえ。確かに不壊から創り出されたねえ」
「…崩壊『一万年の暴力』
不壊がスペルカードを宣言する。そのスペルカードは誰かに攻撃、ではなく幻想郷、を攻撃した。
「ああ不壊、もうてめえは瀬霊じゃねえんだよ。一億年前に封印されたただの殺人鬼だ」
「わらわの黒歴史を思い出させるか。そうだなあ、こうだ」
出刃包丁を取り出す。つまり斬り殺すという意味。包丁で殺すのは不壊の得意技であり懐かしいやり方。
「はあ。こっちにもあるんだよ」
狂羅の得意、拳銃。その拳銃はM500。これは最強の拳銃と言われる。
「貴様の得意技よの。わらわもそろそろ本気じゃ」
二人は殺し合う。
「………あれ?そういえば舞歌は?」
朱子は思う。
「さっき消えましたわよ。二人がやりとりしてる間に」
夢子だけきちんと見ていた。
(ええっと……………なんて言ってたっけ…)
朱子は狂羅が夢の中で言っていたことを思い出す。
「…ごめん、ちょっと外れるよ」
どこかに飛んでいく朱子。
「うーん」
蜩が目を覚ます。
「蜩、おはよう」
「あ、架依。ところでここって…」
「幻想郷よ」
「げ、幻想郷⁉︎じゃ、じゃあ神綺や夢子や魅魔は…」
「本物よ」
「ええええええええええええええ!」
「うるさいよ」
神綺が蜩に声をかける。
「ご、ごめん……そういえば…私が操られてる時、舞歌の声が聞こえたよ。確か…
「クトゥルフは幻想郷を求めてる。私がその願いを叶える」
って言ってたよ」
架依ははっと、朱子と同じようにどこかに飛んでいく。
「あ!待ってよー!」
蜩は架依を追いかける。
「どうしたのでしょうか…」
「それよりこっちよ」
神綺は今真剣なところだと狂羅と不壊を指差す。
「今のお前になにができる」
「くそっ!異鬼『死谷のブラウニー』」
「おっと、そんなことよりお前にはあの能力が無いとなんもできんな。しかも能力の封印は博麗神社、守谷神社、そして怨念神社だ。僕に行かせるつもりだっただろうが舞歌が幻想入りしてそれも叶えなくなった」
「まだ方法はある。蘇生『生と死の境目で』!」
たくさんの死者が蘇る。人間、妖怪、悪魔、魔王、そして神。
「ふふふふふふふふ」
笑う不壊。そこに
「あら、勝手に私の力を使わないでくれるかしら」
舞歌が現れる。
「死者蘇生が許されたのは邪神アザトースに認められた者だけ。この作戦も失敗ね、さあ狂羅、やりなさいよ」
「はいはい。これはちょちょいと作ったスペカ。僕とお前に似合うやつだ。
封印『逆らい裏切り最悪な存在』!」
「ウがああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
長い叫び声。その声と共に不壊は消えていった。
「…ふう、終わったわね」
最初に声を出しらのは神綺。
「大変でしたわね」
「本当だな」
三人は女子のお話をしている。
「さてと…あともう一息!」
「頑張りましょう!」
そして幻想郷に平和が訪れた。
ー前編終了ー
これにて前編終了です。
次回は番外編となっています。