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ウェリエの聖域:滅びゆく魔族たちの王  作者: 加賀良 景
第2章-ザクリケル-
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風呂場

※警告※

嫌いな人には嫌いなご都合展開です。


 話も終わり、ようやく飯かと思えば何故か湯浴みだという。

 まあ、臭い服に臭い身体だ。

 あんな状態で飯を食えなんて、俺とエルリネが良くても周囲はたまったものじゃない。

 一先ず服を脱衣場で脱ぐ。

 あのアルマジロトカゲは、しっぽを噛みながら未だ目を瞑っている。

 震えは止まっているが、目を覚ました形跡はなかった。

 目を覚まさなければ、餌をやることも出来ない。

 目覚めて欲しいところだ。


 ところでこの世界というよりも、あの村で風呂という概念はなかった。

 非常に冷たい井戸水を、頭から被って布巾もといタオルで身体を拭く。

 思い出すだけで鳥肌が立ってきた。

 母さんも姉さんも水を浴びるときは、当然ながら全裸だった。

 きっと俺が成人したときに見てたら、発情してたかもしれない。

 いや、ないか。

 うん、ないない。


 一旦アルマジロトカゲのことを頭の隅に追いやり、お湯を被ってからお湯の中に入る。

 とにかく、こんなに温かいお湯をふんだんに使った湯浴みなんて、生前以来だ。

 やっぱり"日本人"だな、俺は。

 飯を食うより、湯浴みでとても幸せ気分だ。

 この一年の間にあった、すーっと魂が抜ける感じで嫌なことも抜けていく。

 生前での伝説的コントグループのコミックソングを鼻歌で歌う。

 湯気でぐっちょりした布巾を絞り顔に被せる。

「あー気持ちいい。ずっとここにいたいー」


「そうですか、ではわたくしと一緒に住みましょう」

「ああ、いいねー……ずっと、ここにいたらこの幸せ続くんだろう。

あー…………って、はあああああ?!」

 顔に被せていた布巾を、勢い良くとって隣人を見る。


 荷物が一糸纏わない姿で湯の中にいた。

 別に深夜アニメのように湯気が濃い訳じゃないから、はっきり身体が見える。

 更に、お湯自体も透明度高いので、お湯に隠れるというのも出来ない。

「おい、前を隠せぇええええ」

 と、大声を上げるが荷物は何処吹く風で、しれっと。

「わたくしの家ですし、隠す法などありませんよ?」

「いや、ここに異性いるだろうが!

っていうかここ男湯だぞ!」


 だから? って顔で首を傾げられる。

 だから? じゃねーよ…………!


「俺が野獣だったら……襲うぞこの女郎!」

「酷い言われようですね。

……別にミル様に襲われても一向に構わないのですが」

 と、荷物は頬を染める。

 いやいやいやいや、染めるな馬鹿者。


 なにこのチョロイン的展開。

 ハーレムの一歩手前じゃないですかヤダー!

 増えるのエルリネだけでいいんです!

 メティアとエルリネと姉さんだけで精一杯なんです。

 この娘要らない!

 第一、さっき「惚れた?」って聞いたら「いえ、全く」って即答したじゃねーか!

 嘘かよ!


「おい、こら荷物。

さっき、惚れた? って聞いたとき、全くって言ったよな?!」

「あの場で「惚れました」なんて言える訳ないじゃないですか。

あと、わたくしは荷物ではありません。

セシルです。

間違えないでください」


「五月蝿い。お前は荷物で十分だ……!

おい、こら寄るな」

「寄らないと、お背中流せませんが……」

「いらねーよ! 一人で出来るわ!」

「石鹸の使い方は?」

「識ってるわ!」

「どれが、どれ用かは……?」

「…………、」

「どれ用かは……?」

「……ごめんなさい。わかりません……」

 と言って項垂れる。


「仕方がない人ですね。

お背中失礼致しますねー」とやけに嬉しそうに、俺の背中をゴシゴシと布巾で洗う。

 他人に背中を洗って貰うなど、生前でもかなり幼い時以来だ。

 生前の母さんに垢こすりで、ゴシゴシやられたあの日。

 強くやり過ぎて真っ赤になったとき、母さんに本気で謝られた。


 生前の母さんを思い出す。

 今頃、母さんは何をやっているだろうか。

 死んでから七年。

 未だ泣いているだろうか。

 もしくは、死んでせいせいしたと思っているだろうか。

 あの車に、すりおろされる二年前までは立派な自宅警備員だった。

 

 満足に金を入れてなかったし、多分きっと無駄飯喰らいが死んでせいせいしたというのも、あながち嘘ではなくあり得るだろう。


 俺の背中を洗い終わったのか、肩と腕まで洗い始めていた。

「荷物、いやセシル」

「……なんですか?」

「何故、こんなことを?

惚れたとしても、俺はセシルに惚れてはいない。

それなのに、何故甲斐甲斐しく世話をしたがる」

「甲斐甲斐しく、ですか?」

「食事にお呼ばれして毒の危険のため拒否したときに、「齧ったものを」と言った。

つまりはその時点から、甲斐甲斐しい。

実際にもし毒が盛られていたら、セシルも死ぬんだぞ」

「あー……そういえばそうですね」


 こいつ、何も考えてなかったのか?

「甲斐甲斐しいという感覚がよく分かりませんが、この国は一夫多妻制が認められています。

実力主義なものなので、力があれば妻を何人も娶っても文句は言われません。

それに見合う実力がなければ嘲笑われますが、基本的に文句は言われません。

そして、妻はその強い者に支配されることを望み、その者との子を孕み産みます。

妻がいれば、それを養う力があるとして更に余計に妻が増えます。

結果、一夫多妻という形に自然となります。

多妻間に強い者の取り合いはありません。

皆が正室であり側室である。

子種を身に受けて孕めばよい。

産んだ上でみなと同じように愛して貰えば家族。


……別に妻に選ぶ権利がないわけではありません。

実際にあのアクレートがわたくしに迫ったときは、拒否しましたし。

そして、強い者が急な病などで亡くなったりすれば、更に支配を望む者であればその者に靡きます。

もちろん、靡かずにその後の生涯を独身を貫く者もいます」


 支配者といっても恋愛と変わらないと聞きますけどね、と注釈を入れるセシル。

 それに対して俺は無言を貫く。

「父は、十人囲いました。

私は唯一の魔族、いえ獣魔族を母に持つ者です。

ですから、七歳ですがこのように魔族らしく思考が早熟しています」


 獣魔族、ってなんだろう。

 気になるワードが聞こえたが、敢えて黙っておく。

 その間にセシルは俺の頭までわしゃわしゃと洗い始めた。

「お痒いところありませんか?」と聞かれたが、「あー気持ちいー」と返答しておいた。


「えっととりあえず、ミルさまは、この国でいう実力について文句なしです。

少なくともわたくしには、何故カルタロセではなく、ザクリケルに来られたのか心配になるぐらいの実力者です。

あと、森人種の奴隷の方もいらっしゃいますので、ミルさまがどう扱っているかはともかく、この国の女性にとって優良物件と見られるかと思います。

なにせ、わたくしと女性の奴隷がいるのですから。

二人を養うだけの実力はお持ちであると見られます。

あと、婚約していないのに身体を預ける仲というのも見せたので、まず間違いなくミルさまの妻と見られているでしょう」


「…………まさか、あの背負ってた理由って……」

「ええ、それが理由です。騙していたのは、悪いと思いますがこちらも必死なものです。

下手をすれば、アクレート以上にもっと嫌な者とくっつく可能性があったので、ミルさまとくっつかせて頂きました」


 なんて悪女だこいつは。


「あのね、セシル。

俺にはね、村に婚約者いるの。

魔族の幼馴染ね。

で、自分の姉でしょ。あとあの奴隷ね。

もう三人で十分なの、君要らないの。わかる?」

「殊更、優良物件ですね。

是非四人目でお願い致します」


「いや、だから要らないって」

「皆で孕めばいいんです。ミルさまの子でしたらしっかり孕む所存です」

「……人の話を聞こうか、セシル。

そもそも、俺みたいな災厄級魔法使いがこんな街にいたってどうしようもないだろ!

平和なんだから!」


「でしたら『首都:ツペェア』に行きましょう。

わたくしと父の口利きがあれば、一発で宮廷魔術師になれます」

「…………、」

「宮廷魔術師になれば、その役職名だけで女性を三十人ほど釣ることが出来ます。

そして、宮廷魔術師の一年のお給金で、贅沢しない程度であれば女性五十人弱と産んだ子もまとめて二年ほど養えますよ」


 スゲェお金だな……、と正直思った。

 カルタロセの事情は知らないが、宮廷騎士団団員の父さんと差が激しい。

 というかたった一年分の給料で、二年養うのかい。

 ちょっと欲しいと思ったが、女性同士の嫉妬に巻き込まれたくはない。

 なので「要らない」と突っぱねる。


「俺は平和にのほほんと暮らしたいの。

小さな家ながらも四人、いや子どもを産んだとしてまあ十人ぐらいが住める程度のところで、畑作して「今日も疲れたなあ」といって夕食食べて、妻と一緒に寝る。

そんな生活がしたいの、セシルの言う一夫多妻は結構です!」


「ツペェアには、ミルさまが好みそうな建物とか一杯ありますよ。

戦火で焼かれたりしてないので、綺麗なままですし。

博物館や図書館もあります」


 くっクッソ。

 何故、俺の好みが分かるんだこいつは。

 図書館はもちろんのこと、博物館とか俺の好物じゃねーか。


「それに…………、わたくしには……。

いえ、今は言うべきではないですね」

「……なにがだ」

「……いえ、これを言ってしまったら勝負ではなくなってしまうので」

「勝負?」

「いえ、なんでもないです」


 背中の荷物もとい、セシルを見ると鼻が赤い。

 目も少々潤んでいる。

「み、見ないでください」と、嫌々されるがそれでも見つめる。

「何故、泣くんだよ」

「なんでもないです。見ないでください。

泣き落としになってしまいます」

「単純に泣くだけならば、泣き落としだが、理由があるならそれは立派な涙だ。

ほら、言いな」

「いえ、見られては――」


「全く、注文多いな」

 と言って彼女に振り向いて前から抱く。

「ほらこれで、涙が見えない。

その上、声も俺の耳に届く。

ほら、話しな」


「そ、そのわたくしには、母上が既に亡くなっているので血が繋がっている者が、父しかいません。

そして、わたくし直属の私設騎士団はアクレートに強さを盾に全員取られました。

なので、わたくしを守ってくれる方が父しかいないのです。

アクレートが死んだので、戻ってくる可能性がありますが、一度裏切ったものを再度召抱えろなんてことはできません。

ですから、そのミルさまにわたくしの護衛を務めて欲しいのです」


「あわよくば、護衛から支配されて家族になりたいとかそういう系?」

「はい、そうとも考えています。

哀れですよね。引きますよね。

でも、わたくしは必死なんです。

わたくしは女です。

強い者に支配されたいと思うこの国の女です。

この話を聞かれて、哀れな女と思われたくなくて、恥知らずと思われたくなくて。

だから、黙っていたかったのです」


「はー」と溜息を漏らす。

 のほほんと風呂に入ってたら、激重な身の上相談とか、俺の平和はどこへ行ったのか。

 たしかに、この話を聞かされたら、護衛をせねば夢見が悪い。

 知らない内に下種に犯されて、望まない子を孕むかもしれない。

「はー」ともう一度溜息を漏らす。


「はぁ、わかったよ。

もう、分かった。

引き受けます。引き受けますよ。その護衛役。

で、期限はいつまで?」

「わたくしの成人の日まで、でお願い致します」

「長いな、俺も成人したら一度村に帰る必要があるんだが」

「何故ですか?」

「婚約者と姉さんを迎えにいくんだよ」

 約束したからな、と注釈を入れる。


「分かりました、それでは学校を卒業するまでにしましょう」

 は、学校?

「学校?」

「はい、学校です」

「何故、学校?」


「わたくしはミルさまに比べたら児戯(じぎ)に等しいですが、自衛魔法が使えます。

ですが、ミルさまがいない時でもわたくし自身を守れるように、魔法を学ぶ必要があります。

このように、わたくしには学ぶものがたくさんありますし」

 と、一旦言葉を切り、

「父とミルさまのお義父(ちち)上の出会いのように、護衛とかではない。

生涯の友人が出来るかもしれません」


「出会い、のためか」

「ええ」

 正直、俺も学校というものに興味がある。

 生前「勉強なんかクソ食らえ」と、黒歴史ノート更新に力を注いでいたが、勉強しておけばよかったと自宅警備員時代は本当に思った。

 その頃から読んでいたラノベや、web小説とかの転生をもし体験出来るのであれば、その時に出来た友人にガリ勉とか言われても、勉強だけは絶対に中途半端で終わらせない。

 と、日々妄想した。


 だから実際に転生して、あの村での学校は非常に楽しかった。

 隣には悪戦苦闘仲間のメティアがいたし、姉さんもいた。

 姉さんと汗を流す運動はとても充実していた。

 あとあの村での授業は異世界ならではの常識に溢れていて、俺の知的探究心をくすぐって、更に、もっとと思った。

 それが途中であんなことになった。

 

 出来ることなら学びたいと思った。

 もっとこの世界の常識を学びたい

 この世界の成り立ちを知りたい。

 この世界の人々を知りたい。

 この世界の歴史を知りたい。


 この世界のメティアたち、魔族を知りたい。

 あのときに漠然と思ったことだ。

 でも一緒に学ぶ予定だった、姉さんとメティア。

 姉さんは母さんのためにあの地に縛り付けてしまった。

 姉さんと一緒に剣技を形にしたかった。

 メティアも旅に付いて行かせられないと、考えてあの地に置いた。

 一緒に魔法について学びたかった。

 彼女のために、俺の魔法を振るうようにしたかった。


 そんな彼女たちをあの村に縛り付けて、自分だけ学校に行くなんて。

 許されない。

 だからこそ、ここは。


「護衛だから、学校には同行しよう。

だが、一緒に授業を受けるってことはしないからな」

「ええ、構いません。

……ですが、護衛なのでわたくしの横に付き添って頂きます」

 それは、

「一緒に授業を受けろってことじゃねーか!」

 と、俺の叫びが風呂場に響き渡る。

「いえ、学びたくないのであれば、置物として座っているだけでも構いませんよ。

森人種の奴隷さんも一緒に横に座ってもらいますし」


 それに、とセシルは前置きをし、

「貴族の方もたくさん来られるので、別に暴れたりしなければ護衛が学生の隣に鎮座されても、何事も無く授業は進むと、父から聞いております」

 いやいや、明らかに強面(こわおもて)のおっさんがムスッとしていれば、教師側は恐怖で縮こまるんじゃねーかな……。


「と、いうことで宜しくお願い致します」

 このパターンは分かる。

 あれだ、なんだかんだ言って、結局主人公のほうが嬉々として学校に通うパターンだ。

 んで、俺TUEEEEEEが発生して「キャー凄い。抱いて!」と望んでないけどハーレム形成パターンだ。

 しかもこの(ザクリケル)のお国柄である一夫多妻制とマッチして、地獄絵図(ヘルハーレム)になる。

 

 身体が幾つあっても足りないし、そもそも俺の未来設計は村でのほほんと人生を終える形だ。

 自分のハーレムで村が形成されるなんて嫌だ。

 俺の望んでいる未来設計ではない。


「あのーセシルさん。

僕のような災厄級魔法使いがですね。

護衛として行ったものの、実力認められたらハーレム化する未来が見えるんですけども」

「……ああ、そういえばそうですね。

わたくしは……、四番目の妻の座からは降りませんよ?」


「おおーい、俺はそういうの嫌だってさっき言ったよね!?

聞いてなかったの?!」

 と割りと必死にセシルに文句を垂れる。

 それに対してセシルは名案を思いついたように、手をポンと打った。

「それでは、こう考えましょう。

……卒業するまでに手加減出来るように、魔法について学ぶとか」


 普通に名案だった。

 いや、ここで認めると負けだ。

 それに俺は、村に置いていった彼女たちに負い目がある。

 俺が自分のために学校に行くなんて。

 彼女たちだって学校に行きたかった筈なんだ。

 それを俺の「やり過ぎ」でその道を閉ざしてしまった。


 

「セシル」

「なんでしょう」

「俺は村にいる婚約者たちと学校に行く予定だった。

だが俺の魔法のせいで、その学校へ行く道を閉ざした。

そんな俺が一人で学校にという未知に飛びついていいとおもうのか?」


「わたくしはミルさまの妻ですが、村にいる方ではないのでなんとも言えません。

ですが、もしわたくしが村にいらっしゃってミルさまをお待ちしている状況であれば、やはり学校に行って欲しいと思います」


「そのこころは?」

「もし、学校に行かずに成人してしまった場合、その力を制御することが出来ずにまた振るってしまうかもしれない。

そう思うと、村で待っている方は気が気ではないかと思います。

子を孕み、産んだとしてもその子ごと力を振るわれる。

そんな恐怖を得てしまうかもしれません。

……たしかに、ミルさまだけが学んできたということを知ってしまったら、嫉妬があるかもしれません。

ですが、妻として子を作る者として、自分を支配してくれるものが不安定な力だったら、恐怖でしかない。

『魔王』でしかない。

人を守り、制御する力があればこそ、人は『勇者』だと称えるのだと、私は考えております」


「…………、」

「わたくしは、"災厄級"と称しているミルさまの魔法を直接目にしたことはないので、"魔法のせいで"というのが、どこまでなのか分かりません。

ですが、その力が真に"災厄"であるならば、殊更、手加減を学んだほうがよろしいかと」

「……そうか」

 俺の短い返答に、ふっとセシルは微笑んだ。

 

「では、ちょっと身体も冷えてしまいましたし、一緒に湯船に入りましょう。

その前に頭の方を流しますね」

 と言って湯船のお湯を取り、石鹸の泡を流す。

 というか、いつのまにか背中と腕、頭だけではなく、前まで洗われていた。

 もうお婿に行けない。


 その後は、とくに会話もなく一緒に湯船に浸かった。

 面と向かい合う形にいるわけではなく、横にセシルがいる。

 こてんとセシルの頭が俺の肩に載る。

 幸せいっぱい夢気分が非常に疲れた、夢気分だった。

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