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家族へと宛てた手紙
長々とお手紙は書けません。
それにお互いを知っていれば、短くてもいいものです。
――手紙からで申し訳ない、アリア。
シスとミリエトラルは元気だろうか。
病気はしていないだろうか。
もちろん、アリアも息災だろうか。
俺も元気だ。
この手紙が届く頃は多分、ミリエトラルは6歳になっている頃か。
ミリエトラルは、俺に似てきているだろうか。
シスもそろそろ騎士を目指して、我が王都に来る頃か。
シスに待っていると伝えておいて欲しい。
それと済まない。
以前より約束していた、ミリエトラルの6歳の誕生日には帰れそうにない。
理由としては、革命派の貴族共が最近活発だ。
王を守る騎士として、見逃せない。
それと最近は魔族排斥派の派閥も活発だ。
まさか彼奴等組んでいるのではないかと疑念が沸くほど、関連の事件が多い。
疑念も何もかもが解決させてから帰郷する予定だ。
追伸:
シスの10歳の誕生日には必ず帰るから、子どもたちにはそう伝えておいてほしい。




