ノストラダムスな彼女
掲載日:2014/07/01
「明日、人類は滅亡する!」
そう高らかに朝っぱらから声を上げているのは俺の彼女だ。
「なんでそう言い切れるんだよ」
訳のわからないことを言っている彼女に呆れて、理由でも聞こうと聞き返した。
「7月2日はノストラダムスの432回忌!妙に語呂がいいから絶対大災害が起こるに違いない!」
馬鹿馬鹿しくて何も言えない。思わず失笑してしまった。顔は可愛いのにどうして頭のネジが緩んでいるんだろうか。ま、そこを含めて彼女が好きなのだが。
「な、なんで笑ってんのよ!地球が、時間が危ないのよ⁉︎」
「危ないのはお前の頭だろ。まずノストラダムスの予言なんて1999年すら当たってなかっただろ」
「そうだった‥‥‥」
彼女は頭をガックシと垂れて、次に顔を上げる頃には満天の笑みに変わっていた。
「なら全然余計な事心配しなくていいじゃん!心配して損した!」
心配するほどの事でもないだろ、そう心の中で呟くと、日常が相変わらず来たことを告げる様に、授業開始のチャイムが鳴った。




