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嬉しかったこと

作者: 六花な

嬉しかった

それはずっとこの胸に抱いていた希望だったから

一人になるやいなや床にしゃがみこんでしまう程に

嬉しかった


興奮とじわじわくる恥ずかしさに 一人言葉をもらす

紡いだ言葉は 本音で

これまた恥ずかしいまでに 自身を吐露してしまう


嬉しかった


それは確かで

嬉しくなきゃ頼みはしない


けれど

それがある瞬間には ぼやけてしまい

残ったのは 現実を静かにみる心持ちだけだった

密かに計画していたバレンタイン

そんなものも綺麗に消えた

ただ変にすっきりしていて

ピンクだった頭は 無色になった


そんな自分が恐ろしい

こんな自分が恐ろしい


泣きたくなった

頬を伝うものはなかったが


泣きたかった


言いたかった言葉

伝えたかった言葉

それらが頭の中に「もしも」の場合として流れる

辛い 恥ずかしい

複雑に絡み合う感情は ひどくあっさりしたものだった



ねえ?

どうしたらいい?


今後のお話。

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