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カフェイン、とりすぎは良くないよ

「おはよう世界。」


お、今日は俺が一番乗りか。

朝早起きしたならやること、それは…!


「朝飯だよな。」


フレンチトースト作って……そろそろ飽きてきたな。

ソーセージとか…そういうのが無いからどうしても同じようなものばっかりになってしまう。

TKGは卵がそんなに新鮮じゃ無いし無理だよな…


「…ソーセージなら作れるか?」


腸に詰めるんだよな?確か。また今度作ってみようかな…

いやぁ、でももしソーセージ作れたらホットドックとか作れるよな。

いや、アメリカンドッグでも良いな!


ジュウウウウウウウ

「おはよ…ゴホッゴホッ、煙!?」

「ん?ああ!」

コゲゲェ…

「焦げちゃった…コレ俺が食べるわ。新しいの作るから待っててくれ…」

「あ、ああ。」


それにしてもなんで食パンとかあんパンみたいなパンは売られてるんだ?

別に食文化とか無いはずなのにわざわざそんなパンとか使って…実験に使うなら小麦粉とかのままでいいんじゃ無いのか?


「できたぞ、食え。」

「おお、今日もまた美味しそうな…いただきます!」

「なぁ。」

「ん?」

「なんでパンって売られてるんだ?こんな食べるのに適したモノ、食べたりする習慣が無いのに売られてるのはおかしいと思うんだが…」

「ん〜、ほへふへほーへふひふふは…」

「いや、食いながらしゃべるな。」

ごっくん

「それはゴーレム作る為だな。」

「ゴーレム?」

「パンから作ったゴーレムは頭に該当するパン入れ替えるだけでずっと使い続けることができるから、結構富裕族とか使ってたりするぞ?」


…某幼児番組のアレみたいだな。

ていうか未だに富裕族にあったことがないんだよな…


「あ、そうそう。魔視ってなんだ?」

「魔視?」

「そうそう、魔視。」

「うーん…簡単に言えば魔力が見えるようになる、魔力障害の一種だな。」

「魔力が見える!?」

「ああ、だから魔物の急所である魔力が固まったところを見抜くことができるし、無詠唱の発動タイミングもわかる。」

「ええ!いいじゃん!」

「だが、それだけじゃない。」

「?ここまで聞いていると普通にスゲェ能力?だと思うが。」

「そんないいもんじゃないよ。魔視の人間は目が通常の人間よりすぐにダメになる。」

「!なんでだ。」

「ずっと高濃度の魔力を浴びていると目が魔耗するんだよ。そして視神経を伝って魔力が脳に侵入するようになるからすぐ死ぬ。」

「…」

「あと、私たちと同じ世界は見れていない。レンズにも魔力が溜まり続けた結果レンズが適応してしまって、光じゃなくて魔力を集めるようになってしまう。」

「…意外と苦労してんだな。」

「そらそうだ。世の中苦労してない人間なんていないんだよ。」

ムシャムシャ


じゃあ、ほぼ確定で俺らより先に死ぬのか…

…そう思うとなんか寂しいな。


「おはようございますぅ……」

「おはようさん。ほれ朝飯。」

チャクセキィ

「ありがとう…いただきます…」

コクン、コクン…

「大丈夫か?めちゃくちゃ眠そうだけど…」

「大丈夫…」

コク…ビターン!

「おい!大丈夫か!?できたてだから結構熱いんじゃ…」

「あっつ!」


顔面が赤くなり、ベタベタになっている。…本当に大丈夫か?

最近アンビアスは寝不足だ。

放課後帰った後は謹慎期間中の俺の為に勉強を教えてくれて、その後俺たちが寝静まった頃に予習復習をしている。なんでそんなこと知ってるのかって?一回尿意に襲われてトイレに行こうと思った時に目撃したのだ。

本人は勉強に集中していて気づかなかったし、集中している時に声かけるのはなんか申し訳ないし…でそのままトイレ行った後に布団で寝た。

俺に勉強を教えてくれるのはありがたいのだが、そのせいで寝不足になるのはちょっと違う気もする…

朝食の後二人とも支度をして寮を出た。お昼の分のお弁当をいつも作っているのだが、今日は宿泊イベントの際にオールする為に買っておいたカフェイン入りのハードグミも一応入れておいた。

小袋に分けて5粒ほど、さすがに一気に全部入れておいたら在庫がすぐなくなるし、カフェインの摂りすぎは良くないからな。

じゃあそんなグミ入れるなよって話だが、授業中寝たら多分あの教師たちやばいし…って話だ。

さて、焦がしたフレンチトーストをいただいてそろそろダンジョンに潜りますか。


「…苦い。」


-ダンジョン受付-


「お?一番乗りか?」


何事においても一番というのは気分が良い。…二番じゃダメですかって?さぁ?

さて、今日はどんな依頼をこなすのやら。

一応二人が来るまで時間あるし、どんな依頼があるのか見てみよう。


「うーんと、『コケッチョーの腎臓を大量にください』『コケッチョーの羽で空が飛びたい』『コケッチョーの頭だけ譲ってください』………え?なに?コケッチョーブーム到来?」

「あー、それはですね…」


びっくりした…いつの間に背後回ってたんすか…

この街の住民朝刊様と言い、強そうな人が多すぎる。


「腎臓は魔法薬学を研究してる人からですね。」

「魔法薬学?」

「はい、ポーションとかそういう薬物を研究する学問ですね。毎月この時期になると丁度麻酔などに使われるコケッチョーの腎臓が亡くなり始めるのでそれが原因ですね。」

「へー。」

「この空を飛びたいという人は自分の研究のために材料を集めて欲しい人ですね。この人前にも何回か依頼されてたんですけど、いつも病院送りになってましたねぇ。」

「すごいメンタルだなぁ。」

「コケッチョーの頭は多分富裕族の方でしょうね。飾ったりする人が多いですから。」

「自分で取れば良いのに…」

「まぁまぁ、こういう人たちはお金が有り余ってるのでこういう遊びがしたいんですよ。」

「そんなもんなんですかね…」


いろいろあるんだなぁ。


「あ、コトハさん、おはようございます!」

「おお、おはよう。」


セツが来たけど…チトセとは一緒じゃないぽいな。

そういえば前、コケッチョーの腎臓から毒を抽出したって言ってたけどそんな技術どこで知ったんだろう?

まさか結構有名な魔法薬学者だったりして…?


「前さ、コケッチョーの毒をあんなに抽出してたじゃん、アレってどこで習ったんだ?やっぱり魔法薬学とかそういうので習ったのか?」

「アレはですね…お母さんに教えてもらったんです。」

「お母さんに?」

「はい。」


親に教えてもらったのか…


「えっと…俺にもできるかな?そういう魔法薬を作るのって。」

「うーん、失礼かも知れませんけど多分無理ですね、私も完全には出来ませんし。」

「どういうことだ?」


いや、できないっていうのはわかったんだが、セツ自身も完全にはできないってどういう…


「私、確かに魔法薬は作れるのは作れますけど、一番品質の悪いポーションだけですし、成功した例が少なすぎるんですよね…」

「え?あの飲みやすかったポーションって品質悪めなの?」


え〜ストロベリー風味で飲みやすかったのに…


「効果の高いポーションほど苦くなっていきますね。」

「良薬口に苦しってか…」

「意味はわからないですけど、多分そうなんじゃないですかね。」


じゃあ、どんどん強い敵を相手していくにつれて苦いポーションを飲むことになっていくのか…それは嫌だな。


「おはよう。」

「あ、おはよう。」

「おはようございます!」


チトセも来たしどの依頼受けるのか全員で決めるか。


「どれ受ける?」

「コトハが確かコケッチョーの肉を集めてるのよね?」

「ああ、できれば毎日何匹か狩りたい。」

「じゃあ、コケッチョー関連の依頼で良い?セツも同意すればだけど…」

「私もコケッチョーの腎臓何個か欲しいので大丈夫ですよ〜」

「よし、じゃあ頭か羽にしましょ。」

「うーん…どっちの方が良いんだろ…」

「報酬額は頭の方が良い…」

「どっちも受けるっていうのは…?」

「天才か?」

「それは盲点だったわ…じゃあ受領してくる。」


さて、チトセはほとんどどんなことをするのかわかっているがセツに関してはポーション作れて潜伏もできる。魔物の急所看破もできるとしかわかっていない。…あれセツめちゃくちゃ凄くね。


「依頼受けたからダンジョンに向かいましょ。」


ロープウェイに向かい、乗っている間雑談していた時チトセがセツにポーションについて聞いていた。

そこで発覚した新事実、どうやら専用の器具使わずにポーションとか作ってたらしい。

…いや、それで作れるのは凄くね?しかも失敗するって言っても五回中三回だったみたいだし…

やっぱりすごいやつなんだなぁ、と端っこで考えていた。コレで戦闘もできる!とかだったら俺もういらないんじゃないかな。ペアで潜った方がいいと思うんだよね…

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