少女とハヤト
こんにちは!
今回は少し長めに書いています。
長すぎると感じる方は、分けてお読みください。
(そこまで長くはないと思います。)
― いつのこと言ってんだ…?―
「…っ!ハッハッ…ハァ…ハァ……っ!」
考えた途端に頭がズキズキする。汗が止まらない。
「…!大丈夫…!?誠君!?顔色も悪いし…!
…!早く先生、呼ばないと…!」
あたふたと医者を呼びに行く。俺はだんだん意識が
飛んでくる。
― ピカッ ー
…っ!?
途端に脳内をなにかが走り去るように光が走った。
あとから電気が流れたようにビリビリと
体が痺れてくる。さっきの何倍も痛い。
針が刺さるようだ。心臓がドクドクとなる。
異常なように。
「っ!…………………」
そこで俺はまた深い昏睡状態に入った。
ハ…
ハ…ト
ハヤ…
ハヤト…
ハヤト…!ハヤト!
「…?こ、ここは?」
「…!ハヤト!ハヤト!やった…やっと起きた…!」
少女はそのまま泣き崩れる。
なにがなにか全然理解出来ない。
この少女は…?ハヤト…?誰だ…?俺…?
また考えることが増える。そこは知らない野原の
真ん中で、どこまでも続いていそうな場所だった。
ふと、あたりを見渡すと、隣に小さな木が生えていた。
それもまた不思議で、鏡のように俺と少女を
写しているのだ。
「え、えっと…?君は誰かな…?」
「え…?何言ってんの…?は…?」
「え…だって君…初対面だよね?急に泣き崩れるから
びっくりしたけど。」
少女はポカンとしている。
俺は今、変なことを言っただろうか。
では、知らない少女にどんな対応をしたらいい?
俺よりも年下のようだか。
「ハヤト…?え…?」
少女が口を開く。
「うん…えっと…?誰かと勘違いしてるのかな?」
なるべく優しく接してみる。
「え…?で、でも!は、ハヤトでしょ…!
と、とぼけないでよ…!」
「うん…。まず、そこから違うんだけどな…。
俺、誠だし。」
「え…?あ…!ブルーホールが…!じゃ、じゃあ…
そ…そんな…!」
は…?ブルーホール…?なんだそ…
― …っ!? ―
その途端に目の前の木が、なんと一瞬で青い光の玉に
なったのだ。
「なんだ…これ…!?…っ!」
それにどんどん体が引っ張られていく。
「うわっ!」
その瞬間、俺の体は宙を舞った。
少女が泣きながらこちらを見つめている。
「またね…!絶対…!」
― …っ! ―
そして俺は、またどこか知らない場所へ行くのだった。
ありがとうございましたm(_ _)m
長さはどうでしたでしょうか。
コメントで教えてくれたら嬉しいです。
次回でまたお会いしましょう!