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衝動の天使達 2 ─戦いの原則─  作者: 水色奈月
Chapter #38
191/206

Part 38-3 Einmal ist Keinmal 続けよ

USS Maryland SSBN-738 Ohio-Class Sixth Fleet Silent-Service Navy U.S., Middle of the Atlantic Local Time 20:01 GT-21:01/

Северный флот Ракетные крейсера проекта 1164 «Атлант» Маршал Устинов, В то же время и в том же районе моря/

F/A-18F Super Hornet CVW-11(/Carrier Air Wing Eleven), 460 nautical miles southeast of New York over the Atlantic Ocean Local Time 15:57


グリニッジ標準時21:01現地時刻20:01 大西洋中央 合衆国海軍所属第6艦隊潜水艦 オハイオ級戦略ミサイル原子力潜水艦メリーランド/

同時刻同近海 ロシア海軍北方艦隊1164型スラヴァ級ミサイル巡洋艦マーシャル・ウスチーノフ/

現地時刻15:57 ニューヨークから460海里南東東の大西洋上空合衆国海軍第11空母航空団F/Aー18Fスーパーホーネット



 上手くいくなんて意識にもなかった。



 それしか意識に上らなかった。



 起爆装置を眼にした一閃いっせんフルオートで引き金を絞った。



 遮蔽物もない14フィートの近距離で爆発物にM933徹甲弾(A P)を撃ち込む事の意味。手榴弾であっても吹き飛んだら間違いなく死か重傷を負う状況。誰が助かろうとも、自分は今、これを最後に生き残り組から弾き出されるのだと啓示されセシリー・ワイルドはトリジコンRMRタイプ2のダットを中心に地獄の業火が広がるのだと息を呑んだ。



 痛いだろうか。苦しむだろうか。一瞬で終わるのだろうか────むしる思いに、苛立ちが押し切った。



 くそったれ! さっさと終わりが始まれ!



 まばたいた彼女が見たのは、原子炉の制御システムに載った黒い箱が形(くず)れ火花を撒き散らした光景。



 それ以上でも以下でもない。爆発はどうなったのだと拍子抜けすると両脚から力抜け内殻ないかくに沿ったキャットウォークに座り込んでしまった。



 茫洋ぼうようと見つめる箱が意味を持たなくなって遅れて助かったのだと自分に言い聞かせた。



 誰かにめちぎられるかと思う反面、狂気の沙汰だと後ろ指さされる自分に気づいた。



 昨年末にマリア・ガーランドはニューヨークのど真ん中2マイル以上の悪環境で核弾頭を50口径で撃ち抜いた。それを信じないものは眉唾だと軽んじる。可能性に気づくものは判断を誤った結末だとなじった。



 スチールの手摺てすりにつかまり立つと同じくしてハッチを開き3人のメリーランド乗員とディプスオルカの仲間が4人が武器を構え用心深く入ってきて見上げた。



「セス、無事か!?」



 リーダーのハンマーに問われセシリー・ワイルドは鼻を鳴らし男らを見下ろしキャットウォークできびす返し階段に向かいながら思った。





 誰がこんな茶番を持ち込んだ!?





 この厄介やっかいな恐慌を招いた顔を思い浮かべ彼女はこぶし握りしめた。



 段の途中で本物のアメリカ海軍水兵らにセスが警告した。



「原子炉トップに爆発物が載ってる。早く解除したほうがいい」



 下りきって床を踏んだセスは驚いた男らを後目しりめにFNーSCARーH を負い革(スリング)で背に下げハッチからホバリング・ポンプ室へ出て名前を呼ばれ続けるのを無視しミサイル・コンパートメントへと向かう間考え続けた。



 こんな事を考えしでかしてしまうものに生きている資格はあるのか。裁かれる以前の問題だと思うのは間違いか。何かのポンプがうなっている部屋を抜け水密ハッチの開いたミサイル・コンパートメントへ入ると十数人のサブマリーナらがミサイルの入った発射筒(ラウンド)からの漏水を止めようと懸命に動いている。



 こいつらの帰る国に、こいつらの家族を、誰が焼き殺す判断し手を下したんだ。



 悪魔と人の一線を引くなら、能力や不気味さなんかじゃない。





 同種を殺せる無慈悲さだ。





 一歩脚をくり出す都度に怒りが降り積もってくる。



 あの時、ロシア人の頸動脈けいどうみゃく締め上げるのがもう少し長ければその場で始末したかもしれない。ハンマーが止めなければ────あれは生かしておいてはいけない────腹が座ると航海室を抜け発令所(C R)に舞い戻った。



 セスは振り向いた数人の男らに声をかけた。



「テロリストのリーダーは?」



 彼女が見回し問いかけると尉官らしい男が応えた。



「眼が離せないので発令所(C R)前方に拘束して転がしてある」



 聞くなりセスはホルスターからタンカラーのMk.25──SigSauerP226を引き抜き親指でハンマーを起こしながら操舵席のある方へ向かうと発令所(C R)の乗組員らが眼で追った。



 歩きながら前方隔壁間際に集められたロシア人らの中で後ろ手にしばられ転がされているテロリストのリーダーへ銃口を振り下ろした。



 こういう手合いは生かしておいてはならない。



 罪の裁きを受けるのが先でも、後でも関係ない。



 同胞はらからに牙を向いたからには、こうなる事は覚悟の上だったはず。



 同じ拘束された男らの1人がからだ倒してその起爆装置のリモートを手にしていたロシア人を身を挺してかばった。





 邪魔をするな!





 われはそいつを生かすつもりはない。生きて法廷に立たせる事はしない。回り込み頭部を照準線に捕らえようとすると別なロシア人水兵がそいつをかばって背後に隠した。



 静かな紆濤うねりにだが力強いものに押し切られた。



 引き金を引き次々にサプレッサが軽い音を上げしばられた男らが肩や脇腹を振りうめき逃れようと足掻あがいた。どうしてリーダーの男を狙う様に手下の連中のバイタルゾーンに撃ち込まないのかなど意識にすら浮かばなかった。



 そのテロリストを率いたものをかばう2名には2発ずつ撃ち込み障害を取り除いた。



 これだけの騒動にまだ気絶している男の顳顬こめかみにRMRタイプ2の赤いダットに固定し引き金を絞り込んだ。







 セシリー・ワイルドは右肩を前に振りだし落としかけたハンドガンを左手にスイッチさせた寸秒、今度は左肩を振り回し前のめりに膝を床に落とした。











 マストトップのMRー800ボスクホッド空中水上レーダーは1から3ギガの連続・間欠変調方式マイクロ波で3次元空中哨戒(しょうかい)に当たる。



 旧型ながら低高度で105海里(nm)索敵さくてき範囲を持つ同レーダーは艦隊の前衛・外周にあり低高度侵攻を図る戦闘機郡や敵の対艦ミサイルを探る役割を担う。



 北方艦隊前衛の1艦──巡洋艦マーシャル・ユスティノフの対空レーダー管制士官であるザハール・ミハイロヴィチ・ジャルコフスキー・ズダーノフ上級中尉(S I)は旧態然とした円を描くスイープの残像に反射波の明確なブリップ(:点灯した光点)2つ見つけだした。



"Радиолокационная наблюдательная комната. Я нашел две ракеты. Направление 015, дистанция 39, высота 160, скорость 2 Маха. Данные будут отправлены в управление огнем !"

(:こちらレーダー。ミサイル2基、感! 方位015、距離39、高度160、速度マッハ2。諸元、火器管制に送ります!)



 13秒余りでゲッコォ(OSAーM)短距離対空ミサイルの射程に入り、逃してもAKー630M多銃身ガトリングが毎秒80発余りの30ミリ砲弾で撃墜する。通達を終えた上級中尉(S I)はレーダーの中心と近距離にいる2艦のフリーゲートが同じく短距離対空ミサイルとパラシュCIWSで主力艦には近づけぬ事を信じながらレーダースイープの中に発射された10発の対空ミサイルのブリップを目で追い始めた。



 1基の対艦ミサイルに5発の対空ミサイルが食らいつく。万に1つ逃れる術のない対抗手段。



 向かってくる2つのブリップに急速に接敵する猛禽もうきんが捕らえる寸秒、有り得ない現象を目にした。







 辿たどり着く対空手段が次々にレーダーから消失するのに向かってくる光点は健在で、そのブリップが拡大してるようにすら見える不自然さ。











 マーシャル・ユスティノフ艦橋(ブリッジ)では迫ってくる青くかがやく対艦ミサイルをみな食い入る様に見つめていた。



 突き進んでくるミサイルが青いネオンのごとく浮き出ている。



 対艦ミサイルがどうしてあの様に暗闇に浮き出るのだ!? と誰しもが困惑していた。西側の新型ミサイルなのか!? 極超音速の弾体が空気との摩擦であの様に見えるのか!?



 漠然と見つめるその弾道が前衛を務めるフリーゲート2艦との間を通りそうだと胸なでおろし、それでも空母をはじめとする重要な艦船へ向かうのを阻止しなくてはと誰もが思った寸秒、近接防衛兵器が駆動した。



 火器管制レーダーと連動し自動でAKー630Mが回頭し爆轟のうなりを広げオレンジにかがやくガトリング砲弾曳光弾(トレーサー)が下側から駆け上り孤を描き迫った瞬間、その光の矢が盛大に赤い傘を広げ多量の30ミリ砲弾が弾き返されだした。直後、その対艦ミサイルがクラスター爆弾の様に分離し幾十ものサステナーの火炎が艦隊中央に向かい拡散加速してゆく。



 その内の3つの散文詩が近隣の巡洋艦マーシャル・ユスティノフとフリゲート・アドミラル・ゴルシュコフ、アドミラル・カサトノフへと降り終末のうたかなでた。





 理解などおよばぬからと変化を押し止める事はかなわぬ。





 艦橋(ブリッジ)後部構造物に直撃した青い耀かがやきのクラスター・ミサイルの爆轟の代わりに広がったのは、構成転換反応(A V B S)。一瞬に巨大な巡洋艦の一切のはがねが染まる様に鉛になり浮力が追いつかなくなった。喫水線が上がり始め月明かりの水平線があらぬ角度に傾き海面が斜めとなって急激に甲板(デッキ)に近づく状態に艦が大破し沈没しかかっていると現実をゆがめ理解した艦長はあわて退艦命令をだした。





 情熱と切望がもたらしたえにしも知らずしてロシア海軍北方艦隊の戦闘艦隊が瓦解すると大量の漂流者を救い出すために補給艦と情報収集艦が投光器の灯り振り回すのを南南西に浮上している民間原子力攻撃潜水艦のセイルトップにいる3人は見ることはかなわないでいた。











「上手くいったのですか!? 人命に関わる────」



 詰問するダイアナ・イラスコ・ロリンズの唇に人さし指を押し当てマリア・ガーランドは言葉をへだたった。



「ロシア水上艦隊は補給などを除いてすべて──まだ水中に動いている大きな質量がある。水上艦の多さに比して潜水艦が多数残存しているわ。だけど水上艦の様に沈められない。水中からだと乗組員らが退艦できない」



「沈めた!? マリー、数十艦もいる艦隊艦艇を沈めたんですか? 第2空母打撃群(C S G 2)の様に凍りづけや電磁パルス(E M P)で麻痺させたのでなく!?」



 最早もはや、チートのごとき能力を発揮し続けている最高指揮官に食らいつく副官でありNDC副社長の声をハイエルフがへだてた。





「おい! 何か浮いて来たぞ! 大きい。この船なみだ!」





 シルフィー・リッツアの言葉に振り向いたマリーとルナは眼を凝らした。だが星空の下で2海里(nm)も離れているそれがルナにはまったく理解できなかった。



「1ー9ー0、2.1海里(nm)に浮上停船している。あのセイルの形状──オハイオ級だわ。メリーランドかしら?」



 そう教えるスパンコールの女の耳元に顔を寄せながらルナはどうしてマリーとエルフには見えるのだと困惑しながら警告した。



「マリア、他のものの前で貴女あなたのマジックの様な力をひけらかさないで下さい」



 眉根を寄せたマリーが振り向き横顔でルナを見つめ問い返した。



「なぜ!? 何がいけないの?」



「我が社の特殊職員ならまだ口封じはできますが、他の艦艇乗員に見られれば口に戸を立てられません。必ず世間の知るところとなり、貴女あなたは対テロ戦以外の非常に(・・・)厄介やっかいな事案に振り回され抜き差しならない状況に追い込まれます────」



 ルナがこれが1番重要なのだと言葉を切ってゆっくりと告げた。



「──人はおのれの持たぬ能力を他人が持っていると知ると憧れを感じますが、それ以上に嫉妬やっかみや憎しみを抱きます。貴女あなたの力が圧倒的なほどそれが幾何級数的に強く働きます」



 しばらく押し黙ってマリーが応じた。



「わかったわ。メリーランドの乗員の前で控えるわ」



 暗闇でルナがかぶり振りプラチナブロンドのセミロングヘアが大きく揺れた。





「いいえ、合衆国に戻っても、貴女あなたとそこの異邦人2人がこれから行く先々で、です」





「仕方ないわね」



 マリーがすんなり応じてくれたのでルナは肩の力が抜けセイルのインカムに手をかけた。



「ゴース、方位1ー9ー0へ回頭し半速前進。2.1海里(nm)先に浮上停船しているメリーランドがいます。接舷し合衆国海軍艦からうちの部隊とテロリストを収容しますので用意と人選を」



 副長(X.O.)へ命じスピーカーから聞こえる復誦ふくしょうを聞きながらルナはマリーに気がかりな事を尋ねた。



「ところでマリー、ヴィクトリアを召還させると先ほどおっしゃったのですが、どうやってこちらまで来させるのですか? 異次元の通路を通してならどれくらいかかるのですか? 合衆国海軍の艦載機とロシア艦隊艦載機の空中戦で死人が────」





「問題ないわ。4分ぐらいで空域に来るから」



 東海岸から4分なら異空間ゲートとはワームホールのたぐいなのかと考え、どのみち空中に開く異空間ゲートを多くのパイロットに見られるのは問題だと、出現エリアを離れた場所に持ってこれるかを副官は問うた。



「マリー、異空間ゲートを空戦域から離れた──」



「異空間ゲート!? ルナ勘違いしてる。ヴィクは戦闘機で普通に飛んで来るのよ」





 普通に!? 貴女あなたはたった今、ニューヨークから4分で駆けつけると────まさか、嘘よ!?





「ヴィクトリアの操縦する戦闘機は音速の────」





「マック40は出てるわよ。まだ加速しているけれど」







 マリーに告げられ、副官は眼を丸くした。音速の40倍!? 空力加熱はどう対処してるの!? そんな速度出せる戦闘機どころかミサイルすらない。大気圏外から落下してくる分解前の大型隕石並の豪速! それを各国の軍事衛星が捉えているとルナは事後対処に目眩めまいを感じた。



 あまりにも不安に彼女は現実逃避に意識をすり替えた。





「マリー、その戦闘機の推進システムをわたくしに調べさせて下さい」





「ああ、ヴィクがオーケイすれば、ね。戦闘機の外観をしていても精霊シルフィードだから」





 シルフィード!? エアリアル!? 空気の精霊!?





 大西洋で対潜水艦戦をやってるあいだ、自分の知らぬに世界がくそ(・・)大きく様変わりしたのだと、やっとルナは受け入れ、これから兵器体系が大きく豹変するのだと戦慄せんりつが走り二の腕が鳥肌立った。











 2度目の空中給油を15分後に控え、いきなり接近警戒が鳴り始めた。一瞬、合衆国海軍第11空母航空団F/Aー18Fスーパーホーネットのウイングリーダー・ハーバート・セヴァリー大尉(LT)は僚機が近づき過ぎたのを疑い、そうではなうと前方から接近するか違う方位から並び接近する民間機かとも一瞬、意識に浮かび、音速を出しているライノに追いつける民間機はないと後者を切り捨てた。



 AN/ALRー67(V)3警戒装置は沈黙しており、ならばやはりニアミス機だと彼は視線を多目的カラーディスプレイに下ろしモードを切り替えようとHOTSのトグルを指で操作したその一閃いっせん、大きく左へ機体が弾かれ大尉(LT)は立て直すのに懸命になった。



 とてつもなく大きなベイパーコーンに呑み込まれ乱気流にコクピットがきしんだ。



 一瞬で凄まじく速い何かが通り過ぎた。



 極超音速ミサイルの乱流に振り回されたのか!?



 レーダーの追うそのブリップの概算速度が脇に表示され彼は見たものが信じられず桁を数え直した。







 3万115ノット────マック45!











「怒るなよ」



────怒ったりしてません。



「黙り続けられるとイラつくんだ」







────この(からだ)にうっとりしているだけです。







 自動操縦(A P)任せだと海上に出て変化がなく退屈に輪をかけて、エアリアルにだんまりを続けられヴィクトリア・ウエンズディはずっと右足で貧乏揺すりをしていた。アンダーレールの極度に低いまるで空中に腰掛けている様に感じるコクピット越しに時折眼下に見えてくる船舶が凄まじい勢いで飛びすぎてゆく。



 アナログ計器のない半周230度のワイドディスプレイに表示される飛行基本情報にヴィクは視線を戻し対気速度計のデジタル数字を人さし指でつついた。



 マック42を越えてさらに小数点以下が加算され続けていた。



「エアリアル、出し過ぎじゃないか? 燃料なくなるぞ」



────心配ご無用です、ヴィクトリア。わたくしはほとんど消耗してません。空間を通しあの方が注ぎ込む凄まじいエナジーはガイアのそれを遥かに上回っています。



 リクライニグシートの様に後方へ寝そべる座席から前方に視線を上げたヴィクトリアは眼をすぼめた寸秒、叫んだ。





「エアリアル! 操縦を私に!!!」







 右コンソールに載せた腕を伸ばしフライバイワイヤーの操縦桿(スティック)を握りしめたヴィクはスティックを左に切り一瞬左ステップをあおった。



 光の濁流のトンネルが急激にねじれヴィクトリア・ウエンズディが急激に迫ったそれに合わせ視線を横へ流した。



 F/Aー18Fだった。8機はいた。



 こんな海域に飛んでる理由は1つ。近くに空母がいる可能性が高い。



 ならタイコンデロガ級とアーレイ・バーク級もいる。この速度で追いつけるわけはないが、前方に展開していたら対空網に飛び込む事になる。



「エアリアル、お前の魔法防壁(マジックウォール)の頑丈さを信じていい?」







────お止めなさいと言っても──。







 みなまで聞かずに、守護精霊の護るパイロットは一気に戦闘機を降下させた。











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