Part 29-4 Sniping 狙撃
Majestic AP.(/Apartment) Rooftop 115 Central PK. W.(/Park West)Dr.(/Drive), Manhattan 14:59/
Kenilworth AP.(/Apartment) Rooftop 151 Central PK. W. Dr., Center Park 15:06
14:59 マンハッタン セントラルパーク・ウエスト・ドライヴ115番地 マジェスティック・アパートメント屋上
15:06 セントラルパーク ウエスト・ドライヴ 151番地 ケニルウォース・アパートメント屋上
屋上扉の鍵を壊す前に爆轟が聞こえロバート・バン・ローレンツは乱暴に押し開き縁の近くまで走るとM 8 8 8砲弾の入ったコンバットバックと携行小型原子炉を足元に下ろし肩からレーザービームライフルとM224迫撃砲を入れたソフトバッグを下ろしかけどこで爆発がとセントラルパークの湖に視線を向けた。
湖面中央から周囲へ波が広がっており空中に霧のような多量の水蒸気と煙りが拡散していた。
ロバートはすぐにソフトバッグの1つからM224を引き抜いた。迫撃砲の発射筒には中間部に折り畳まれたM170バイポッドと底部に倒され筒と平行になっている薄いUFOの様なM7ベースプレートが付いていた。
彼は細部の確認をする事もなく素早い手つきでそれらを展開させ湖上空の手前に発射筒の開口部を向けキャップを引き抜きバイポッドの付け根左右に制御装置とバッテリーパックを取り付け2個のアクチェータから伸びるケーブルのカプラを接続し発射筒下の射撃モードを切り替えD(:落とし込み激発)を選択した。
そうしてコンバットバックを開きM 8 8 8砲弾のアモカンを次々に引き抜いた。
いきなり重苦しい音が次々に響き聞こえだしロバートが顔を上げ振り向くと湖面が中央から外に向かい凍りつき何十もの土管より太い氷柱が突き上がって乱立していた。真冬でもなかなか凍りつかない湖がほんの数秒で北海の氷床と化してしまっていた。
怪物がそれらをやっているとロバートは即断し戦闘服のパウチからモバイルフォンを取り出し迫撃サポートアプリを立ち上げた。
通常のM224迫撃砲照準は、設置場所からの測量に始まり取り付ける照準器M64A1の照準による荒い方位目盛りとエレヴェーター目盛りを読み取り射撃データと比較しバイポッド右の方位調整ホイールと左脚のクロスレヴェリングナットを調整し砲弾投射位置を設定する。
だが海兵隊ベテラン曹長でも設置から射撃まで7分必要とした。それをNDCのテクノロジーが解決した。
ロバートがビル屋上から凍りついた湖中央をタップし撮影し始め液晶画面に表示されたクロスラインの中心を湖面中央に振るとアプリが認識し、平面画像を3Dデータに変換しGPSから得た近隣地図上の照準位置を確定し、射撃距離、射撃位置高度差から弾道予測するとバイポッドの2個のアクチェータが高速で回りだした。
6秒、画像アングルで指示した最適解の弾道に仰角と方位が合わさり射撃可能の音声がモバイルフォンから流れた。
「照準完了、撮影したまま砲撃を開始してください」
直後、彼は視線も向けず左手でモバイルフォンを支えながら、右手だけでアモカンを開きM888榴弾(HE)を1本引き抜きそれを発射筒に滑り落とし身体を引き離しさらなる砲撃を取り出しながら顔を下げた。
シャンパン瓶のコルクを抜き飛ばすのと同質のより大きな音とともに眼で追えるスピードで60ミリ径の砲弾が高く上がると綺麗な放物線を描き湖面中央の氷床に落ちてゆき爆轟と共に氷を噴きとばした。
その着弾位置と照準位置の偏差をアプリが出し逆補正するとアクチェータが寸秒回転音を上げ、モバイルフォンから次弾発砲のアナウンスが聞こえた。
「照準完了、撮影したまま砲撃を開始してください」
ロバート・バン・ローレンツは次々に3秒間隔でM888迫撃砲弾を撃ち込みだした。
まさか湖底まで追って来ないという油断──掠ってきた男の腸を喰らっていた不意を突かれた。
いきなり背後で爆発が起き、それは大きく仰け反り背中を幾つもの硬い球で叩かれ見上げる視線で水面に泳ぐ人陰を見つけた。
あいつだ! この野郎!!
怒りに駆られ、喰い残しの骸を投げ捨て湖底を蹴った。岩盤が割れ捲れ斜めに円形状に立ち上がった中央から多量のキャビテーションを曳き空中高くに飛び上がり見まわした。
飛び出たその湖面近くに泳ぎ逃げる人を見つけ再び湖面へと落ちる瞬間、落下方向を偏向しそいつを片腕で巻き込みながら水中に飛び込んだ。
殆ど一瞬で湖底に舞い戻り、腕から逃れ浮遊するその気を失っている人を見て驚いた。
次に狙うと決めたブルネットの女だった。
自分から喰われにやって来たのなら喰らってやろうと飛び上がると、その女を通り過ぎ湖面に出てしまった。
その寸秒、すぐ近くまで泳いで来るもう1人の人影を水面下に目にしてそれは顔を引き攣らせた。
ブロンドロングストレート・ヘアをした耳の長い女。そんな奴は1人しかいない。
ハイエルフの生き残りだ!
舌打ちし水中に飛び込み振り向くとそのハイエルフが潜って来るのが見えた。
次にあの人外が何をしでかすか一瞬でわかり、高速詠唱し青いスクリーンを広げた須臾、ハイエルフが水中で爆炎攻撃を仕掛けた。
一閃、爆炎が水と反応し凄まじい勢いで爆発し水蒸気の塊が視界を被うほど膨れ上がった。
強烈な爆轟に魔法障壁ごと湖底岩盤に叩きつけられたが、怪我どころか意識すら失わず水面を仰ぎ見た。
多量の気泡が立ち上る先に潜って来ようとするハイエルフが見え、炎のエレメントを呼び集め人外の放った爆炎よりもより高温の焔を一瞬で生み出し間に放った。
熱と多くの水が反応し巨大なバブルパルスにハイエルフが呑み込まれるのを見たが、同じ精霊の加護魔法を使えるハイエルフがくたばるとはまったく思わず、水泡のカーテンのどこかにいるハイエルフを封じるために土と水の要素エレメントを引き集め頭上の水中に放った。
軋みを響かせ水面に向かい凍り始めた湖水が頭上の水面を覆い隠してゆく最中、それは完全にハイエルフを見失い。先に放った水蒸気爆発に粉微塵になったかと思ったが、まだあの高慢な気配がしており油断ならなかった。
いきなり氷の反対側で爆轟が響いた。
それから間を置いてあちこちで爆発が発生すると、それは人らが何かを始めたと目を細めた。
湖底でじっとしていると敵らに次の攻撃機会を与える事に他ならず、それは両膝を深く曲げ両腕を振り上げ振り上げた顔を庇い跳躍した。
それでも氷の厚みは厚く、外の爆発で薄くなった場所を穿った。
砕けた氷の上に腕を差し出し、それを広げるように躰を引き上げ氷上に立つとヴェロニカ・ダーシーだったそれは辺りを見まわし都合のよい人がいないか探した。
その寸秒、足元に何か落下してそれが爆発し細かな金属片を超高速で弾き広げた。
足をすくわれ後ろに背中から倒れ込んだそれは立ち上がろうと腕を立て殺気に驚いて半球の魔法障壁で周囲を覆った。
刹那、その表面四カ所から烈火の如き青紫の火花が飛び散り広がり、瞬く間に魔法障壁が青から紫となり赤へ染まり広がるのを睨みつけベルセキアは周囲を見まわし敵のありかを探り五感を延伸した。
一列に並べた主力戦車4輌を一瞬に貫けるエネルギービーム4条に家1軒を呑み込むほどの火花を広げ耐え抜くそのシールドにレイカ・アズマは7センチ離したスコープのアイカップを覗く眼の片眉を微かに動かし不快さを表した。
ニュージャージーのヤヤワンダ国立公園でナイアガラの滝をひっくり返した様な土砂の爆流を耐え抜いたチーフの言う魔法の産物なら、まるで無限の泉のように湧き出る防護エネルギーはいったいどこから得ているのだと彼女は興味を抱いた。
シュミット&ベンダーの12ー50x56PMⅡ/Pスコープのセカンド・フォーカル・プレーンP4fineレチクル中心を正対する半球の手前頂点に正確に狙い続ける。火花飛び散りシールド半球の輪郭が微かにしか見定めできないが、283メートル半の距離で狙い外すわけがなかった。
ビームは垂直命中で一番効率的に当たり続けている。
4人のビームを1点に絞るべきだと彼女は考えた。だが今さら仕切り直しもできない。あの怪物が原子炉4基の生みだすエネルギー供給量を上回る力量を持っていたら、次は自分達が攻められる番だと逃げる手順を考えた。
スナイパーは経験から得た高度な擬態術で敵に居場所を悟られる事はまずないが、逃げ道を絶たれる事を忌み嫌う。狙撃する時は隠れ場所を抜け出る道を必ず用意する。
だがビームライフルだと事は違ってくる。不可視光線だと高をくくり、己が灯台の様に燦々《さんさん》と目立っているのを忘れてはならなかった。
うちの部隊にいる他のスナイパーの多くはレーザービームライフルの使い手を、狙撃手でなく照明係と侮辱する。
そんな事はないと彼女は思った。
銃弾狙撃1マイル(:約1609m)の一撃で髪の毛を切るデモを見せつけトップシューターに君臨していた。
283メートルでも僅かな身体の微動でクロスラインは3分の1インチ(:約8.4mm)も揺れ動く。そうなれば髪の毛1本を狙撃できない。それは自動補整機構の付いたうちのオリジナルバイポッドを使っても半減できない動揺──心の乱れだと彼女は思った。
火花の合間に見える青かったスクリーンがいつの間にか赤紫になっていた。色の変容が何なのかを考え、印可されるエネルギーに飽和しようとしてるのではとレイカは思った。
あの怪物に感情があれば心乱れてるだろう。
眼の前にティーガーⅡを見たシャーマン戦車の搭乗員が狂った様に主砲を撃つ気持ちを垣間見た。
レイカ・アズマはスロートマイク越しにAIに全員通話リンクと命じて静かに警告した。
「レイカ──全員注意。怪物が動きだす。狙って来るわよ」
その直後、火花散らす半球の1ヤード上空に真っ白な輝きが突如生まれそこから4人のいるビル屋上へ向け8条の光の矢が猛速で飛び迫った。
湖の東岸でM6リンクスEvo3狙撃銃を構えているジェシカ・ミラーは見えてる光景に呆れかえり銃弾でどうのこうの出来る相手ではないと思い知った。
うちの狙撃手が3人以上HPBRで攻撃しているのは知らされなくても火花を見るだけでわかった。
2階建ての家がすっぽり入るほど火花の傘が大きく広がっていた。あと20ヤード広がれば岸さえも危険になる。
当てることができたら1挺でも上空にある衛星を撃ち落とせるレーザーライフルのビームを同時に3挺以上受け堪えている。
ショッピングセンターでは12番ゲージのスラグにあれだけボロボロに躯を粉砕されていた怪物が数時間でなんでこうも力をつけたのだと顔を引き攣らせていた。
「あのうぅ、あの派手なの何なんですかぁ!?」
傍にM4A1を構え立つニュージャージーのESU隊員タリア・メイブリックがジェスに裏返りかかった声で尋ねた。
「うちの連中がレーザーライフルで攻撃してる。それが見ろ! ビルを一瞬でぶった切れる高エネルギーをあんなになっても堪えてる!」
「ビ、ル──をですか?」
そう呟きタリアは銃口を下ろした。自分はあんな化け物に張り合っていたのだ。ロケットランチャー1基でなんとかしてみせるなんて思い上がりだったと彼女は感じた。
陰鬱になりかかったタリアがいきなりの銃声に視線を振り向けると国家安全保障局のメレディス・アップルトンがハンドガンで撃ち始めた。
「止めておけ! 弾の無駄だ」
ジェスが振り向き若い国家公務員の男へ忠告した。直後、彼は1弾倉撃ち切りマグチェンジしスライドストップを切りリロードしてまた撃ち始めた。ジェシカ・ミラーが彼に歩み寄り右腕に手をかけ強引に銃口を下げさせた。
「止めろと言ってるだろうがぁ!」
「ヴェロニカ・ダーシーは同期に配属されたんです。あんな姿になったあいつを楽に出来るなら──」
メレディスが呟くとジェスの手を振りほどきまた撃ち始めた。
「ジェシカ! 見てあれを!」
タリアがそう告げジェシカは振り向いた。
火花の傘の真上に白球が──というより、真っ白な海胆の様なものが浮かんでいた。そこから四方へ雷の輝きのようなものが飛んで行きセントラルパーク外周西側のビル2つ屋上付近から爆轟と共に爆煙が立ち上った。
寸秒、火花の傘が唐突に消え去り、真っ赤になったドーム形状のスクリーンが霧散した。そこに現れた元国家安全保障局の女を眼にしてジェスが罵った。
"G O S H !!!"
(:ヤバい!)
セントラルパーク外縁のビル群を見まわす黒檀の様な女へジェシカ・ミラーが立射で大口径狙撃銃を振り上げ狙い引き金を引いた刹那、敵は膝を曲げ一瞬で跳び消えた。
放電雷撃で離れた場所から襲っている敵4人を打った。
ほぼ同時にエネルギーの攻撃が止み、ヴェロニカ・ダーシーは魔法障壁を消し去りその4カ所のビルを見まわした。
まずは1つ。
血祭りにしてやる!
膝を軽く折り躰を捻り彼女は一気に跳んだ。マッドブラックショートヘアを靡かせ足下を木々が流れ5番街930番地角の樹木を生い茂らせたビル屋上に飛び下りた。
躰を伸ばし敵を捜すがそこには誰も人がおらずヴェロニカは舌を打ち鳴らし、近くの同じ通り907番地角のアパート中抜きビル屋上に飛び移りヴェロニカの異様な姿を眼にして屋上で公園の様子を遠巻きに見ていた十数人が泡を食った様に出入り口へ駆け出した。
武器持たぬそれらの背姿を見つめ敵がまた逃げ出した事を知ると、それは怒りに屋上を蹴りつけ陥没させセントラルパークを挟んだ反対のビルへ一気に跳躍した。
最初の跳躍より高くに飛び上がったヴェロニカは飛び下りる前から急激に迫るセントラルパーク・ウエスト115番地のアパートメントビル屋上に人がいないのが見えていた。
3人目の敵も逃がしてしまった。
飛び下り躰を振り向け同じセントラルパーク・ウエスト通りの4つ目のビルへヴェロニカが飛び移ろうとしてよろめいた。
公園を挟んで980ヤード(:約893m)以上も遠方から右耳の上をエネルギービームで撃たれ、素早く魔法障壁を展開しながら前に逃げ振り向き遠方の攻撃手を睨みつけ瞬時にジャンプした。
今度は先に兵士がいるのが見えていた。
☆付録解説☆
1【Schmidt&Bender 12-50x56PMⅡ/P and 2nd Forcal Plane P4fine Reticle】(/シュミット&ベンダーの12ー50x56PMⅡ/Pスコープのセカンド・フォーカル・プレーンP4fineレチクル)
作中、東 麗香がHPBR(/ハイパワービームライフル)ピカテニィレイルに載せ使うScopeです。
そのScopeに纏わる少し長いお話です。
Schmidt&Bender社のScopeは車のRolls-Royceに例えられる超高級光学照準器メーカーですが、作中レイカが使うこの12-50x56PMⅡ/Pは特殊部隊遠距離狙撃手がBig Bore Rifleに好んで載せるModelです。多くの特殊部隊では使用機材を調達申請する際にあまり値段の事はうるさく言われません。それは特殊な作戦ゆえそれでしか仕事にならないからです。実際、上のグレード5-45x56PMⅡHigh Powerなど5700$もします。
(ФωФ)ωは正規登録した3挺のRifleを所持し年に20回ほど射撃技術維持に務めるのですが載せているScopeはTrijiconやEOTechのハイグレードクラスModelです。それはSchmidt&Bender社のこの12-50x56PMⅡ/Pが馬鹿高く他社廉価ModelのScopeを50本も買えてしまいまうからです。その予算で精度の良いRifleも購入出来るし、Rangeを借りる都合上1000ヤードまでの射撃しかしない(ФωФ)ωはSchmidt&Bender社のScopeが選択肢にありません。
実物をRangeで覗いた事があるのですが、値段の分光学照準器視野がとても明るくシャープで周辺の歪みも皆無です。周辺までよく見えるということは何が重要かというとこの12-50x56PMⅡ/Pの様に12倍から50倍という高いZoom比率を持ったScopeの場合、周囲の状況も正確に把握できると言うことです。どうして遠距離狙撃で周辺まで見る必要があるかというと弾着修正に見る必要があるからで、まれにでもなく廉価なScopeではReticle(:日本語で十字線という)のScaleが読み取れなくなります。
欧州のShooterと違い合衆国では多くのShooterが2nd Forcal Plane TypeのReticleを好みます。この2nd Forcal Plane Typeというのは倍率を変えた場合Reticleが拡大縮小されずMILやMOA-Scaleの目盛り間隔を倍率に応じて再計算する必要があります。それに比べ欧州で好まれる1st Forcal Plane TypeはZoomに応じてReticleが拡大縮小されますので再計算の必要がありません。
日本でアクション小説や映画で狙撃シーンを目にされる読者様でも中にはScopeで照準するときは必ずReticle中央に標的を捉えると思われている方が見えるのですが、実際は狙撃条件によりImpact Pointの修正を短時間で行うためダイヤルで垂直水平のずれを調整をできずScale目盛りで概算修正しReticle中央からずれた位置に標的を捉え撃つ事が都度あります。特に初弾が落ちすぎたり跳ねたりする時と風の影響は瞬時に変化し素早く修正するにはこのScaleが重要です。
この時、あまりにも粗末なScopeで周辺が歪んでいると外周近くの目盛りを正確に使えない事が2nd Forcal Plane Typeではあります。じゃあ1st Forcal Plane Typeを使えば良いと指摘されるでしょうが、Reticleが拡大縮小される弊害が出ます。拡大されればLineやScaleがボールペン軸の様に太くなり縮小すれば1/100ミリほどにも細くなるReticleでは修正ができず、特に遠距離狙撃で拡大時に外周近くのScaleが光学照準器視野の外に逃げてしまい大きな修正ができません。信じられない事でしょうが、光学照準器視野ぎりぎりの外周近くに標的を捉える事もあり得、Scaleも外周部近くまで刻まれているのです。
このためPro Shooterで好まれる2nd Forcal Plane Typeでは高級なScopeがもてはやされ、出来るだけ外周近くに標的を捉えなくてよい射撃を心がける理由になっています。
また作中でレイカが使うScopeは特注品でP4fine Reticleも外周部まで目盛りのあるものを使用しています。
余談ですがガンショップでワゴンセールに出されていた30$を切るとても安過ぎるScopeを一度購入しお金を捨てた経験があります。射撃前にElevation Dialを調整しようとしてノブを回したのですが僅か18クリックでクリック動作が壊れカウントできなくなりました。カウントできないと弾道修正ができず1発も撃たずにFieldでScope交換する初めての経験でした。物は大量に不法Copy品を作り売りさばく問題の多き大陸国の物です。もちろん申し入れた品質保証の連絡先から連絡ももらえませんでした(ФωФ#)プンスカ
12-50x56PMⅡ/P
P4fine Reticle
※写真は何れもSchmidt&Bender HPのものです




