Part 20-3 Survivor 生存者
Downtown Manhattan Heli-Port 6 E River Bikeway, NY 13:38
13:38 ニューヨーク市イースト・リヴァー バイクウェイ6番地ダウンタウン・マンハッタン・ヘリポート
イーストリバーに面したヘリポートに国家安全保障局のベル412EPIが着地しマーサ・サブリングスが副操縦席ドアを開くとヘリポートサーヴィスの管理事務所の方から即応課のジム・ローウェルが駆けて来た。彼は騒ぎになるのを用心し見える様には火器を所持していなかった。
マーサは暴れるブルネットの髪を左手で押さえながら回転翼の下をかがみ込んで抜け、ジムに開口一番尋ねた。
「状況報告を」
「ウィリアムストリート123番地で警官と市民に多数の死者と重傷者。加害者は生存者がそろって怪物だと言っていますが、具体的な記憶が皆曖昧です」
マーサはショッピング・センターで眼にした百足のクリーチャーを思いだし34マイル余り(:約55㎞)をこの短時間でどうやって移動してきたのだと困惑した。だが今はそんな事は後回し。被害を食い止める事こそ最優先な課題だった。
「通りで多数の爆発物を使いその獣を足止めもしくは殺処分しようとした兵士がいる事は突き止めました。南のブロックからミサイルが飛ぶ目撃があり、高層アパートの外壁をロープで下りてきた兵士の目撃情報もあります」
ミサイル!? 対戦車ミサイルなのかとマーサは沈痛な面もちになった。ローウェルが真っ先にその怪物が倒された類の事を報告してないので対戦車兵器で倒せなかった事になる。ニュージャージーのショッピングセンター駐車場の有り様から、彼女は特殊部隊デルタの指揮官に尋ねた事が現実化されようとしていた。
戦場で対戦車兵器が効果のないときどうするのか────。
報告を聞きながらマーサは管理事務所を回り込みローウェルが彼女らを迎えに乗ってきたNSAのダッジ・デュランゴの助手席に乗り込むと、ダニエル・キース達3人もヘリから下り追いついてきた。直後運転席に乗り込んだ即応課副主任がなおもだめ押しをしてきた。
「ヘレナ・フォーチュン、メレディス・アップルトン、ヴェロニカ・ダーシーらが乗り捨てた車輌をその怪物の第1目撃現場近くで見つけました。イグニッション・キーが根元から折られており、彼女らが事態に巻き込まれたのは明白ですが、現場交差点一帯には多数の5.56ミリカートリッジが落ちており、警官のM4A1などのアサルトライフルに怪物が負傷してなお決定的な攻撃手段とならず暴れまわっていると思われますし、交差点そばのATMコーナーに多数7.62ミリカートリッジが落ちてる事からヘレナ・フォーチュンらも攻撃に加担してると思われます」
マーサは視線を下げ自分の抱くSG751SPRーLBを強く抱きしめヘレナ達が無事である事を祈り、ジムに気になった事を即座に尋ねた。
「第1現場!? なら、後の現場は?」
「はい、第2現場は一本西の通りナッソー・ストリート1ブロック南側の連邦準備銀行周囲です。そこでは負傷者は少なく怪物に追い立てられる黒い戦闘服を着たプラチナブロンドの兵士が爆発物を使い──」
俯いたマーサは瞳を丸くし顎を上げた。
やっぱりあの女指揮官が食い止めようと苦闘している! 去年あのふ頭で見た特殊部隊が動いている。その事がマーサを大いに勇気づけた。
「連邦準備銀行の北西交差点近くに怪物の死骸と思われる僅かな残骸があり現在我が局でその死骸を確保し警察を含めどこの他局にも渡してはいないのですが────」
怪物が倒された!? 倒してしまった!? あの特殊部隊が征伐に成功したのだろうか? だが即応課副主任が歯切れの悪い言い方をしている事に事態が沈静化してないとマーサは即断した。
「まだ騒動が収まってないのね」
「はい、先ほどヘリが到着した時に今度はサブウェイで問題が発生したようで、警察の無線傍受から場所は丁度フルトンストリート133番地地下辺りです。現在6人の部下を差し向けています」
「向かいなさい! 至急現場へ!」
そうローウェルに命じた直後、マーサは急発進したデュランゴに揺さぶられ半身振り返り横目で後席に座るララ・ヘンドリックスへ大声で尋ねた。
「ララ! あなたのアサルトライフルに付けたGL75410グレネードランチャーの弾薬は幾つあるの!?」
「えっ!? 12発ありますが、街中では──」
どうやってそんなに身につけているのだとマーサは眉根を寄せたが肝心な事は別だった。
「構わない。撃てと私が命じたら手間取らずに使える!? 使えないならダニエルのライフルと交換! 弾薬も彼に──」
「使えますとも!! 装填もマガジン交換並みに!!」
こいつ隠れて非合法品を練習してたなとマーサは苦笑いを浮かべ身体を戻すとフロントウインド越しにSSバイアダクトの河川沿いハイウェイ高架下の単車線を路側帯を使い巧みに遅い一般車を躱し飛ばすジムの運転を意識しながら、地下鉄構内なら怪物の逃げ道も少ないだろうが、こちらも遮蔽物の少ない状況で対応しなければならないと危機感をつのらせた。
あのプラチナブロンドの指揮官と彼女の特殊部隊を信じていないわけではないが、ジャージーのショッピングセンターで彼女らは一度あの怪物を逃しているのだ。
早くデルタフォースが来てくれと、彼女はアサルトライフルを強く抱きしめた。
フルトンストリート133番地に到着したのはヘリから下りて10分も経っていなかった。
133番地にはフルトン・ストリート駅のメインハブがある。
フルトン・ストリート駅は三つ叉のフォークの形状をした2ブロックにまたがる4つの路線が離れて交差するとても大きな人が混み合う駅だった。ナッソー・ストリートとの交差点の133番地地下にフルトン・ストリート駅の中心部があり南北J・Z番線と東西8番線が交差して階層違いの十字のプラットフォームがある。下りてゆく階段は幾つもあったが、ローウェルが警察無線の通信傍受の報せを受けた内容から、駅ホームで事案進行しているのでなく東西線の8番線急行ラインのAか各駅停車ラインのCのいずれかホームから離れた場所で恐らくは8番線の急行ラインだとマーサは思った。
現場へ下りて行くのにもっとも近いのはナッソー・ストリート交差点東角のCVSドラッグストア横にある階段だとマーサはその交差点ヴィジュアルを思い出し即座に判断した。
ドラッグストアへ横付けするようにデュランゴが停車すると真っ先にマーサが車から降り立った。彼女のボディアーマーと手にするアサルトライフルを眼にして急激に人の流れが遠ざかった。
彼女がドラッグストアの角に行き交差点東西南北を見渡したが、まだ警察車輌は1台も来ておらず、恐らくウィリアムストリート123番地交差点と連邦準備銀行周辺の騒動に市警は振り回されているのだろうとマーサは考えた。
多数の人がわめき駆ける足音にマーサが振り向くとドラッグストア横の歩道にあるサブウェイの階段から十数人の男女が逃げだしてきた。
「降ります! 全員ついて来なさい!」
マーサが鋭く命じると即応課主任のダニエル・キースがSG751SPRーLBのストックを肩付けし構え上げ彼女の横を駆け抜け先頭に立ち階段を下り始め彼女がその後ろを進み、直後にララ、ローウェル、若手のイーサンが同じ歩調で下り始めた。
下りてゆく最中にも何人もの避難する人とすれ違いながらマーサは鼻をつく匂いがオゾンだと気づいた。
火災が起きている可能性もあったが、単なる車両事故で線路の高圧線がショートしてるだけかもしれなかった。
アサルトライフルに取り付けたイオテックHHSⅢ518.2の7.2度の光学視野に赤く浮かび出たサークルに一瞬意識を振り向けた。
外周に十字の突き出たサークルは68MOA(:100yard先の71.22in(:約180㎝))。中央に赤く小さな1MOA(:100yard先の1.05in(:約2.66㎝))ダットがあり、その下にも離れた同じ赤いダットがある。クォーター・ターゲットから距離に応じて使い分け、7.62ミリ軍用弾だと中央は40から160ヤード、下のダットは380ヤード。リング外周下部で6ヤードのマンターゲットにヒットする。ミドルレンジとロングレンジにはサイト手前に付けた可倒式ブラケットに載ったG33.STS拡大鏡を立て2連でターゲットを拡大しサイティングする。
去年の核テロ以来、強く意識しできるだけ時間に都合をつけ射撃の訓練は受けていた。危機感というよりもあのOWTCビル屋上からエンパイアビルのエレベーター室にあった核弾頭を撃ち抜いた技術に一歩でも近づきたいと心の隅に確固たる思いがあった。
2.8マイル(:約4.5㎞)というとんでもない距離を雪降る夜間にどうやって照準したのかいまだに理解不能で、軍人にあう都度その可能性を尋ねたが、不可能だという答え以外を聞いた事がなかった。
だがそのスナイパーは数十発の50口径弾を1点だけに穿ち続け、開いた2分の1インチの穴を通し核弾頭のコア外殻の合成爆薬を破壊していた。
それだけの技量が自分にあればテロリストを圧倒できるのに!
キースの後に続き広い通路を曲がり見えてきた自動改札の端に駅職員のブースがありガラスの向こうでその黒人女性職員はホームから逃げてくる人々におろおろとしていた。
「支局長! 改札を飛び越えましょう! あの職員は我々の装備から対処しに来たと理解します」
キースに言われ一瞬だがマーサは騒ぎが大きくなるのではと不安になったが、彼に続いて改札機を飛び越えホームへ走った。人のいない下りエスカレーターを駆け下りると島式のホームが見えてきた。
キースが立ち止まると他の皆も辺りに立ち止まった。長いホームには逃げ遅れた人が数人いるだけで大勢が何に触発され逃げたのか確認できず、マーサはサヴウェイの西なのか東なのか判断だつきかねた。
彼女が顔を西側へ振り向けた時、暗いトンネルの先から爆轟が聞こえ真っ先にキースがアサルトライフルを振り向けその方へ小走りに駆け始め、マーサも同じようにライフルストックを肩付けしたまま走りだした。
この奥にあの百足に見えた化け物がいるとマーサは覚悟した。だが爆発物を使ったのは怪物ではない。あのプラチナブロンドの女兵士がそこにいると確信し彼女は駆ける足に力を込めた。
ホームから路線に飛び降りようとしたキースにマーサは警告した。
「内側の軌道は踏まないで! 高圧の電気が流れてる!」
男らが楽々と高いホームの縁から飛び下りてしまったが、マーサとララは這い下りて西側へ走る最後尾になった。
トンネルはかなり離れた距離にしか蛍光灯がなく、暗がりを足元に気を配り走るペースが皆遅くなった。
「主任、トンネル内でグレネード使ったら天井落ちて生き埋めになりませんか!?」
ライフル・スリングの金具をガチャガチャいわせ走るララがとんでもない心配を口にした。
「ならないわよ! 電車が脱線しても落ちない強度があるから。ララ! あなた私が命じるまで先走ってグレネード撃ち込まないように! 負傷者が出たら弁護士つけないから」
「そんなぁ、先手必勝ですよ。百足野郎に咬まれたくないですからぁ」
敵がただの百足なら何の心配もしていない。触って腫れ上がるのが関の山だ。だが監視カメラの記録映像を見た限りでも、あの大型冷蔵庫よりも大きな図体で四つ足の肉食獣よりも速く動いていた。
咄嗟に判断しララがグレネードを撃ち込んでくれるのを期待してしまう。でないとあのショッピングセンターの警察官のように自分達全員も首を喰い千切られるだろう。
この心臓を押さえつけられる様な気持ちをあのプラチナブロンドの女指揮官も感じていながらに部下でなく自らが前線に赴く理由を知りたい。私のように部下を庇い前に立つのだろうか、とマーサは思い最後に──軍人なら指揮官失格だわ、と切り捨てた。
仄かな明かりが暗闇の先に傾いた地下鉄車輌の輪郭を浮かび上がらせ、下部にショートの青白い火花が踊り続けている。
先頭を歩く軍特殊部隊出身者のダニエル・キースが握り拳で左腕を振り上げた。
直後を歩いていたジムとイーサンがすぐに立ち止まり続けてマーサが立ち止まると背中にララがぶつかり慌てて離れた。
暗闇での距離は判別し辛かったが、マーサはおおよそ80ヤードだと判断した。
火花以外に動くものがないのに、キースがベテランの勘で警戒している。
むせかえるようなオゾン臭でマーサは気持ちが悪くなりそうだった。
いきなり爆轟が聞こえてマーサは反射的にトリガー・ガードに乗せた人さし指をひくつかせた。
闇の中の車輌の真上のトンネル天井から僅かな光が差し込んで土埃が舞っているのが闇に慣れて遠目でもわかった。
何が起きたのだろうか?
爆発物の破裂ではなかった。空気の押し寄せる波が弱すぎた。
キースが歩き出そうとしてすぐにまた足を止め全員が動かずに闇に溶け込んだままでいた。少し間をおいて潰れている車輌前部の出入り口に動くものが見えてマーサの緊張が一気に高まった。この距離をあの怪物は何秒で走り抜けるだろうか。4秒かからないと彼女は思った。
金属の軋む音と共に何かが動く気配がし、気配が消えると遠くから銃声が一発響いてきた。
「調べに生きましょう」
マーサは前に立つ3人の男らに小声で命じると、横を駆け抜け先頭を歩き始めた。指揮官失格だと思いながら電車に近づくとその前面の壊れ方に驚いた。だが爆薬の破裂で壊れたとは思えなかった。めくれ変形した金属のどこにも煤などついておらず、暗いせいで見えないのかと眼を凝らしたが車内からの僅かな明かりで見える電車正面の連結通路出入り口は金属の地肌が光っている。
マーサはキースが止めようと肘をつかんだのを振り切り、アサルトライフルをスリングで胸の前に下げ出入り口両脇にある形の曲がったパイプ手すりをつかみ連結部を踏み一気に運転席横へ入り込んだ。
すぐに狭い運転室でライフルを構え、割れたガラス越しに銃口を向け車内を覗き込んだ。
1輌めは相当激しく衝撃が加わったと見えて天井蛍光灯の殆どが消えており僅か数本が明滅している。倒れている数人の遺体を見て五体に欠損がなく単なる事故だと思いかけた。だがその車輌奥に倒れている3人の遺体に頭部が見えない事に、マーサはやはりあの怪物が事故原因だったのだと緊張した。
壊れた出入り口から客室に踏み込んでマーサは滑りそうになり慌てて足元を見下ろした。
影だと思ったものがぬりと広がる。
オイル!? いいや────違う!
血溜まりだわ!
近い遺体2体からその影に見える血が流れてきている事に気づき車輌が前へ傾いているのだとマーサはやっと理解した。遺体はどれも損害がひどく一目で生きてはいない事がわかった。
連結通路へ近づくと奥の車輌からすすり泣きが微かに聞こえ銃口を向けながら連結通路を渡ろうと壊れずれた鉄板に足を乗せた瞬間、繋がる先の鉄板がずれ落ち大きな音にマーサは飛び退いた。
2輌めの奥のドア前に8人あまりの人が寄り添って座り込んでいた。マーサがアサルトライフルを構えたまま車輌に入り込むと皆が怯えた眼差しで彼女を見つめた。
「国家安全保障局のものです。怪我をされている方はみえますか?」
声をかけながらこの車輌も酷い有り様だとマーサは思った。幾つもの遺体があちこちに倒れており、連結通路から出たそばの遺体はもう遺体と呼べない身体の一部しか残っていない。
声をかけても生存者達はじっとマーサを見つめ続けている。後ろからキースとジムが入ってきても奥の人々は眼を離そうとしない。まるで私らが襲いかかるのを警戒してる眼差しだとマーサは感じた。
「主任、彼らはショック状態です。怪我人がいなければ救護班が来るまでそのままにしておきましょう」
マーサの耳元でキースがそう囁いた。
「マーサ! トンネルの壁にドアがあって奥に梯子が!」
1輌めからララが素っ頓狂な声で報告すると生存者の中の女性2人が小さく悲鳴を漏らした。
ジムがガラス越しにその出入り口を確認してる間、キースは天井を見回してるのでマーサも気になり視線を上げた。不規則な小さな穴が幾つもある。だがもっとも奇異なのは中央に開いた人が余裕で抜けられそうな穴だった。幾つもの不規則な小さな穴が弾痕だろうかとマーサが思っているとキースが説明した。
「誰かここで手榴弾を数回使っています。1個や2個じゃない」
それはおかしいとマーサは即座に気づいた。奥の生存者まで15ヤードほどしかない。彼ら全員が負傷してないというのが納得出来ずに大きな穴を覗き込んだ。続く暗闇の先に明かりが見えている。人工の光でなく陽ざしだと思った。
「これも手榴弾のせい?」
マーサがキースに尋ねると彼が否定した。
「いいや、こんな長い坑は無理です。まるで貫通爆弾が落ちて開いたようだ」
マーサは考えたくなかったが、何者かと抗戦したあの怪物がこの穴を穿ち地上へ逃げたのかもしれないと推測した。だが生き物にこの穴があけられるのだろうか。ジャージーのショッピングセンター食品売り場の天井にも大きな穴が開いており、周囲には小さな穴が沢山あったのをマーサは思いだした。
どうやらあの怪物は急場を凌ぐのに上を穿って逃げるのかもしれない。
「怪物と戦っている連中が穴から地上に出た怪物を追って梯子を登って行ったんだわ。私達も追いましょう」
そう命じて踵を返し歩いてきた方へ戻り始めたマーサの後ろでキースがどこにも弾痕が見当たらない事に気づいた。
戦っている奴らが怪物と白兵戦を繰り広げたのを想像し、それが1つの可能性に結実した。
この生存者達を護るのに銃器を使わなかったんだ。
だがなぜ手榴弾を使ったのか!?
ところどころの床や側面に蛍光色の緑の液体が跳ねているのを見てキースは顔を強ばらせた。
連中、怪物と互角以上にやり合えるのか!?
☆付録解説☆
1【EOTech HHSⅢ518.2 Dot Sight + G33.STS】(:イオテック光学複合照準器)EoTech社の軍や法執行部隊の使用に耐えうる堅牢さと周囲警戒視野を確保したまま素早い照準ができるライフル系光学サイトの一種です。
基準となる各DotのZero-ining照準は5.56mm M193 Military Bollを基準とすれば覚えやすい数値です。Ring Underが7yard、Center Dotが50 or 200 yard、Under dotが500yardとなります。
7.62mm M80A1となると弾道特性がより低伸性を持ちSight Rangeが作中の様に異なってきます。Middle RangeからLong RangeはDot Sight後部に拡大鏡を引き起こしタンデムで照準します。
このModelは2019年仕様ですので作中2018後期にはまだReleaseされていませんでしたが、あえて旧型を出さずMilitary Fictionとしての面白みを鑑み登場させています。




