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異世界転生担当係のオムニバス  作者: にゃーちゃん
1/3

1 悲鳴

神話とか有名な作品とか参考にさせていただいております。

ネタカブリ怖い病ですがぽつぽつと書いてみます。

不知のためネタカブリしたら申し訳御座いません。

元ネタがあってリスペクトさせて戴くことも御座います。

拙いネタですが御一読戴けると幸いです。

転生。

生きてきた魂が、生まれ変わる概念。

別の世界に転生させることもある。

魂だとか心だとか、情報媒体を取り替えてデータをぶちこむシミュレーションでもある。


女神、という設定で転生ガイドを勤めている女性型オペレーターは、【ガイア型システム宙域消失にかかる転生保全事務について】と題された通達に目を通して悲鳴を上げた。

内容は恐ろしくて見ていない。怖くて見れない。通達の署名は所属の最上位階だ。末端オペレーターの自分に宛てて、直接発せられた緊急通達が、タイトルの生々しさを浮かび上がらせる。

ガイア型システム…オペレーターが担当している文明圏--居住者たちはラニアケア銀河団と称していたか--が消失したとなれば、所属部署が手がけているプロジェクトのほぼすべてを失う。今まで掛けた手間暇が全て手戻りしてしまう恐怖にオペレーターは襲われた。

通達は自分のみに宛てられている。自分の仕事は転生による魂の転写、いわゆるバックアップだ。まさか全てのデータ体を異世界にバックアップするなどの話ではないだろうか。

いや待てよと、最上位階だけどこの署名はオペレーターが所属している部署を統括している長だった。普段からおちゃめというか適当なところがあって、ユーモアにあふれている、そんな方だったはずだ。

通達のデータ量も非常に少ないのが見て取れる。

このデータ量では恐らく、複号したら本文は1文かそこらだろう。

心を落ち着けたオペレーターが通達を開き、何十回と読み返し、深呼吸してから悲鳴を上げた。


通達


ガイア型システム宙域消失にかかる転生保全事務について


本文


めんごめんご! バックアップよろしく!


未消化ネタキーワード

ラニアケア銀河団

超銀河団との区分

宇宙cpuの自己冷却と耐用年数

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