アウトレットモールと中型級宇宙船 設計イメージ完了 30
とある家族の女子高生 と AI
宇宙ステーションの日常を描いた物語
「しゅっぱーつしんこー!」
朝からテンション高く声を上げたのは、ゆきな。時計はすでに10時を過ぎていた。
「お母さん遅いのよ」
「えー、女は時間がかかるのよ」
「でもゆきなお姉ちゃんは早いじゃない」
「ものが違うのよ。あたしの血で質がいいの」
そのやりとりに、家族みんなで大笑い。
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アウトレットモールへ向かう車の中、窓の外には海が広がっていた。駐車場は案の定の混雑ぶりで、並ぶ車の列の横では、小さな子どもたちがカニ釣りに夢中になっていた。
「平和だなぁ…」
まずは主要スポーツショップを巡っていく。結局みんな、靴は買わずに一番人気の店舗に集まった。
「やっぱりここ来ちゃうよね」
「うん、最近の運動靴はやっぱりアー⭕️ーが一番いいかも」
「丈夫だし歩きやすいし」
気がつけば、家族の足元には全員そのブランドの靴が。
「エレナ、どの色がいいの?」
「お姉ちゃんはスカイブルーって感じがしますね」
「当たり。エレナは淡いピンクなんかどう?」
「……わっ、この靴可愛い!」
洋服屋も覗いて、「ラルフかわいい!」「でも高校生には高いからやめとこうか……」と悩む姿もまた微笑ましい。
「ほら、私が着てるのもフリマよ。エレナのもね」とゆきなが言えば、エレナもにっこり。
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たっぷり買い物した帰り道、お腹の虫が鳴きはじめた。
「今日のお昼、何にするー?」
フードコートに到着。
「私はカレー!」
「私もー」
「つけ麺いってきまーす」弟が手を振る。
女子チームはカレーに決定。
「何が美味しいの?」
「ほうれん草とキーマの辛口、最高よ」
「じゃあ、私もそれで!」とエレナ。
「もちろんナンよ♪」とゆきな。
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帰宅してのんびり……のはずが、待っていたのは大掃除!
「食べたら帰って大掃除よーーーーー!」
みんな一瞬静まり返る。
こっそりゆきながエレナに囁く。
「エレナ、私の部屋、転送片付けお願い」
「えー、お姉ちゃんずるい」
「ゴミは袋にまとめておいてね」
「完了しました。玄関も?」
「そこはエレナがやったことにしていいわ」
「了解、完了しました」
帰宅後、玄関のきれいさに母が目を細める。
「エレナがやってくれたのよ」
「ありがとう、えれな〜」と頭をくしゃくしゃ。
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いよいよ恒例、母の大検診が始まる。
「まずは弟の部屋。うわ、ガン〇ムだらけ! 全部片付けないと捨てます!」
「やめてー!」
寝室もぐちゃぐちゃ。
「ここも2人で片付けましょう」
そしてゆきなとエレナの部屋。
「……えっ、なんでこんなに綺麗なの!?」
「今年の私は違うのよ。妹もできたし!」
「どうせエレナちゃんがやったんでしょ?」
「……その件に関してはノーコメントです」
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部屋分担が決まる。
ゆきなとエレナはリビング、息子は自室。母は風呂と洗濯室と父と寝室と廊下。
「目標、3時間後ね!」
リビングではエレナが一瞬で転送整理を進める。
「ゴミは左袋、不明なものは右袋に入っています」
「うわ、これ私の赤ちゃんのミトン……懐かしい!」
「水筒、どこにあったの?」
「テレビ台の中にございました」
「使えるわね。はい、あげる」
「ありがとうございます♪」
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「艦長、秘密基地の構築は進行中です。中型40m級の設計を開始しました」
「小型機は外に一台つけて」
「了解。速度重視で逃走対応型に」
「救助もできるようにお願い。あ、物理弾も少し載せたいな。ミサイルもね」
「了解しました」
「居住区は10名分。ブリッジにはお茶コーナーと掘りごたつも」
「自動航行中、エレナが予備処理できる?」
「可能です」
設計完了。TVに図面が表示される。
「おおお……素晴らしい。じゃあ建造、ステーションで開始して」
「はい、楽しみですね♪」
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そして掃除も完了。
母がリビングを見渡してつぶやく。
「懐かしいわねえ、あのミトン……大きくなったわね」
年末のあたたかな午後、家族は笑い合いながら、静かに年の瀬を迎えていた。
片付けもひと段落し、リビングでほっと一息。
「ふぅ、今日はのんびりできそうだね〜」と、ゆきながソファに沈み込んだ、その時だった。
――リリリリ…♪
「ん? 電話?」
スマホの画面には、工事関係でお世話になっている“おじちゃん”の名が表示されていた。
「はい、ゆきなです」
『ああ、今いいか? あのな、例の図面、修正ほとんどなかったんだが、見積ができてな。年始に持ち越すのもなんだし、説明がてら今から行ってもいいか?』
「もちろん、お待ちしてます! どれくらいで来れます?」
『30分くらいかな』
「了解です!」
電話を切ったゆきなは、リビングに声を響かせた。
「おとーさーん! おかあーさーん! おじちゃんくるってーーー!」
「あら、何の件かしら……まあいいわ、私は片付け続けるから、お父さんだけ玄関で迎えてくれる?」
「了解〜。エレナ、コーヒー準備お願い!」
「はーい。ドリップで淹れますね〜♪」
ちょうど時間通りに、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。出迎えると、おじちゃんが設計士さんと二人で立っていた。
「こんにちは、おじちゃん。年末にありがとうございます」
「いやいや、頼まれたことだからな。早めに終わらせたくてな。あと、ちょっと驚いたこともあって…」
リビングのテーブルに設計図を広げると、おじちゃんは感心したように言った。
「この図面、ほぼ修正なしだよ。初めてでここまで完成度の高い図面、なかなか見ないぞ」
やっとお正月! 宇宙船の制作も始まりました。
秘密基地完成までも行きたい気もする頑張りたいので・ 多分ガンバリマス・・
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ゆきなとえれなの ほんわか 日常を楽しんでいただければ幸いです。




