確かな手応えと新しいお友達 107
とある家族の女子高生 と AI
宇宙ステーションの日常を描いた物語
(壮大な作戦開始まであと1話)
『勝負のダブルス、笑顔の午後』
試合の中盤。
いよいよ、ダブルス戦が始まる。
ダブルス1:ゆきな&えれな
ダブルス2:部長&浦川さん
相手はなんと――
全国No.2とNo.4のペア!
「ちょっと強すぎるんじゃない?」
「うわぁ、胸がバクバクするぅ…!」
だが――その前に。
⸻
昼食タイムは、友情育む魔法の時間
「その前にお昼にしましょう!」
校内のとあるドアには「ペントハウスラウンジ」の文字。
案内された先には――
おしゃれなガラス張りのラウンジ。
街並みを一望できるテラス。
そして、そこには並べられた美味しそうなごちそう。
・ふわふわサンドイッチ
・あたたかいコンソメスープ
・季節のフルーツとお菓子たち
「わぁ〜〜っ!」
「景色、きれい〜!」
外の風に吹かれながら、わいわいガヤガヤ。
二校の選手たちは自然と打ち解けていく。
さちこさん、良子ちゃん、ゆきちゃん、けいこちゃん。
LINE交換も済ませ、チャットグループが爆誕。
ご飯が終わる頃には――
もうすっかり仲良し。
⸻
いざ、勝負へ!ダブルスの真剣勝負
「シングルスでは負けたけど……ダブルス1は、姉妹の力を見せてあげるわ!」と、ゆきな。
「ふふっ、やる気満々ね」と佐々〇コーチ。
けいこさんも負けじと前に立つ。
「何言ってるの、これでもダブルスは全国ベスト16よ。負けないわよ?」
「それじゃ……さぁ、2戦目、行こうか!」
⸻
ゆきな&エレナペア、始動!
「えれな」
「はい、お姉様?」
「勝ちたいわね」
「勝ちたいです!」
「……サーブ、取れたわね。今日は運も味方かも」
「珍しいですね。強打、行きます?」
「うん、コースは犠牲にしても、一発で崩したい」
「じゃあ、私、前に出ますね」
「任せたわ」
審判台には佐々〇コーチ。
「プレイ!」
高くトスを上げるゆきな。
前には思いっきり飛んだ、綺麗な流れるようなフォーム。
「いくわよ――」
バシィン!
完璧なタイミング、ノータッチエース!
「えっ!?」「速っ!」
相手チーム、ざわつく。
「ふふ……」ゆきなの笑顔に、佐々〇コーチも笑う。
(珍しいな……いつも冷静なのに、今日はちょっと楽しんでる)
2球目――今度は相手が後ろに構える。
が、手前に沈むスライスサーブ。
走る……が、ギリギリ届いたところで
すぐさまエレナが前でボレー!
「サーティラブ!」
悩む相手に、次も強打。
抜けた――
「フォーティラブ!」
そしてラリーに入る。
――そのとき。
高く舞い上がったボール。
ゆきなが一歩踏み込み――
振り抜いた。
バシンッ
ボールが放つ、まるで羽が生えたような軌道。
「……綺麗……」
誰もが見惚れたその一撃。
「ゲーム!」
試合はそのまま、6-3で勝利。
⸻
ゆきな&エレナペア、見事
✨**二勝達成!**✨
逆に、部長&浦川さんペアは2敗だったけれど楽しそうに試合は内容はベスト!――
佐々〇コーチが言った。
「よくやったわよっ!」
がしがしと、ゆきなとえれなの頭をぐしゃぐしゃに撫でる。
「あなたたち、全国でも通用するわ。
技術だけじゃなく、“流れを読む力”があるもの」
⸻
試合後のごほうび、そして帰路へ
「いい練習試合でした」
「今度、合宿もぜひ!」
「行きます行きますっ!!」
みんなで笑って、名残惜しく手を振る。
帰り道――
「今日はコーチのおごりよー!」
「やったー! スイーツー!!」
駅前のパティスリーで、
・フルーツタルト
・チーズケーキ
・いちごパフェ
甘い幸せに包まれた後――
帰りの電車では、4人ともぐっすり爆睡。
心地よい疲れと満足に包まれながら、電車の揺れに身を委ねる。
それは、テニスでつながる最高の一日だった。
「ほら、みんな降りるわよ」
電車のアナウンスに合わせて、四人はのんびりと立ち上がった。夕暮れの光がホームに差し込んで、試合の余韻に包まれた空気が心地よい。
最寄り駅に着いた彼女たちは、テニスバッグを肩にかけ、駅前の小道を歩き出す。ユニフォームの上に羽織ったカーディガンがそよ風に揺れて、汗もすっかり引き、顔色も晴れやかだ。道の両脇には春の草花が揺れ、どこかほっとする匂いが漂っていた。
高校のテニスコートへ向かう途中、後輩たちも後ろで笑顔を見せていた。あれだけ打ち合って疲れているはずなのに、みんな満足げな顔立ちをしている。今日の練習試合がどれだけ充実していたか、その表情だけでわかるようだった。
コートに着くと、自然と拍手が起き、ゆきなは声を張り上げた。
「いい練習試合だったわね。では解散!」
後輩たちは一斉に「ありがとうございました!」と頭を下げる。
「浅香先生も、今日はいろいろありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ楽しかったわ♪」
笑顔で手を振る浅香先生に、みんなも「またお願いします!」と声をかける。
夕方の校舎に戻ると、空は茜色に染まり、風も柔らかい。コートに残るボールの音や笑い声が遠くへと薄れていくなか、「ああ、今日も良い一日だったな」と心の中で誰もが思っていた。
『静かなる準備、そして星は動き出す』
翌週。
テニス部の朝練はさらににぎやかになっていた。
「さちこさーん!」「おはよう〜!」
先週の練習試合で仲良くなった子たちが見学に来たり、一緒に練習したり。
チャットグループはすでにスタンプでいっぱい。
まるで全国が身近になったかのようだった。
理科部では――
「これが、夏合宿の予定表です!」
みすずが元気に配布する。
「すごい、完璧ね……これはよくできてるわ」
その資料を手にしたゆきな、隣のえれなに小声で。
「……ねええれな。途中から“本当の宇宙船”にしちゃおうかしら」
「いいですね……では少しだけ“トラブル要素”も考えておきます」
2人の目がキラリと光る。
どこかでワープの音が聞こえた気がした。
練習試合も総体にむけて進んでいきます!
★評価・★ブックマーク・★アクションをお願いします!




