翔平の魂を取りそこなったアクマ、日本まで飛ばされる
天使に打たれたアンナは、ホームランボールのように天高く飛んでいきましたが、その飛距離は凄まじく、アメリカ大陸から海を渡り、日本列島へと飛んでいったのです。大陸間弾道ミサイルと変わらない凄さです。さすが天使です。東京にある市民球場まで飛ばされたアンナは、お尻から着地すると、10回ほどバウンドしてピッチャーマウンドのあたりで止まりました。
「痛たたた」
と、お尻を押さえながらアンナは立ち上がりました。体がバラバラにならない丈夫さは、さすがアクマです。時差の関係で昼の3時すぎの球場でしたが、試合をしていないので誰一人いませんでした。
「女の子のお尻をバットでぶつなんて、人間の世界なら大問題なんだからね! チビ天使め!」
と悪態をついています。
「あ─畜生! 私の魂を天使の奴らが横取りしやがった! メフィストおじさんの言ってた通りだわ!」
親戚のメフィストフェレスが、昔、人間の魂を手に入れる寸前で、天使に邪魔された話をよくしていたのです。
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