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無力感の翔平、文科省に物申す

塾に通っていることを前提にして、授業についていけない生徒を見捨て続ける一斉指導は、今この瞬間にでもやめるべきです。1970年代に民間の塾では、プリント学習による個別指導を実現していたのに、それを謙虚に導入しなかったのは、文科省の犯罪的怠慢でしょう。導入していれば、50年前から「おちこぼれ」は存在していなかったのです。


底辺校は、中学校まで見捨てられた生徒がつどう場所なので、れた生徒同士のケンカや、ひきこもり経験のあるおとなしい生徒へのいじめなどが続出し、教師はその対応に振り回されます。教師に対しての暴言や暴力も多発し、その事で心がみ、休職する教師はいくらでもいます。翔平自身も生徒にめられないため、強い口調で話すこともしばしばです。「生徒の人権」だけでなく、「教師の人権」もないのが、日本の教育システムなのです。


いじめ事件が起きれば、教育委員会の人間や校長が記者会見を開いて、世間のバッシングを受けますが、地方分権を理由に教育委員会に責任を押しつけているだけで、実質的な権力者であり責任者である文科省が、本来は記者会見を開くべきです。その席でおかざりにすぎなくてもトップである文科大臣と、実質トップである文科省事務次官がバッシングを受けるべきなのです。そうすると自分の評価を下げて選挙に落ちたくない大臣と、クビになりたくない事務次官は、一般社会で暴力事件に対応するのと同じことをするでしょう。学校内に警察官を巡回させ、防犯カメラを設置するのです。加害者生徒は逮捕され、慰謝料が請求されます。こうして被害者生徒が守られるのです。今までこうしてこなかった方が異常なのです。


《参考文献「文部科学省」(青木栄一)、「同調圧力」(前川喜平、他2名)》

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