中学生の翔平、新聞配達をする
中学生になると、翔平は新聞配達を始めました。自分で稼いだお金で、ゲームや文房具や服を買いました。家族の中で男は自分一人なので、もっと稼げるようになって、家族を楽にさせたいとよく考えていました。
自転車で配っている翔平は、バイクで配っている大人より部数が少ないので、稼げるお金も少ないのでした。16才にならないと、バイクに乗れないことがとても不満でした。もっと働いて稼ぎたいのに、世の中のルールはなぜそれをジャマするんだろう? そもそも法律で、15才までは働いてはいけないことになっているので、新聞配達をしていることすら大目に見てもらっているぐらいでした。なぜ働いてはいけないんだろう? 日本が石油が豊富に出る国で、その莫大な収入で国民が働かなくても暮らしていける国なら理解できます。でも日本は資源のない国で、国民が働かないと国は潰れて亡んでしまうのです。働きたいと思っている翔平のような子供は、むしろ国が褒めてくれて応援してくれてもいいぐらいです。
お読みいただき、ありがとうございました。
ブックマーク、ポイントを入れていただけると幸いです。
よろしくお願いします。




