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生まれ直した翔平、野球部でイヤな思いをする

あるとき翔平は、スポーツも勉強も平均的な才能の持ち主として、生まれ育ちました。

小学生の時は、近所の軟式野球のチームに所属していました。練習は休日の時だけで、上級生にも「ちゃん」けで呼んだりして、和気わきあいあいとした感じが好きでした。平日は周りの友達が塾に通っていたので、それにつられて通っていました。


中学校に入学すると、部活動はなぜか強制的に入れさせられるので、仕方なく野球部に入部しました。入部してすぐに後悔しました。

1才か2才しか違わないのに、上級生は威張いばっているし、敬語けいごを使わないといけなかったからです。練習は平日も休日もあり、休みがありません。朝練まであって、野球漬けの毎日です。プロ野球の選手になれないのに、こんなに練習をさせられるのは納得できませんでした。

しかも1年生は球拾いをさせられ、実践的な練習に参加させてもらえませんでした。髪型を坊主頭にしなければならないのも、意味が分からないのでした。


塾に通いたかったので、平日の3日間ほど練習を休みたいと、顧問こもんの教師にお願いすると、イヤな顔をされましたが、それでも受け入れてもらえたので練習を休むと、なぜか同級生や上級生になぜ休むのかめられるのでした。理由を言っても納得してくれないのです。


やってられないので、3か月ほどで野球部を退部しました。野球部の中では、翔平は1年生の中で最初に退部した根性なしと言われているのでした。


野球の本場、アメリカでは敬語もないし、1年生の時から、実践的な練習に参加できます。髪型だって自由です。そういうことを本を読んで知っていたので、自分をバカにする野球部の連中に対して、《お前らの方こそ、理不尽なルールに従っている、バカなロボット野郎だ》と内心思っています。


《参考文献「学校弁護士」(神内聡)》

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